第六話
雅人さんのベッドに横になると、大好きな雅人さんの匂いが私を包み込んだ。
エアコンを効かせてくれたので部屋はだいぶ涼しい。
家の周囲は田園が広がっているものの、やはりオーディオを大音量で鳴らすので窓は二重サッシにして防音されているらしく、農作業車の音や蝉の声なんかは全く聞こえてこない。
「カーテン閉めるよ」
私の仮住まいの部屋にあるような薄いカーテンではなく分厚いカーテン。
やはり防音性や遮光率を求めた特別なカーテンなのだろう、夏の強い日差しを完全に遮って部屋は暗室のように真っ暗になった。
その真っ暗闇の中、真空管と思われる大きな電球のようなものが、夕焼けを蜂蜜に沈めたような琥珀色で照っていた。
なんだか濃厚に甘そうで、でもとても優しそうな色味。
まぶたを閉じた視界の向こうでも、いつまでもトロッと浮かんでいる私だけの夕日のようだった。
「心愛ちゃん、目を閉じたままでゆっくり深呼吸をしてみようか。
腹式呼吸、お腹の底まで空気を運んであげるように意識して、ゆっくり息を吸って。
そう……ゆっくり」
雅人さんの声もトロッと耳朶に絡んでくるような気がする。
今から何が行われるのか全然わからないけれど、きっと未来の旦那様である雅人さんに逆らうことなんかできずに私はゆっくり息を吸う。
「今度は息を吐くよ……。
息を吸った時よりも、もっともっとゆっくりと。
いいんだよ、たっぷり時間をかけて。
俺を焦らすように、ゆっくりと、お腹の底から全部の空気を吐き出してしまおう」
雅人さんを焦らすように――と言われても、焦れているのは私の方なのに。
エッチな気分になれると言われてベッドに横になったけれど、とっくにエッチな気分になっているんですよと告白してしまいたい気分。
でも、吸って吐いての一呼吸を終えてみると、なんの変哲もない深呼吸なのに、身体の力が心地よく抜けていく感じがあって、それは新鮮な驚きだった。
「もう一度やるよ?
鼻からゆっくり息を吸おうね、ゆっくり、そう……ゆっくり。
吐くときは口から。
ゆっくり、ゆっくり……息を吐く度にリラックスしていこう」
もう一度深呼吸する。
時間を贅沢に使った長い深呼吸。
小学生、中学生と成長していくにつれて、時間が経つのが早くなってしまったような気がする。
でもこうして雅人さんの住む懐かしい田舎町を訪れ、まだ夏休みに入ったばかりであることを思い出すと、幼い頃のように時間が無限に感じられた感覚が蘇ってくるようだった。
たっぷりと時間を掛けて深呼吸する。
粘度の高い蜂蜜がスプーンの先からゆっくりと滴り落ちて、私のお腹の中に入ってくるような感覚。
「すごい……。
私、呼吸しているだけなのに、すごく気分が楽に感じられるの」
「深呼吸するとリラックスできるから。
……心愛ちゃんは新しい学校に入ったばかりで、まだ学校生活に慣れてなくて、とても疲れちゃっているんじゃないかな。
人はストレスを感じると呼吸が浅くなるらしいから。
受験勉強をして、受験本番があって、そして新しい学校生活が始まって……心愛ちゃんはそれが長く続いていたのかもしれないね」
そう言うと雅人さんはベッドで仰向けに寝ている私のお腹の上に手を載せた。
「はぅ……っ」
「俺の手をお腹に載せただけ。
なにも驚かなくていい。
俺の手の重みを感じて。
俺の手の重みを感じながら、またゆっくり深呼吸しよう。
ゆっくり息を吸って、俺の手を持ち上げるように。
そして俺の手の重さに負けないようにゆっくり息を吐いて」
雅人さんに触れられていることを意識すると、せっかく深くなっていた呼吸が突如として浅くなる。
呼吸の深い、浅いとはこういうことなんだなと改めて思いながら、臍の上に載った雅人さんの手の重みを感じる。
重さを感じながら深く呼吸していく。
「よしよし、良い子だ。
深い呼吸を繰り返していこう。
リラックスしていこう。
リラックスするのは……気持ちいいだろう?」
「はい」
「心愛ちゃん、よく聞いて」
「……?」
「もう心愛ちゃんは返事をしなくていい。
俺の言葉をだけを聞いていてくれればいい」
俺の言葉だけを聞けと雅人さんに言われるのは、なんだか心臓が高鳴ってしまう。
あ、ダメだダメだ、また呼吸が浅くなる。
ゆっくり、ゆっくり深呼吸をするんだ。
するとお腹の上に載せられていた雅人さんの手がゆっくりと動き出した。
私の臍を中心にして円を描くように。
右回転。
指の先だけが触れている程度の優しさで、山奥の湖面を歩くかのように。
蜂蜜の瓶をスプーンで掻き混ぜるように。
「不思議な感覚だろう?
続けていくうちに、俺の手に触られている感覚が無くなっていくよ。
お腹を心地よく撫でられている感覚だけになる。
俺の手が溶けて心愛ちゃんの中に消えていく感じ」
何度も臍周りを撫でられるのを往復されると、一度撫でられた感覚の上に次の感覚が塗り重ねられ、どんどん厚みを増していく。
そうしているうちに撫でられている感覚だけになっていき、雅人さんの手の感触が消える。
ふっと消えてしまった瞬間、雅人さんの手が私の中に溶け込んでしまったかのようにも感じる。
溶け込んで来た雅人さんの手はどこへ?
「…………ぅ」
エッチな方向に意識が向いてしまう。
そんなことあり得ないのに、雅人さんに直接、子宮や卵巣を触られている感覚。
雌の本能が声なき声で繁殖欲求を叫んでいる。
思わず背筋に力が入り、下腹部が疼いて堪らない。
「んんっ……!」
「ほぅら、喋っちゃダメだよ」
「で……でも……」
「……まだ、ちょっと難しいかな」
そんなことはない。
雅人さんの手の感覚は確かに消えて、私の中にトロッと溶け込んで来ていた。
不思議な感覚。
初めの感覚。
けれど、そこまでされたなら、もっと……! もっと……! と私は焦れてしまう。
たった一枚の服が私と雅人さんの間に入っているのだって嫌だ。
直接、雅人さんに触って欲しい。
そうするためには、この邪魔な服をどけなくちゃならない……!
「雅人さん……あのぅ」
「ん?」
「直接……お腹撫でて欲しいの……」
私はワンピースの裾をたくし上げた。
小学校六年生の時、雅人さんに性器を見せてあげた時のようにワンピースをめくり上げ、いやその時よりももっとめくり上げて、おへそ周りを露出させる。
「……っ」
雅人さんが息を呑む。
小学校の時とは違って下着を履いてはいるものの、その下着はぐっしょり濡れている。
それを見られて恥ずかしい思いはあるけれど、雅人さんになら見られても構わない。そんな思いも蘇ってくる。
「いいの? 心愛ちゃん」
「……いいです」
「わかった。
でも心愛ちゃん、これからは声を出しちゃダメだよ?
約束だよ」
「……はい」
「よし、良い子だ」
性器を見せたことはお父さんやお母さん達には内緒だよ、秘密だよ、と約束を交わした時のように、私は言葉を発することを禁じられる。
再び雅人さんの手がお腹に載る。
直接、肌と肌が触れあう。
また撫で回されていくうちに雅人さんの手の感覚が消えていき、私の中に溶け込んでくる。
その感覚はさっきよりもずっと強い。
子宮や卵巣が雅人さんに触られて、喜びむせび泣くように愛液が滴る。
すでに下着を見られていると思えば恥じらいが消え、肩幅に開いた両脚の間からエッチな汁が止まらない。
深呼吸を繰り返し、リラックスしているのに身体は発情していた。
雅人さんがすぐ傍にいるというのに、私は恥じらいなく色情に酔っていた。
「真空管も温まったみたいだし、これからが本番だよ、心愛ちゃん」
エッチなところがとろとろに蕩けている私の頭に、何か企てのある雅人さんはヘッドフォンを被せるのだった。
第六話ここまで
第一話
高校デビューに失敗した処女・女子高生はオナニー狂い
第二話
性器の見せ合いっこ。子供の頃のエッチな思い出
第三話
お風呂でオナニー、愛液風呂
第四話
禁断の恋、親戚の兄と近親相姦への期待
第五話
それが近親相姦でも、兄に抱かれて壊れてしまいたい妹
第六話
エッチな気分になれる催眠オナニー・導入催眠
第七話
深い催眠に落ちていく少女
第八話
催眠で興奮したJKは羞恥心だけで潮吹き
第九話
教室で大股開きの露出、放尿
第十話
近親相姦。兄妹の超えてはならない一線
第十一話
剃毛パイパンJK。綺麗なスジまんを凝視される
第十二話
まるでフィストファック。ロリJKに極太ちんこを二本挿し
第十三話
異物挿入と疑似出産
第十四話
クリトリス切除・脳姦の強烈催眠イメージ
第十五話
ロリ女子高生を子宮姦・ウテルスセックスで猛烈中出し、種付け
最終話