第十四話 新しい愛のかたち
「立つのよ! パパ」
「……」
彩美の口調はさほどきつくはなかったが、強烈な痛みでもんどりうっている俺の首輪を引く手の力は全く容赦がなく、俺は悪夢の中にさまよい込んだような気持ちで前かがみになり何とか立ち上がる。情けないが完全に息が上がってしゃべることも出来ず、うつろな涙目を彩美に蹴られた箇所にやった俺は再び衝撃を受けた。
「パパってどMなんでしょ?」
言葉の出ない俺は、そんなことをかわいらしい声で口にする彩美に怯えた視線を送り、首を振って否定した。
ーー彩美の方がどMのはずだぞ。研究所の矯正教育を受けて……
「じゃあ、どうしてチンコを蹴られてそんなに射精するのよ」
俺が受けた衝撃はそれだ。彩美と「親密な関係」になることを期待して、ナニが痛くなるくらい大量に溜め込んでいたザーメンが、股間を蹴り上げられた瞬間激痛と同時に放出されて俺の脚や畳にまで飛散しているのだ。だがそれはショックで失禁したようなものだと思う。断じてエクスタシーを感じたわけではない。
「私、パパのこと大好きだったの。ううん、今でもだ~いすき」
彩美は首輪を引いて立たせた俺に告白した。
「パパがママと別れて、私ホントは嬉しかったの。だって大好きなパパと2人切りで暮らせるんだもの」
俺はジンジン頭に響く痛みと精神的ショックでまとまらない意識の中で、娘の気持ちを納得しながら聞いていた。そうだ。そうでなければ、家では何もせず他の女と密通して妻に愛想を尽かされる俺のような父親に、娘がついて来るわけはなかった。
彩美が首輪を緩めてくれたので、俺はその場に正座した。言われたわけではないが、正座する気分だったのだ。
「中学に入って、私もっとパパのことが好きになった。私が家のことしてあげないと、何にも出来ないんだもん。だから私、パパのためにご飯も作ってあげたし、掃除も洗濯もやってあげたでしょ」
その通りだった。ボンクラな俺のために彩美はまるで妻のように尽くしてくれる、申し分のない良い子だったのだ。
「私ね、パパがえっちな目で私を見てたのも、良くわかってたよ。セーラー服が好きだよね、パパ。それにパパはえっちなだけじゃなくて、ヘンタイなんだ……」
ーーまさか、知ってたのか、彩美……
彩美に「ヘンタイ」と名指しされた俺はドキッとしたが、娘は俺が思っていたよりずっと大人で、何もわかっていなかったのは俺の方だったのだ。
「私の下着や生理用品でよくえっちなことしてたよね、パパ。私、初めは意味わかんなくて、すごくショックなだけだったの……でもだんだんヘンタイな人のことがわかるようになって、パパも私のことが大好きなんだな、と思えるようになった。私ってとてもえっちな子なの。小学校から1人えっち知ってたし、パパが私の下着でシテるんだと思ったら、私もパパのこと考えながら1人えっちしちゃってた……」
「…… 彩美」
ようやく口から出たその言葉は、しゃがれた小声でしかなかった。
「私、パパとえっちしたいな、と思った。でも、そんなことしちゃいけないことだし、パパが私のこんな気持ち知ったらどう思うだろうと考えたら、怖かった。それで、だんだんどうして良いのか、わからなくなって、気が付いたら……」
彩美の声が涙声になり、俺も引きこもりの理由を告白する娘に心を打たれて、再び涙で頬を濡らしていた。
「研究所で、私は自分の本当の気持ちと向き合うことが出来たの。そして自分の気持ちに素直になればいいんだ、って教わった。だから私、パパとえっちする!」
「…… だったら、手錠を外してくれ……」
「ううん、ただのえっちじゃないの。私、パパを奴隷にして、一生一緒に暮らすんだ……」
「な、何をバカな……」
「バカじゃないもん。パパと結婚は出来ないけど、奴隷として死ぬまで飼ったげる。嬉しいでしょ、パパ」
「別に奴隷にならないでも……」
「お黙りなさい!」
再び彩美に首輪を引かれた俺は、無様な丸裸のままヨロヨロと立ち上がった。
「私、研究所で本当の自分の気持ちに向き合うことが出来たの。それはどMでヘンタイなパパをイジめてあげたいってこと……」
「俺はどMなんかじゃないぞ! 勝手なことを言うな!」
「じゃあ、どうして又、そんなに腐れチンポをおっ勃ててるのよ!」
ーーう!……こんなバカな……
ハッとして目線を下にやると、さっき大量に射精したにも関わらず俺のムスコはあっという間に回復を果たし、急角度でツンと勃起していた。研究所の見学で、小学生のももこちゃんに奉仕されて異常な勃起を続けてしまった俺だが、この状態で50歳手前の俺が勃起してしまうなんて、考えられないことだ。
「パパは目覚めてないだけなのよ。女の子の生理なんかに興奮しちゃう男の人は、たいていどMだって研究所で習ったよ」
「パパは違うんだよ、彩美……」
「うるさいいっっ!!」
俺はSM愛好家だが、Mの女性をイジめることに興味があり、愛娘の彩美を同意の上でM女として調教してやるのだと胸を膨らませていたのだ。断じて娘にイジめられたい、などと言う倒錯した被虐願望などありはしない。だが、鋭く言い放った彩美の強烈なパンチをみぞおちの辺りに叩き込まれ、再び激痛で崩れ落ちた俺は、下腹部を抉られるような鋭い痛みと同時に、ゾクゾクと妖しい興奮が全身にこみ上げて来るのをハッキリと感じてしまった。ヤバい。これはヒョットして……
第十四話ここまで
第一話
女子高生の娘の使用済み下着に欲情する父親
第二話
女子高生の経血ナプキンでオナニー
第三話
エロエロな性調教を施された女子高生
第四話
調教済み女子高生のご奉仕フェラ
第五話
女子高生のアナルとおまんこを犯して3P
第六話
女子高生をSM・調教する秘密の性開発研究所
第七話
小学生と中学生の少女にご奉仕されるロリコン親父
第八話
全裸で授業 クリトリス・乳首に電極
第九話
小学生、中学生の生脱ぎ下着
第十話
大人しそうな優等生にディルドゥ二本差しして羞恥プレイ
第十一話
娘をSM調教施設にぶち込むエロ親父
第十二話
美少女の愛娘がSMに目覚めた
第十三話
SM調教によって矯正された娘と近親相姦へ……?
第十四話
女王様(娘)の鞭打ちSMプレイでマゾ属性に目覚めていく親父
第十五話
マゾに目覚める親父、肛門に薬を塗られて野外露出へ
第十六話
娘の奴隷になった父親。親子SMプレイの行方
第十七話
愛しい娘の聖水・黄金水(おしっこ)を飲み干す父親
最終話