ヴィネット姉弟とまほうのやかた 復路
小さい頃に両親を亡くして孤児院で暮らしていたヴィネット姉弟。
ある日、孤児院のみんなで湖畔に散歩に出掛けた際にかくれんぼをして遊んでいるとヴィネット(姉)は男に連れ去られてしまい……
ヴィネット(姉)が目を覚ますとそこは……
こちらの続編的立ち位置の作品です。
前作未プレイでも楽しめますが、前作プレイしていた方が良さげ。
オノで何を斬るかで分岐するストーリー
さてさて今作は『ヴィネット姉弟とまほうのやかた』の続編というか、『復路』ということなので「帰り道」として反対の視点からストーリーを見直してみましたよ的な作品、うん、簡単に言えばとりあえず前作が弟視点で、今作が姉視点だね!
とはいえまるっきり同じストーリーを別視点で見つめ直してみましたよ、というものじゃなくて前作同様にみんなで森の奥の湖畔にやって来ていましたよ、というところまでは共通。
前作では弟君が一眠りし、目を覚ましたらみんながいなくて――というお話でしたが、今回はみんなでかくれんぼをして遊んだというお話になってますね。
前作主人公の弟君もちょっと登場して、一緒にかくれんぼをして遊んでます。やっぱりお姉ちゃんのことを気に掛けている可愛い男の子です(^o^)
お姉ちゃんも一緒にかくれんぼをして遊んでいるわけで、弟君とは別々に隠れているご様子。
この後からは完全にお姉ちゃん視点へと代わり、前作とは異なったゲーム展開へとなっていきます。
隠れていたお姉ちゃんに声を掛ける男の存在があり、このままお姉ちゃんは連れ攫われてしまい、やがて小屋の中で目を覚ますことになります。
そうすると前作同様に不思議世界の幕開けとなるわけです(@_@)
イベントCGが多めなのも前作同様。
『CG40枚』と表記されている中、イベントCGの方が半分以上を占めてますね。
MAPの方は前作共通で使用されているものもありますが、追加になっているものもあります。
良い感じにホラーでファンタジーでオカルトで理解が追いつかないままに歩を進める不穏な感じを味わえまする(^O^)
前作同様に敵シンボルがたまにうろついてるので、接触したら戦闘へ。
とりあえず~ってくらいに戦闘したくらいで適当にレベルも上がるし、ボス戦で苦戦することなどはないので、不気味な敵グラを眺めながらゴリゴリ進まれて下さい。
今回は基本的には一本道展開になってます。
一本道展開ではあるのですが、イベント戦闘時に選択肢が表示され、これによってエンディングが分岐するようになってますね。
相変わらず愉快(!)な敵さんが登場してくるのですわ(^O^)
EDの種類は主に3種類で、ED突入時点で他のEDを解放する機能が前作同様に備わっているので全て回収するのには苦労することは無いと思います。
その他、ちょいちょい脇道に逸れたところでEDが用意されてたりしますが、そちらにしても選択肢直前までバックする機能などは備わっているので気軽にプレイしてもらってOKです。
エロの方はストーリー展開上に設置されているものばかりで、敗北エロとかは無し。
実用性は……ちょっと人を選ぶんじゃないかなぁと思います、想像力の呼び水として堪能されるのが良いのかなぁと。
ところで脇道に逸れた先のEDが面白くて笑いました(^O^)
メインルートから外れた先が全てバッドEDじゃなきゃいけない理由は無いわけですが、前作のEDを知っている立場からするとシリアスぶっ飛んでギャップが凄くてね。
まあ、いっか!\(^_^)/
さらっと攻略
ストーリー攻略で詰むようなところは無いです。
とにかく道なりに進んで湖畔まで辿り着けばEDになります。
『グッドエンド』『ハッピーエンド』『ベストエンド』それぞれは湖畔に戻る直前で選択することができるのでお好きなものを選ばれて下さい。選択肢の表記がちょっと混乱しますが、とりあえず『くじける』『振り返る』を選択すると焚火の場所まで戻され、そこからまた湖畔へと向かい、次に『進む』を選択すれば任意のEDに到達できます。
攻略まで約30分。
回想とか無いです。
まとめ・感想
前作『ヴィネット姉弟とまほうのやかた』で欲しかったEDが用意されていたよ!
『グッドエンド』『ハッピーエンド』『ベストエンド』と3つもあるわけなんだけど、世界観に則して綺麗にまとまったEDももちろん必要なんだろうけど、僕としては『ハッピーエンド』が見れて良かったですよ、ホッとした感じ。
ちょっとした緊張感の中でプレイさせて頂いていた中、脇道に逸れた先で世界観ぶっ壊した展開になった時には吹きました、いっそのことこのノリで前作で築いた世界観をワハハとぶっ壊して進んじゃっても面白かったかもしれない(@_@)
ともかくも作者さんのセンスが好きなので、次回作も楽しみに待ってまする、好き放題やってくれやす。
はい。
前作も一緒にプレイしましょう、どうぞどうぞ。
※こちらの作品はDLチャンネルのまとめ記事に追加しておきますー