※製品版クリアしたので「さらっと攻略」追記有ります
テイル・アンダークラスト -ハスミと最後の7日間-
7日後に襲来する隕石群を防ぐために、女子校生のハスミと24年後の世界からやってきたアンドロイドのマルコが、富士山の麓に生じた地底深くまで続く隕石孔へと潜っていく地底探索RPG!
24年後の世界は『流星群の夜』と呼ばれる隕石群の落下によって星外生命体が出現し、それらとの戦闘によって人類は絶滅の危機に瀕しているという。
タイムトラベルしてきたアンドロイドと手を取り合って未来を救うというSFの要素と、実直な地底探索の要素が素敵に組み合わされているだけでなく、エロシーンには拘束+催眠というフェチ要素があるのも特徴的。
戦闘シーンでは『変身』ができたりして、多くの要素をバランスさせた探索RPG。
※地底探索中に当然出てくる「石」についても、いっぱい勉強になります\(^_^)/ 知育にも是非っ!?
すごくストーリー展開が気になるのさ
物語はクリスマスの夜、女子校生のハスミちゃんが奇跡を求めて一人で歩いていたところ、24年後の未来からやって来たアンドロイドのマルコと出会うところからスタート。
……実際の所は不自由な環境から逃避するようにして飛び出した先で男達に襲われ(実際にレイプされてしまう)、そこをアンドロイドのマルコに助けられたというもの。
感傷的で自棄的な節のあるハスミちゃんですが、乙女チックになりすぎなくて良い塩梅のキャラクターです。
ハスミちゃんを助けたアンドロイドのマルコは24年後の未来からタイムトラベルしてきたとのこと。
なんでも24年後の未来は星外生命体によって人類は絶滅の危機に瀕しているのだとか。
その原因となったのが、7日後に迫った『流星群の夜』と呼ばれる隕石群の落下。
すでに富士山の麓に落下した隕石が多数の隕石を呼び寄せる形となっているので、地底深くまで落下して沈み込んだその隕石を見つけ出して破壊するというのが今作の目的になります。
さぁさ、ぽっかり口を開けた隕石孔へと潜っていきましょう。
地底世界の紹介として作品冒頭で語られる『岩手県 龍泉洞』とか、そこに限らずその他の鍾乳洞や探鉱跡、防空壕とか、そういう雰囲気を思い出してあげると吉かと。
探索MAP中では敵シンボルが徘徊する中、さまざまなギミックやイベントが貼られてます。単純に階段から階段へと抜けていくような感じではないですね。
で、地底世界なので石だらけ!
作品説明中に書かれている通りに、『石に詳しくならないわけがない!』ということで、光っている石のところを調べると……↓
お勉強になりますっ!\(^_^)/
実際にプレイする人が知育に活用するかどうかは別にしても、地底探索している気分を盛り上げてくれる要素になってくれてますね。こういう方向から雰囲気作りしてもらえるのは新鮮。
戦闘システムも凝ってて面白いです。
戦闘中ではアンドロイドのマルコが武器になってくれて、それを使用して戦うわけなんだけど、この時の変形武器にはモードが2種類あって、『Mighty(両手剣)』モードと『Swift(双剣)』モードとがあるのでお好みのモードで戦えますよ、というもの。一撃の威力を取るか、手数を取るか、この辺は戦況に応じて。
また、主に『Eシールド』という敵の特殊攻撃を吸収することができる特殊技があり、敵の特殊攻撃のタイミングに使って上手にダメージをスルーさせたり、吸収することによって『Eスキル』と呼ばれる魔法攻撃みたいな特殊技のレベルが上昇していったりですね。
そして、『変身』できますよ、よ。
変身することによって攻撃が強化されるという他、「HPが全回復すること」、「状態異常を回復できること」という点にも着目を。
ボス戦なんかでは体力がギリギリになるまで変身をせずにいて……なんていう戦略を立てたりすることもできますね。
雑魚戦だと変身することで回復アイテムの代用にできちゃったり。
最初だけちょっと覚えることが多めに感じるかもしれないけど、チュートリアルがしっかりしているので問題はなさげ。装備画面がちょっと「?」になったけど、こちらもちょっと弄ってればすぐに覚えられます。
エロシーンは変身状態で特定の敵に敗北した際や、拠点で自慰を行ったりして発生します。
拘束と催眠のフェチ属性に富んだエロシーンになっていて、催淫されていく過程を楽しめるテキストになってますね。
普段のハスミちゃんがエロとは距離のあるタイプなので、催眠によってエッチぃ状態になっているギャップとかも見所かと。
製品版クリア
ということで製品版・本編もクリア!
本編では地底探索要素に対してSF的な要素が強まっていく感じですかね。
敵対組織の施設内に潜入したりする展開もあって、ひたすらずっと薄暗い地底に潜り続けるというわけではなかったです。
MAPが広めで探索性が強く、戦闘もけっこう厳しめだったりするので、本腰を入れてプレイしてあげると良さげ。
ストーリーも骨太なので、しっかり読み込んであげるとしみじみ楽しめます。
ゲームとして遊べる、読み物として楽しめる、そんな一作。
そしてハスミちゃんの破壊神っぷりなど、コメディ要素もちょいちょいあって楽しいです。
さらっと攻略
アイテムとして所持している『メモ帳』を確認することで次の行動先がわかるので詰まることはないはず。
戦闘はなかなか厳しいので、属性などの対応を考えたり、レベルを上げたりすることも必要になるかと。
しんどい時には難易度を「シンプル」にするとかで対応も可。
『収蔵庫』に収めるアイテム
・ぷるぷるゼリー
「朽ちた廃坑」で、長い梯子を下りた先のMAP。壁の穴の中。
・わんわん尻尾
「溶岩溜まり」←「朽ちた廃坑」でフレイムで爆破しちゃった穴の中から
・憑き人形
「冷気の横穴(入り口)」で、マルコさんがいたとこのMAP。天球図を開きながら、右下の方の壺が並んでるところにいくと良さげ。
・呪詛の淫紋
「結晶洞窟」←「冷気の横穴(入り口)」で重晶石があった地下MAPの水辺を抜けた先から
・ぬめり触手
「からみ湿原(入り口)」で途中にセーブポイントがあるMAPの壁を草刈り
・サキュバスの手袋
「貧毛虫の通路」←「からみ湿原(入り口)」でラムダ寄生虫が湧いて出てきた穴にin
・首輪型催眠装置
「第一研究所(入り口)」で第36予言観測機の出力する値を「0」にしてあげると宜し。4桁の番号が順に「ABCD」に対応してるの。どうしてもわかんないときは観測機の名前とかから推測するとかで。
・洗脳ヘッドギア
「地下収蔵庫」←「第一研究所(入り口)」の建物左から
・踊るパペット
「水瓶座の瞳 中継基地」、反転状態で一階奥の祭壇の左側の幕をザクザク
・パペットストリング「水瓶座の瞳 中継基地」、反転してない状態で地下牢の壁をぶっ壊してあげて
・パルスレコード
「星上院(入り口)」の大研究室1階
・ふたなりナノマシン
「沸き立つ溶岩洞」←「星上院(入り口」をクリアしてから、建物脇の壁を破壊
全部入手すると収蔵室で『塩酸バイアル』がもらえる。
ラストダンジョンの左側奥の壁をぶっ壊した先で使うと『銀の鍵』が手に入り、回想部屋の扉がパカッと開きます。
攻略まで約5時間。
回想部屋は拠点から、もしくはクリア後。
全解放はクリア後に可能。
まとめ
タイムトラベルして未来からやってきたアンドロイドというSFな設定と、実直な地底探索の雰囲気、変身ヒロインや催眠エロ、いろんな要素がいっぱい含まれているのにきちんとまとめられてて完成度が高そう。
青春を拗らせて自棄的で感傷的な様子のハスミちゃんとタイムトラベルしてやってきたアンドロイドのマルコが、地底探索を共にする過程でどんな変化を見せてくれるのか、ストーリー展開も気になります。イベントがギュッと詰まっているので展開が気になって引き込まれてまう。
これは製品版を楽しませてもらわねばならぬ。
はい。
似たような地底探索系RPGというと……
う~ん、思い浮かばなかった。
ということで、拘束×催眠ということなので、こちらとか↓
拘束と束縛は違うって? 違うよね!
まぁいいや。