ホラーRPG フランチェスカのいけにえ
オズワルド伯爵によって性奴隷として飼われていたフランチェスカ。
屈辱の日々から抜け出すためフランチェスカはオズワルド伯爵を殺害し、修道院にでひっそりと暮らし始めたのだった。
しかし修道女として生きるフランチェスカには『異形の姿なる冥府の死者達』、さらには殺したはずのオズワルド伯爵の姿が見えてしまうのだった……
異形の姿のオズワルド伯爵からの復讐として、奇妙な仕事を引き受けることになったフランチェスカのエピソードを追い掛けるホラーストーリーRPG!
『狂気』な世界へようこそ
さてさて良い感じに「甘黒堂」時代を思い出させる『狂気』っぷりが全開になっている新作ホラーRPGですね(^o^)
物語の主人公になるのは修道女のフランチェスカちゃん。
オープニングでは白人ということで黒人のオズワルド男爵から性的虐待を受けるシーンがあるなど、性奴隷として屈辱の日々を送っていたらしいのですが、耐えきれなくなってオズワルド伯爵を殺害し、逃げ果せた先の修道院でひっそりと新しい暮らしを始めていたのでした。
が、フランチェスカちゃんの目には『異形の姿なる冥府の死者達』、ひいてはぶっ殺したはずのオズワルド伯爵も異形の姿で復活してきたのを見付けることができてしまっていたのでした。
『異形の姿なる冥府の死者達』を目にし、話をすることができるのはフランチェスカちゃんだけ。
自分を殺害したフランチェスカちゃんに復讐を企てるオズワルド伯爵でしたが、しかしサクッとフランチェスカちゃんを殺すのではなく、フランチェスカちゃんに奇妙な仕事を与えるのでした。
それが修道院の端っこにあるとされる墓の墓暴き。
加えて墓暴きして取り出された遺骨を――
一体どんな因果関係があるのやらと全く先読みできないストーリーが展開されていくようになってます。
フランチェスカちゃんの周辺には妹を殺した犯人を追い掛ける刑事さんや、フランチェスカちゃんに想いを寄せて積極的に迫ってくる郵便配達員だったりの『狂気』ワールドとは違ってまともなリアルワールドの人達も。
もちろんリアルワールドの人達はフランチェスカちゃんと違って『異形の姿なる冥府の死者達』を目にすることはできないわけですが、フランチェスカちゃんはその点について上手に立ち回れない追い込まれた状況に身を置いているというのも物語の面白い特徴になっているかなと。
ゲームとしては3Dダンジョンの中を進んでイベントを回収していくという流れ。
迷路状に組まれた3DMAPにこそなっていますが、最初から画面右下に全体MAPが表示されているので、そちらを見ながら移動すれば迷わないかなと。
正直もう少しMAP表示を大きくしてもらいたかったのですが、現状だとこれで最大サイズということです。どうにか見やすさを確保するために配色を工夫するなどしてもらっている状態です。
移動中にはランダムエンカウントで戦闘に。
エンカ率は低めになっているのですが、ちょっと敵は強めなので最序盤だけはレベリングが必要かなと。中盤以降はエンカしちゃった敵を倒して進むくらいで。
敵を倒した時に入手できる『行動point』については実質的に「お金」みたいなものなので、セーブポイントのあるフロアで武器を購入するのに使ってやる感じです。
戦闘システム自体はオーソドックスないつものやつ。
フランチェスカちゃんにしか見えない『異形の姿なる冥府の死者達』との戦闘となり、異形な死者達らしい独特なグロテスクグラフィックになっております(^o^)
エッチシーンの方はストーリー上で回収するものになっていて対人エロになりますね。
立ち絵でもそうでしたが、エロシーンはアニメーション仕様。
Hシーンの比率としては強姦40%・和姦60%(推計)ってことです。
さらっと攻略
ストーリー攻略で詰むような難しいところは無いですが、3DMAP中で迷子になるとちょっと手間かなと。
全体のMAP構成はけっこう単純なので、全体を確認できる地図を開いてみるのが吉。
最序盤に限りますが、雑魚敵がなかなか強いので拠点周辺でちょっとレベリングしてあげると良いと思います。
攻略まで、6~10時間程度とのことで。
回想はアイテム『日記帳』から。またクリア後。
全解放はありません。
まとめ・感想
雰囲気で思い出したのは、甘黒堂時代の『侵食/少女 -シンショク ショウジョ-』ですかね。
フランチェスカちゃんが『狂気』と『現実』の曖昧なところをフラフラしてくれているのでそこに明確な線引きなされないでストーリーが展開するのが面白いですね。
プレイヤーにはフランチェスカちゃん同様に異形の化け物が見えているわけなので『狂気』寄りになっちゃうのでしょうかね、フランチェスカちゃんが恋に微笑んでいる様子なんかに「そんな場合かな?」って違和感を感じちゃうってプレイヤーも多そうですが……鏡を見ましょう、『異形の姿なる冥府の死者達』になっちゃってませんか??と。
はい。
今作のように狂気感じる作品というと……
などなどもどぞー
※今作品は以下のDLチャンネルまとめ記事でも紹介させてもらってます。
やっぱり独自路線でひた走る『九嬢餡(元・甘黒堂)』さんが気になって仕方ないので書きました!
そういえばここ二作品は1ヒロインの低価格作品できましたが、次は複数ヒロインになるみたいですね(^o^)
閉鎖空間RPG 廃墟生活24時