球 淫獣の洞窟

イソギンチャクの群れに襲われる少女

第3話 イソギンチャクの群れに襲われる少女


 ○イソギンチャクの群れ

「きゃあ~~~!」

 物体の大きさは10センチから20センチぐらいで、よく見るとそれはイソギンチャクの大群であった。
 あっという間にすごい数のイソギンチャクがゴムボートの中に侵入して来た。

「何なの~これは~!?いやぁ~!気持ち悪いよ~~~!こっち来ないでよ~!」

 次々とゴムボートに侵入して来る招かざる海の小動物たちに、球は驚愕し戸惑うばかりであった。
 周囲は大海原なので逃げたくても逃げ場所がない。
 ボートに侵入してきたイソギンチャクは、標的を球に合わせ、突如襲い掛かってきた。
 足首に、大腿部に、背中に、頭に、腹に、身体中至るところに這い上がってきた。
 そればかりではない。
 白いブラジャーのカップの中へも忍び込んできた。
 真っ白なパレオに覆われたパンティの中にもゴソゴソと侵入してきた。

「キャ~~~~~!いや~ん、何よ~これは~~~~~!!」

 いくら喚こうとも言葉の通じる相手ではない。
 イソギンチャク群は球のすべらかな肌を遠慮することなく蹂躙を始めた。

 イソギンチャクは刺胞(しほう)動物に属する動物であり、一口に言えばサンゴに近い仲間で、骨格のないサンゴと言った方が解りやすいだろう。
 口盤の上には無数の繊毛が密生しており、先端には触手がある。
 生きた魚やプランクトン、動物の死骸など触手に触れたものを捕らえて口へ運び栄養を補給している。
 ところが人を襲うなんて話は聞いたことがない。
 話はないが現実に球を襲っている。
 この異変は一体何が原因なのだろうか。

 イソギンチャクは球の身体中あちこちに絡みついた。
 その光景は、イソギンチャクの集団に女性がいて、辛うじて顔と手足を出しているだけ、と言った方が適切だろう。
 イソギンチャク特有の繊毛が球の身体をくすぐってくる。
 球の場合、乳首は特に敏感で、軽く触れるだけでも飛び上がってしまうほど敏感な箇所と言えた。
 もちろん乳首にも容赦なく繊毛は絡みついた。
 奇妙な生き物に性感帯を責められて、球は泣き叫んだ。

「いや~~~!気持ち悪いよ~!そんなとこまで・・・ああん、いやん、やめて~~~~~!」

 パンティもモコモコとうごめいている。
 こんもりと盛り上がった丘、そして、黒い繁みにまで繊毛は絡みついてきた。
 そればかりか、秘め貝の合わせ部分にまで繊毛が及んだ。
 振りほどこうとするが、身体中にまとわりつかれて、思うように動かない。

 繊毛は球の特に敏感な神経の密集したゾーンを徹底的に責めて来る。
 繊毛に加え触手までが、女肉の狭間に食込もうとしている。

「きゃあ~~~~~!!な、何すんのよ!!やだぁ~、やだよ~~~~~!!や、や、やめて~~~~~!!!!!」

第3話 イソギンチャクの群れに襲われる少女 ここまで

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