第一話 授業料を払うためにオークション方式で売春させられる少女達
夜行列車での旅というモノに、漠然とした憧れをずっと抱いていた。
列車の旅ってだけでも風情を感じられるのに、それが夜行列車となれば食堂車や寝台車を連結して、長くどこまでも続く地平への旅となって、僕なんかは死ぬ前に一度でいいから夜行列車に乗ってみたいと思っていたんだ。
でも僕みたいな庶民とも言えない教師崩れの下層の貧民には、夜行列車に乗ることなんて高嶺の花すぎて、とてもじゃない。
生まれた身分のために教師試験を受けることもできず、町の外れで小さな塾を経営しているんだけど、受講料なんて雀の涙。
僕と同じような出自の子供を持つ親は、子供の幸せを願って勉強をさせ、いつかは夜行列車に乗せて都会に送りだそうと考えている。
だから受講料は払えないけれど、どうか子供に勉強を教えてやってくださいと頭を下げられることが多すぎで、今やほとんどただ働き。
お人好しね、と女性には笑われる。
でも僕の塾には多くの子供達がいて、その子供に下劣な感情を抱く顧客が僕にはいる。
僕は常連顔馴染みの顧客に、将来を望まれている子供達を貸し出し、それによって賃金を得て暮らしているんだ。
股や尻から血を流して子供が帰ってきたとしても、その親御さんは僕を非難しようとはしない。
だって受講料が払えないんだもの、別の何かで払うしかないじゃないか。
もちろん母親が自分の身体を料金代わりに差し出してきたこともあったけれど、誰の子供かわからないほど乱交しまくった挙げ句に子供を産んでいるんだ、間違いなく病気持ち。
あの先生は子供好き――そう後ろ指を指されることもあるけれど、僕は僕の塾に通う子の中から気に入りの子を数人選び出し、日替わりで楽しませてもらっている。
いくら大切な顧客様とはいえ、僕のお気に入りは絶対に貸し出さない。
そのことを親御さんも知っているから、子供達には僕に気に入られるようにおめかしをさせてくる。
そう、僕がやっかいな性病には罹っていないということは、つまり治療の必要や、その費用が必要ないということなのだから、僕に気に入られた方が安上がりなのだ。
おめかしと言っても服の袖を切り落として肌の露出を増やしたり、大きめの服を着せて胸元を晒したりする程度が関の山なんだけど、塾の日になれば髪を丁寧に梳いてもらえるのを知った女の子達は、僕の前で少し早熟な仕草をしてくれる。
正直、とても可愛い。
覗き穴から子供達を盗み見て、どの子を買おうかと微笑んでいるお客様にもそういう子供達の媚態は好評を博し、人気のある子を巡ってはどんどん買値が吊り上がっていくことも珍しくない。
そんなにお金を積み上げて争わなくても、今日は他の人に譲って翌日に買えばいいじゃないかと思ったりもするのだけれど、黙っていれば黙っているほど実入りの良くなる売買なのだから、教師崩れの僕は黙っているしかないのだった。
もう本当の教師をするよりも、その何倍もの給料を一晩で稼げてしまうほどなのだから、世の中はどこまでも間違っているような気がする。
僕はお給料の大半で書物を買い漁り、子供達へよりよい教育ができるように勉学に勤しんでいる。
それは僕なりの罪滅ぼしのつもりだけれど、そんな自罰的な感傷に突き動かされるのは、お気に入りの女の子の中に精を解き放った後の、あのなんとも言えない気怠さの中でのことだ。
僕は僕なりにお気に入りとして厳選した数人の女の子を愛しているつもりだったし、生徒を売って手に入れた大金があれば、この子達を囲って暮らすこともできると思っていた。
けれど、僕の授業を真剣に受ける彼女達には、どんな将来の夢があるのだろうと疑問に思うこともある。
お気に入りである三人の女の子を全員集め、一晩中交わり続けた朝方に、三人をまとめて腕枕しながら訊いてみたことがある。
「将来の夢ってあるのかい?」
「…………」
「…………」
「…………」
「まだ……そういうのは思いつかないか?」
「ううん、私は先生のお嫁さんになるの」
「あ、私もお嫁さんになるよ、先生の」
「あたしもあたしも! 先生のお嫁さんになって、いっぱい子供生むんだ!」
聞くんじゃなかったと激しく後悔した。
彼女達は僕に気に入られるためにあの手この手で僕を誘惑してくる子達だった。
攻め一辺倒ではいけないと、時にはつれない態度をとったり、駆け引きを使ってくることもある子供達。
将来の夢を訊かれた彼女達が、胸に秘めている本音を口にすることはなく、ただただ僕に好まれるようにお嫁になりたいと言ったのだと思うと、僕一人が勝手に夢想していた彼女達との将来像はあまりにも身勝手なものだったと結論付けることができるだろう。
僕がお気に入りとして絶対に売り出さなかった女の子三人は、常連のお客達からの人気も非常に高かった。
いくら声高に売ってくれと頼まれても、どんなに破格の金額を積まれても、僕は絶対に売らないでいた。
その意固地さは、僕の女の子達への一方的な愛を源泉としているものだと気付かされた時、もう僕は彼女達を売り払うことに頑なでいることはできなくなっていた。
「おおぉっ! 本当ですか先生っ! ついにあの子を抱かせて貰えるんですか!」
「ええ、本当です。
ずっと貸し出しの依頼があったのに、なかなか応えてあげられなくて申し訳ありませんでしたね。
あの子のフェラチオは一級品ですよ。
一度体験されたら、もう他の女の子の舌使いじゃ満足できないかもしれませんけど、それでもいいんですか?」
「構わん構わん! 俺はあの子に一目惚れして、どんなにあの子を抱きたかったか。
先生がずぅ~~っと独り占めしているものだから、胸が焦がれてしまってましたぞ」
「それは本当に申し訳ありませんでした」
「で、おいくらからだろうか?
いや、どんなに金を積んでもええ! 先生の言い値で構わんから、なぁ、もうすぐにでもっ!」
僕がお気に入りの女の子三人を売り出すと発言すると、買い手市場は騒然となった。
完全に諦めていた高嶺の花とされていた女の子を抱ける機会が突如として訪れたのだから、それもそうだろう。
すでにいくらで買うぞと発言する客がおり、さらに高値を叫ぶ客が次々と続いた。
「この度は誠に勝手ながら、セット売りをさせて頂きたいと思っています。
はい、三人一組としての貸し出しになります。
一人一人ではなく、三人を一度にお相手して頂くことになりますが、この三人は可憐さばかりでなく、夜伽の技術も折り紙付きです。
保証しましょう、今まで味わったことのない最高の夜を味わえると」
歓声のあがる中、疑問を感じて手をあげる者もいる。
「おいおい先生様、いったいどれだけの金を積ませるつもりかねぇ?
どうして三人一組にされるんじゃろうか。
儂なんかは歳だから、一人に相手してもらえれば良いんじゃがなぁ」
「こちらの我が侭で申し訳ありません。
実は僕には昔からの夢がありまして、今回、その夢を叶えたいと思っています」
「夢、とな?」
「はい、僕は一度でいいので夜行列車に乗ってみたいと思っていました。
しかし夜行列車に乗るためにはお金だけでなく、特別なコネクションが必要と聞きます。
僕にはそんなお金もコネクションもありません。
しかし皆様の中には夜行列車の切符を手に入れることができる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
僕のお気に入りの三人娘を貸し出す見返りとして、夜行列車の切符を譲って頂きたいと思っております。
是非、僕の夢を叶えてください」
第一話ここまで
第一話
教師が生徒に売春強要、数百人以上の客に少女らを抱かせる
第二話
好きな人の前で他の男に犯され中出しされる少女
第三話
寝取られた少女らの絶頂を横目に、売春夜行列車へ
第四話
売春オークション会場にて、奴隷少女との出会い
第五話
肉だるまの性奴隷 数多の肉体改造をされる奴隷少女
第六話
車内で手マン・潮吹きのつるぺた奴隷少女
第七話
奴隷少女の処女オークション
第八話
奴隷少女のクリトリス、舐め回して絶頂へ
第九話
奴隷少女と中出しセックス
最終話