サタンドール -生の災厄-
作品ごとに主人公が異なり、群像劇のような広がりを見せる“災厄”シリーズの第三弾!
世界管理局(警察組織みたいなもの)のナンバー1を勤めていた父を持つ少年カサラだったが、父は殺され、その後に襲撃を受けて母と幼馴染みの少女は行方不明に。
なんとか命を助けられたカサラは、『戦闘ドール』のキナコを連れて世界の真実を知るための冒険に出るのだった――!
世界の謎が解き明かされ始めるシリーズ第三弾!
“災厄”シリーズの第三弾となる今作ですね。
このシリーズは過去作をプレイしてないとなかなかストーリーに付いていけない部分(専門用語への説明があまりない)があるので、気になった場合には第一弾から順番にプレイしてあげてください。
さてさてシリーズ第三弾の今作は「僕は死んだ」と語る人物の回想から始まります。
主人公のカサラ君。
世界管理局(世界警察みたいな治安維持部隊。現場隊員の判断ではなく、上官からの指示命令で武力制圧や殺人行為も行う)のナンバー1だった父を持つ将来有望(?)な男の子。
仕事に忙しいお父さんを誇りにしながらお母さんと一緒に穏やかに暮らしているのでした。
周囲には可愛い幼馴染みがいて、なんて羨ましいんだろうな!(^O^)
ある日突然に引っ越すことになってしまったカサラ君ですが、引っ越した先でもすぐに女の子と仲良くなりましてプレイボーイっぷりを発揮しているのでした。
そんな羨ましい幼少期でしたが、ある日突然に村が襲われてしまい、村人は皆殺し、母親は行方不明となり、幼馴染みのラタちゃんの安否も不明という事態へ。
訳が分からないままに逃げ出したカサラ君でしたが、何者かによってあっさり殺され掛けてしまうのでした。
けれど死の間際に現れた謎の人物によって命を救ってもらえました。が、その際に『人間じゃなくなる』との不吉な台詞が。
混乱の事態は続きまして、目を覚ました時に突然傍に寄り添ってくれていたメイドのキナコちゃん。
メイド?
肌の色からして人間かどうか怪しいキナコちゃんですが、主に戦闘用の人形であるとのこと。戦闘のみならず日常のお世話も大丈夫という万能型のようだし、気さくなキャラクター付けのご様子。
とはいえ、ますます状況が飲み込めないままに物語はスタートですね。
殺されてしまったお父さんからの資料(日記)にはカサラ君がこんな状況に陥ってしまった理由やお父さんが殺されちゃった理由、お父さんがやろうとしていたことなど、それらの謎を解くヒントがあるだろうということで大陸中を探索していくことになります。
『嵐』によって資料が吹き飛ばされたということですが、これも偶発的な『嵐』だったのかなんなのか。
ということで大陸を冒険しながら資料探索へ。
ゲームの方はいつも通りに難易度の設定が可能で、ストーリーだけを楽しみたい場合には『楽ちん』モード+エンカウント無効でプレイすることもできます。
スタンダードな戦闘システムと、宝箱多めのダンジョンなどもシリーズ従来通り。
これまでは一本道ストーリーだったものが、任意のタイミングで『キャラクターイベント』へ分岐することもできるようになってます。イベント順番を選択できるということですが、とりあえず着地地点は一緒なので攻略順で悩むことは無いですね。
資料を見付けると、その内容を確認できます。
『世界の仕組み』や『災厄』の存在理由などが明かされるようになり、シリーズは中盤くらいに差し掛かってきた感触(違ってたら申し訳)。
今作ではようやく世界の輪郭が掴めたよ、というところですけどもね。
エロの方はショタ要素のあるカサラ君がお姉さんキラー&幼馴染みキラーっぷりを披露してくれてます。
ショタなので逆レイプ気味かと思いきやカサラ君の方からグイグイ行ったりもして、戦闘終了後にお仕置きセックスがあったりしますが……メインヒロイン以外のエロの導入は強引かなとも思いますが、サービスシーンよね、と思って割り切って楽しむのが良さそう。
さらっと攻略
ストーリーはほぼほぼ一本道なので詰むようなところは無いです。
戦闘の難易度は最初に設定できるので、じっくり楽しむなら『ノーマル』で。
ストーリーを楽しむ場合には『楽ちん』で。
『楽ちん』でプレイして攻略まで約2時間ちょっと。
『ノーマル』なら4~5時間くらいかと。
回想はED後。
全解放は無さそう。
『情報』の値がMAXにならない(残り1がどこだろう?)のでどこかで見落としがあるみたいなんだけど、わかんないです。
まとめ・感想
シリーズものは販売数が先細りになりがちなんだけど、それでも頑張ってくれてる“災厄”シリーズ!
ストーリーを描ききってくれるのを期待して次回作も楽しみに待ってます!
などなどもどぞー