第三話 処女少女を車に連れ込み、完全に拉致状態なんだが……
俺の車はスポーツ系のツーリングワゴン。
まさかピンクな展開を織り込み済みで女の子がヒッチハイクしてくる事態なんぞ想定していなかったものだから、カーセックスには不向きな車種だった。
そんなことを後悔しながら女の子を助手席に座らせる。
「わぁぁシートふかふかで座り心地いいね、それにお洒落な感じ」
いざ女の子を助手席シートに沈めてみると、女の子の華奢さが際だった。
ドアを閉め、ロックを掛けると、女の子の香りが車内に漂い始めた。
背伸びして母親の香水を拝借したのだろう、安物の香りではない。悪くはないが、ただ、付ける量が多すぎで香りが少しきつい。
「ね、この車って”ガイシャ”ってやつ?」
「あぁ、外車だ」
「すごーい! 私、初めて乗った!」
「外車なんて凄くないさ。この歳で独身生活してれば、外車買うくらいの貯金は余裕でできる」
「……ふーん、おじさん、”独身”なんだ」
たかだか外車ということだけではしゃいでいた少女から、今度は女が男を値踏みする時のような視線が送られてくるのを俺は横顔に感じていた。
まさか父親と娘ほどの年の差があるだろう少女からこの視線を受けるとは思わなかった。
最近は年の差カップルも珍しく無くなってきているとは言え、それは成人同士での話しだ。
「ね、おじさん」
「なんだ?」
「シートベルト締めないといけないでしょ? でも、ベルトの場所、暗くてわかんない」
国産車だろうが、外国車だろうが、シートベルトの位置に違いはない。
暗くて見えなかろうと、手を伸ばせばベルトを掴めるはずだろうに。
「あぁ……ライト付けてやるよ」
「やぁだ。おじさん、私のシートベルト締めてよ」
「……なんだって俺が」
「いいでしょ? ね?」
「ちっ」
舌打ちを一つ、俺は女の子の肩に片手を添えながら、覆い被さるようにして身を乗り出し、シートベルトを捕まえる。
すぅっとベルトを引き延ばし、バックルにかしゃんと刺し込んでやった。
するとキスできそうなくらいにお互いの顔が近づき、香水ではない女の子特有の匂いが鼻腔をくすぐった。
女の子の目が合うと、その瞳には控えめながらも、なにか期待するような、物欲しそう
色が滲んでいるのだった。
そこへタイミング悪く、向かいの車のヘッドライトが車内を照らしてしまうのだから、俺は我に返って慌てて運転席に戻った。
そのまま落ち着かなくシートベルトを締めると、ギアをDに叩き込む。
ほとんど癖で出発時間を確認するためにデジタル時計に視線を投げる。
午前0時40分――まだまだ夜は長い。
そう思うと、少し心に余裕が生まれた。
なんだか初デートの気まずさを彷彿とさせる車内の空気のまま、とりあえず俺は山陽道を西に走り続けた。
女の子は黙りこくって窓の向こうに視線を向けたままで、俺も何を話したらいいのか解らないでいる。
解らないと言えば、なによりもこの女の子の反応だ。
さきほどの邪魔がなければ俺はこの子とキスを交わしていたに違いなかったし、そのまま全身をまさぐり、行けるところまで行ってしまっていたかもしれない。女の子もそれを拒否するような感じはなかった。
ヒッチハイクの交換条件は身体を、特に女性器を触らせてくれるというものであって、初恋人、初キッス、初デート、初体験……とまだまだ夢見ていそうな年頃の女の子が、そう簡単に唇を許すとは思えなかった。
もしかすると性に奔放な子なのかもしれない。
ノーパンで性器を露出させて俺を誘ってくるほどの女の子なのだから、その可能性だって否定できないのだが……
ではどうしてわざわざ夜行バスを利用し、途中下車して高速道路のサービスエリアなんかを”狩り場”にしているのだ?
性欲を満たすための相手を探すなら、今の時代、いくらでもやりようがあるだろうに。
「ね、おじさん、どこまで行ってくれるの?」
遊園地で次のアトラクションを尋ねてくるような弾む口調の女の子。
性欲任せの女の子なら、ラブホテルと答えておけば喜びそうなものだったが、この子は本当にどこかへ連れてって行って欲しいと思っているようなのだった。
「瀬戸大橋を渡って、四国に入ろうかと思ってる。
四国には行ったことあるか?」
「瀬戸大橋って本州と四国に架かるおっきな橋だよね! 知ってるけど、実際に見たことはなかったの。四国にも行ったことなかったから、すごく楽しみ!」
この喜び方。
目的地のないヒッチハイクではあったけれど、女の子の一番の目的がどこかに連れて行って貰うことだということは疑いようがなかった。
「瀬戸大橋って車を停めて、橋を眺めることできるの?」
「高速道路上だからそれは無理なんだが、橋の途中にサービスエリアがあるんだ。そこで橋を間近から見ることができる、寄っていこう」
「うわー素敵、楽しみ」
「そうか」
「こんな時間に一人で出歩いたりしたのも初めてで、今、すっごくワクワクしてるの。おじさん、本当にありがとう」
女の子の感謝の声には、本当に心から感謝しているという感情が籠もっていた。
きっとこの子は『今いる世界を飛び出して自分の知らない世界に行ってみたい』という青春的な思いに駆られているのだろう。
夜行バスに乗って、そこからヒッチハイクして――
初めて深夜に出歩いた時のような冒険心が、女の子の小さな胸の下の心臓を高鳴らせているのだろう。
そして俺は、光栄にも女の子の初めての大冒険のお供に選ばれたということなのだろう。
もしかしたら月の裏側まで目指した大冒険なのかもしれないが、その道中に、大人の世界に立ち寄れるならば立ち寄りたいという思いも、きっとあるのだろう。
先ほど俺とキスしそうになった時、この子は俺を通して大人の世界を覗こうとしていたと考えれば納得がいく。
ヒッチハイク交渉からそれまでの短い期間で、唇を許すほどに俺に惚れ込んだとは考えられない。それこそ婚期を逃しそうな三十路過ぎの女でもない限り。
「ありがとう、おじさん。
私の身体、触ってもいいんだからね」
そう女の子は言う。
お互いの背景に立ち入らない身体だけの関係と割り切っての買売春なら遠慮することなく女の子の胸や股を触っていたろうし、処女と知っていても穴に指を入れていたろう。
実際に俺は女の子の秘所を見て興奮し、勃起していたのだから、なにを今更と思うのだが、どうにも俺の性的な興奮は立ち消えになってしまっていた。
「いや、身体に触ったりはしないよ」
「……え?」
「君の望み通りに瀬戸大橋や四国、そういった遠くへ連れて行く約束は守るよ。
けれどその代償として君の身体を触ったりするというのは無しだ」
「ちょっと……なに言い出すのよ?」
「君は可愛い女の子なんだから、もっと身体を大切にしなくちゃダメだ。
簡単に身体を売るようなことをしちゃいけないよ」
俺は至極全うな事を諭して聞かせたつもりだった。
だが、女の子は怒気を隠さぬ声音で捲し立てる。
「なんでよ、なんでそんなこと言うの!?
せっかく知らない遠くの場所に行けると思ったのに……
私が子供だから? なんでなにも入らないよって無条件に優しくしてくれるのよっ!
私はちゃんと遠くの場所に行くに見合った代金を支払いたいの。そりゃあお金で払えば一番良いんだろうけど、お金は持ってないんだから、身体で払うしかないじゃない。それなのに代金はいらないって……もう子供扱いしないでっ! 余計なお世話よっ!」
等価交換なんざ掲げた時点で子供の理屈に堕する。
それを言って火に油を注ぐほど子供じゃないので、運転に意識を集中しようと努めた。
「私はちゃんと代金を支払って、その権利を得たいの。
子供だから女の子だからって無条件に何でも与えられるのは、もう嫌なのっ!
こんなんじゃ意味がないわ……。
もう下ろしてよっ! ここで下ろしてっ!」
「無茶を言うなよ」
「おじさんだったら、きっと私を公平に扱ってくれると思ったのに……
ずるいよ、こんなのずるいよ……裏切りだよっ……」
酷い言われようだった。
「……それとも触るだけじゃ足りなかった?
いいよ、おじさんが必要だと思う代金分、私のこと好きにしていいよ。
エ……エッチだってしてもいいんだから!
それでどう?
私の初エッチ、おじさんにあげる。
それで瀬戸大橋まで連れてってくれる代金に見合うでしょ? ダメ?」
処女セックスまで代金に入れてくれたことに食指が動いたわけではない。
俺は正直、このやり取りの不毛さに気付いていた。
面倒くさいから待避所に車を止めて山の中に投げ込んでやるなり、瀬戸内海にドボンしてやればいいんじゃないだろうかと思い始めていた。
それとも女の子の言うとおりに処女を頂いてしまうのもありだろう。俺の方が折れる形になるのは少々不満だったが、無駄な言い争いをしながらのつまらない観光旅行などは時間が無限だと思っているような若年カップルがやればいいのだ。
俺みたいな中年男性はもっとスマートにやらんとな!
そういうわけで、俺は女の子のワンピースの中に手を突っ込んだ。
第三話 処女少女を車に連れ込み、完全に拉致状態なんだが…… ここまで
・第一話
つるぺたで、処女なロリータからエッチな売春話
・第二話
処女ロリータがスカートをたくし上げてエッチなアソコを露出してくる
・第三話
処女少女を車に連れ込み、完全に拉致状態なんだが……
・第四話
クリ責めで欲情した処女ロリータがフェラチオ、イラマチオ
・第五話
処女ロリータへイラマチオ、口内発射してごっくん
・第六話
レイプ願望を秘めた少女のクリトリスを皮剥き
・第七話
女子小学生の頃は変質者に貰ったピンクローターでオナニーしていたらしい
・第八話
処女ロリ少女を破瓜させると同時に種付けプレスでたっぷり中出し
・最終話