第一話 つるぺたで、処女なロリータからエッチな売春話
夜の高速道路のサービスエリアの雰囲気を、俺はとても気に入っている。
ただでさえ高速道路のサービスエリアには独特の非日常的な浮き足だった空気があるのに、夜にもなると、そこに隠れ家のような落ち着きが加わり、なんとも居心地がいいのだ。
深夜一時を過ぎ、俺は休憩室を独占してコーヒーカップを傾けていた。
綺麗に剃り上げた禿頭、柔道部員のような体格、仕立ての良いスーツに渋く照る革靴を履く。
駄目押しに漆黒のサングラスを掛けてしまえば、俺の側には人は寄りついて来ない。
悠々自適に休憩室を独占して小半時、ひさびさに休憩室の自動扉が開くと、澄んだ夜風が颯爽と吹き込んできた。
俺は首だけ傾けた不遜な態度で客人に視線を送ってやった。
さっさと消えろよ――という具合にだ。
だが、その客人はちょいと予想外だった。
(あ、女の子か……)
こんな時間に女の子一人。
まぁ、家族で旅行中なのかもしれない。トイレ休憩かで立ち寄った際、旅行+深夜テンションでサービスエリア内を探検して回る子供は、ちらほらいる。
女の子はすらっとした細身ながら、肌理の細かな白い肌は健康的だった。
肉付きはほどほどながら、綺麗な脚。
胸もまずまずの膨らみ。
着ているワンピースは広めの裾にたっぷりのフリルをこれでもかとあしらったもので、それくらいの装飾がないと味気ない、未熟な幼い体型だった。
ゆったりとしたニット帽を被り、豊かな長髪を、こちらもゆったりと後ろで結っている。
足下から頭までしっかり視姦してやったぞ――そう伝えるように最後に目を合わせてやる。
さすがに全身を舐められるように見られてしまっては、女の子は気持ち悪くて逃げ出すだろう。
さぁさぁ、早くどこかに行ってしまえと俺は思っていた。
しかし女の子は俺の下品な視線に晒されてなお、自動扉の前に立ち止まったままだった。
顎を引いてうつむき加減に、そして上目使いで俺を見返してくる。
意志の強そうな目をしながらも、その瞳は少し揺れているようだった。
(……なんだってんだ? この子は)
しかし、女の子のこの様子、どこかで覚えがある気がする。
なにか独特のサインを発しているような感じで……?
漆黒のサングラスの奥で、俺は戸惑っていた。
もう一度、女の子の脚を舐める視線を送る。
視線は女の子の脚の柔らかそうな内側のラインを辿り、やがてワンピース越しに股間を狙い澄ました。
小さな骨盤を擁する下腹部は、まさか非処女ではないだろう。
これだけジロジロと視姦されてなお女の子は俺の視線から逃げようとしない。
なぜだろうか?
サングラス越しだから俺の視線に気付かないというわけではあるまい。
女の子は性的な視線には敏感な生き物なのだから。
「……あ、あのっ……!」
意を決したように声をあげた少女。
トーンの高い声には緊張の色が滲み、言葉尻が少し震えている。
文明堂のカステラほどの高さのヒールを鳴らしながら、こちらに近づいてくる。無茶な背伸びが垣間見え、どうにも歩き方がぎこちない。
(あぁ……思い出した。この感じ、某売春公園で相手を探している女そのものだ)
公園で携帯電話を弄ったくらいにして時間を潰している女の子達は、それでいて目敏く公園にやってくる男達を観察し、高く自分を買ってくれそうで、危険リスクが低そうで、なおかつ自分のタイプの男を選んでいる。
男達は女の子を吟味するために遠慮無く視線で舐め回し、気に入った子を探す。
どちらからか声を掛けて値段交渉をし、話がまとまったならばセックスへ――そんな売春公園の女の子の雰囲気を、俺は目の前の少女に思い出したのだ。
「ウリか?」
「え、ち、違うしっ!」
正直、まだ女の子を追い払いたいと思っていた俺は、軽蔑されることなど恐れずに単刀直入に訊いてやった。
すっかり赤面して女の子は自分を抱くようにして胸元に両手を重ね、細い両脚は膝頭を擦り合わせるようにして閉じる。
全く守備範囲外の少女だったが、その恥じらう姿はちょっと……良かった。
「ちょっと話があるんだけど、聞いてもらっても……いい?」
もじもじしながら女の子は言う。
その様子を媚態と言わずに何と表現したものか。
某売春公園では、品定めと称して女の子を観察するのが合法だったから、女の子を視姦目的でベンチに座っている貧乏人もちらほらいた。
ニヤニヤと下卑た顔して制服姿の女の子を眺めたりして、その女の子が自分以外の男と交渉に入り、そのまま二人でどこかに消えていくのを見送り、見送った先で行われているだろう行為を想像して自慰する奴。
誰しも売春公園に警察など呼びたくないものだから、その弱みにつけ込んで堂々と陰茎を露出させて自慰する奴もいた。
何年も前の話だ。
「一万でいいか?」
「……一万? え?」
「だから一万円払うからヤらせてくれって話しだ」
「ち、違うって言ってるでしょ! それに安すぎだよっ!」
「じゃあいくらならOKなんだ?」
「え……いくらって……お金、ぅんと……えと~」
売春の気はあるのかよっ!?
そうツッコミたいのを俺は必死に堪えて、ちょっと様子を窺うことにした。
依然、女の子はもじもじしながら思案に暮れている。
異性と話し慣れていないというよりも、同世代の同性としか話したことがなかったと言わんばかりの初々しい態度。
世間知らずのお嬢様を借金の形(かた)に夜の店に沈めたばかりの初夜だったら、こんな嗜虐心をくすぐるような仕草を見せてくれるかもしれない。
「おじさん、車だよね?」
『車』という淫語があったろうか?
カーセックス専門なのだろうか?
それとも俺をデリヘル嬢の送迎係と勘違いしてるとか?
俺が頭に疑問符を次々に浮かべていると、なぜだか女の子が慌て出す。
「え、車だよ? ほ、ほら、えと……ブォーンって、一杯走ってるでしょ?」
高速道路を指差したかと思うと、今度は両手でハンドルを握ったように構え、右に左にハンドルを切ってみせる。
「いや、悪かった悪かった。わかるよ、車だろ?
少し勘ぐりすぎて見当違いなことを考えていたんだ、すまないな」
つまりこの子は見た目通りの子供だということだ。
「余所見してて車にアイスをこぼしてしまったとかかな?
そんなことなら気にしないぞ、俺は」
「うわ……なんか子供扱いし始めたし!」
「それどころかアイスを買い直してやろうか? 俺は優しいんだぞ」
「もぅ、私の話を聞いてよっ!」
口を尖らせ、地団駄を踏んでみせる女の子。
そして不慣れな厚底ヒールでバランスを崩してよろめき、それを笑って誤魔化してくる。
弄られたり、からかわれたりするのには、俺なんかよりもずっと慣れているような様子だった。
「おじさん、車、乗せて」
女特有の計算尽くの角度に顔を傾け、上目使いでおねだりするように女の子は言う。
「迷子か?」
「もぅ! また子供扱いするっっ!! 違うの!」
「じゃあなんだ? なんでお前を車に乗せなきゃならんのだ?」
「ヒッチハイク、だよ?」
エッチ、しよ? みたいなイントネーションで言うのだから劣情が疼く。
だが、軽々しくヒッチハイクを認めるわけにはいかない。
このご時世、こんな年齢の女の子を車に乗せただけで社会的に抹殺されかねない。
「断る」
「ここまで夜光バスで来たの。
トイレ休憩でバスを降りた時に、体調が悪いって嘘言って、お父さんに迎えに来てもらうからってサヨナラしたの」
「知らん」
「ね、おじさんはどこまで行くの? 私、目的地はどこでもいいから、連れて行って、ね?」
「ダメだ」
「……もぅ、いいじゃん」
俺は盛大にため息を吐いた。
子供の成績の悪さに苛立ちを隠さぬ親御のような、見せつけるようなため息。
「ダメなものはダメだ。
どうしてもって言うなら、俺以外の奴に頼め。
俺なんかよりも安全そうな奴なら、いくらでもいるだろ?」
スキンヘッドにサングラス、海坊主体型なのに高級スーツ。
こんな容貌の中年男性に、普通は声を掛けたりはしないだろう。
俺ならしない。
「ほら、アイツとかどうだ?」
投げやりに周囲に視線を回し、少し離れたところを歩いている青年を顎で指し示した。
ほどほどの顔つきで、女ウケの良さそうなほっそい体型、服装の趣味も悪くない。それに頼み事を断ることができなさそうな雰囲気だし、なによりロリコンっぽい。
「この辺にいる人たちはみんなリサーチ済みなんだよ。
その結果でね、おじさんが一番安全な人だと思ったの」
「俺が一番安全だと?」
「うん」
「面白いことを言ってくれるな。
じゃあ聞いてやろうか、その根拠を」
「根拠?
それはね、女の――」
「もしも女の勘だなんて言い出したら、即アウトだからな」
言葉を被せて言ってやると、女の子はジト目になって口を尖らせた。
「いいもん、ちゃんと根拠あるんだからね」
「お聞かせ願おうじゃないか」
有りもしない胸を張って、仁王立ちになって女の子が語り出すのを、俺は深夜の余興と思って聞いてみることにした。
第一話 つるぺたで、処女なロリータからエッチな売春話 ここまで
・第一話
つるぺたで、処女なロリータからエッチな売春話
・第二話
処女ロリータがスカートをたくし上げてエッチなアソコを露出してくる
・第三話
処女少女を車に連れ込み、完全に拉致状態なんだが……
・第四話
クリ責めで欲情した処女ロリータがフェラチオ、イラマチオ
・第五話
処女ロリータへイラマチオ、口内発射してごっくん
・第六話
レイプ願望を秘めた少女のクリトリスを皮剥き
・第七話
女子小学生の頃は変質者に貰ったピンクローターでオナニーしていたらしい
・第八話
処女ロリ少女を破瓜させると同時に種付けプレスでたっぷり中出し
・最終話