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ダンジョンと娼婦

1080円
7.6

物語性・展開

8.0/10

キャラクター

7.5/10

オカズ度

7.5/10

フェチズム

7.5/10

熱中度

7.5/10

お薦めできる点

  • 冒険者気分に浸れるテキスト
  • 当ての無い旅に出たくなる
  • 雰囲気
  • 風任せ、運任せのダイス

微妙だった点

  • 自分の運の悪さに気付いてしまった(>_<)

ダンジョンと娼婦

ごく普通の一人の冒険者となって、ダンジョンに潜り、酒を飲み、女を抱く――

魔王を倒すだとか、魔物討伐のギルドクエストだとかのRPGらしい目的性は持たずに、その日その日にダンジョンに潜って日銭を稼いで女を抱く冒険者の当たり前のエピソードを追体験できるストーリー。

ダンジョン内を行ったり来たりしながら巡り巡り、娼婦の女の子達のイベントを進めたり。

イベントや戦闘の進行についてはダイスを転がして運任せ、女神様に祈ろう。

ダンジョンと娼婦

当ての無い冒険者気分で娼婦を買える

ダンジョンと娼婦

プレイヤーは駆け出しの冒険者の一人。

初心者でもOKな難易度のダンジョンに潜り、魔物を倒したりしながら財宝を求め、酒を飲み、女を買う――そんな冒険者として当たり前の日常を追い掛けたストーリーになってます。

RPGというと魔王を倒して世界平和だとか、呪いを解くために魔女を倒すだとか、ギルドの仕事を請け負って何かしらの目的を達成するだとか、分かりやすく目的性が示されるのがほとんどなんだけど、今作では特にはそういった目的性は設定されてません。

もしかすると魔王とか存在してないかもしれないです(いたらごめんよ!)。

普通に魔物とかはいるけれども、そういう世界観で一人の冒険者として自由に冒険して生活している感じ。

ダンジョンと娼婦

ゲームブック風味で画面右側にテキストが表示されるのを読み進めていくゲーム画面になってます。

左下にステータス表示があって、体力点や精力点、それに技術点、幸運点。

技術点や幸運点というのはダイスを転がした時の補正値だったりするものなので、高いに越したことは無いです。

MAPを進んだ先々でどっちに進むのか、どうするのかの選択肢が表示され、発生するイベントに応じてダイスを転がして、その数値によってイベント展開が変化していきます。

MAPの中はぐるぐる巡り回って行けるようになってるので、同じポイントを何度も踏めます。たとえダイスの出目に恵まれなかったとしても、技術点や幸運点を稼いで出直せばOKだし、時間経過のペナルティなどは無いので、ぐるぐる巡ってやって下さい。

ダンジョンと娼婦

戦闘もダイスの出目によって勝敗が決まってきます。

この時に幸運点を使用することで技術点増ししてダイスの出目に補正ができるので、ダイスの出目に恵まれない時には幸運点を使用する形で女神様に祈りましょい。

仮に負けたとしても体力がいくらか減少したりするということでいきなり即死ゲームオーバーでは無いので、また再チャレンジしてください。

ダンジョンと娼婦

ダンジョンのいくつかのポイントにはいろいろな理由で娼婦などの女の子がいらっしゃります。

ゲーム的にはヒロインなわけですが、ストーリー的にはあくまで一人の娼婦という立ち位置。

ドラマチックな出会いによって恋愛を実らせたりなどは無いけれど、女の子達には一人の人間として自立した生き様があって、たまたま巡り会っただけの他人同士に生まれた関係性をしっとり味わえるのが面白いです。渋めの味わい。

ダンジョンと娼婦

前述の通りで、ダンジョンの中は同じ道やポイントを何度も巡り巡りできるようになっているので、同じポイントで女の子と再び接点を持つことができるようになってます。

イベントを進行させるにはダイスを転がしてやる必要があったりしますが、ともかくも再びの巡り合わせによって女の子達との情を感じていってください。

さらっと攻略

探索できるMAPのポイントはそんなに多いわけではないので、虱潰しに探索して行けばどのポイントでどの女の子に出会えるのか、どのポイントで体力を回復できて、どのポイントで幸運点を稼げるのかを覚えられるかと。

最終的には運任せのダイスコロコロではあるんだけど、幸運点を使用すれば強引に運を手繰り寄せることができるので、特に幸運点を稼げるポイントはしっかり把握しておきたい。

大きく三つに分かれるMAPがあって、MAPもポイントも全て再び行き来可能だし、ペナルティらしいペナルティは何もないので、のんびりプレイしてもらってOK。

攻略まで約2時間。

回想はタイトルから。

全解放済みになってます。

まとめ・感想

ファンタジー世界を一人の普通の冒険者として旅しているような旅情気分でしみじみ。

ちょっとした冒険の先での行きずりの人間関係があって、巡り合わせと別れの旅人気分に浸れるのですわ。

魔王をぶっ倒しての達成感とか、ボーイミーツガールとかとは違った味わいがある作品になっているので、ちょっと人を選ぶところはあるんだろうけれど僕は選ばれた(^o^)

渋めの感性よと気取るつもりは無いんだけど、穏やかで血の通った世界観があって、良いなぁって感じました。

……女神様に祈らず(幸運点を使わず)にダイスコロコロしまくったら全然ダメダメで、ダイス運の悪さを実感したわ\(^_^)/

はい。

同じようにダイスコロコロな作品というと……

アメリアと血の取引 アメリアと血の取引

ダイス・ペース ~おとうとクンのいうとおり~ ダイス・ペース ~おとうとクンのいうとおり~

などなどもどぞー

ダンジョンと娼婦
ダンジョンと娼婦