タイムクライムパラダイム
頭脳明晰女子大生のタイムは、未来からタイムマシーンでやって来た自分の息子ソレルと共に『紅蜃街』へとやって来ていた。
未来ではタイムマシーンを悪用する組織があり、その組織はレジスタンスの兵士ソレルを疎み、ソレルの母親であるタイムに刺客(タイムリーパー)を送り込んできたのだった。
タイムを守るために未来からやってきた息子のソレルと共にタイムリーパーを追い詰め、撃退を目指すタイム。
タイムリーパーは将来的にタイムマシーンを開発することになるタイムを殺すことはできないので、タイムを孕ませて子供を管理しようと目論んでいるのだとか。
時間跳躍要素のあるファンタジックで独特な世界観と、シューティング戦闘が特徴的なタイムクライシスRPG!
独特な世界観にやみつきになるタイムリープストーリー
サークルさん前作の『アヤネポップスタンプ』もぶっ飛ばし気味の設定とストーリーで面白くて印象的だったので、ボリュームアップした今作はなおさら期待が高まるところでした。
さてさて、あらすじの方は未来からやって来た刺客の『タイムリーパー』を未来からやって来た息子と共に撃退しましょうって話しになってます、一応。
主人公になるのは大学生のタイムちゃん。
未来からやって来たという息子のソレル君はタイムマシーンを利用して悪さをする組織と戦うレジスタンスの一員で、あんまり活躍しているものだから悪い組織から疎まれてしまい、ソレル君を消し去るためにその母親であるタイムちゃんを過去に遡ってどうにかしてしまえ良いということで刺客『タイムリーパー』が送り込まれたのだとか。
でもタイムちゃんは将来的にはタイムマシーンを開発するほどの天才的才能を秘めている女の子。なので殺しちゃったら悪さをするための道具であるタイムマシーンが開発されなくなってしまうので悪の組織も困ったちゃん。
そこで組織側はタイムちゃんを都合良く孕ませて、その子供を自分たちで管理することでソレル君対策に当てようとしたのでした、と。
タイムちゃんと未来の息子のソレル君は一緒にタイムリーパーを撃退することを目指して『紅蜃街』にやって来たところからストーリーは開始となります。
序盤のうちだとあらすじの通りに『タイムリーパー』を追い詰めていく感じなんだけど、三章くらいからは一気にお話が動き出し、世界観やキャラクターがぶっ飛び出すのが素敵。
一時コメディに振るところはあるにしても、ただただいろんな要素をドバ~っとぶっ込んでハチャメチャやってます~って混沌(カオス)さを感じさせないで一本筋の通ったストーリーを見せてくれるのは凄いね。考察するのが好きな人は心臓高鳴ってくるんじゃないかな、と。
ちなみにコメディ部分は笑いすぎて腹痛かったぞ(@_@)
というかグラフィックからBGMまで今作オリジナルな割合が高く、素材レベルから作品作りに凝ってるわけだしね。
隙の無さを感じますわ。
タイムマシーンが登場するタイムリープ作品なわけで、その要素を用いたゲームシステムも完備。
ゲームストーリーは各章ごとに区切られていて、その章の中で敗北してしまったり詰まったりしてしまった場合にタイムリープして章の始めに戻ることができます。
タイムリープが必須なわけではなく、プレイヤーの都合でどうぞどうぞというものですが、たとえば『鍵』を購入するなり見付けて形状を記憶(タイムちゃんは完全記憶能力をお持ち)してしまえば、タイムリープして再スタートした周回で『鍵』を作成することができちゃったり。この他、相当額の借金もタイムリープすりゃ良いのよと気軽に行えたりですね。
タイムリープしちゃえば無敵状態なわけですが、サクサク復活するわけではなく、敗北後の監禁イベントなども用意されてます。
極端死んでもOKということなので捨て身体当たりでギリギリまで探索情報収集を行いつつ、情報を集めたらタイムリープして正解ルートを弾き出しましょうという流れ。死に覚えゲーというわけではないですが、明らかにアウトなイベントに突っ込んでいくことで新しい情報があったりなかったり。
ゲーム操作はマウス(ホイールマウス付き)が推奨されてます。
たとえばサブキャラクターとの会話時などは、画面表示されたボタンをクリックしてあげると良さげ。
ただただ話すだけじゃなく、なぜか殴ってみたり、踊ってみたりできます。相手さんのリアクションをお楽しみあれ。
目敏い人なら目敏く『SEX』などの項目があることも気付かれたと思うんだけど、終盤になるとそちらもクリック可能になっていきます(百合要素は無いです)。
ちなみにキーボード操作をメインにして、↑スクショ時のような時にだけマウスを補助的に使うという操作も可能です。
そして戦闘パートではシューティングだぁ!\(^_^)/
イベント戦闘のみならず、シンボルエンカウントの要領で雑魚戦もシューティングです。
自機になるのは↑スクショの下部に位置する花びらシンボル。
敵機になるのは↑スクショの上部に位置するガイコツマーク。
他、陰陽マークも敵側のもので、シールド的に立ち塞がりつつ攻撃ショットを放ってきたり。
またハートマークは触れちゃうとH攻撃を喰らうこととなり、胸やお尻を触られたり、犯されちゃったりのエロカットインが表示されたりしますね。
被ダメすると『タイリョク』のゲージメモリが減って行き、こちらが尽きると敗北です。
ボス戦ともなると東方ばりの弾幕シューティングとなり、弾幕パターンを読み切り、手に汗握る避けゲーに。
自機ショットは3方向に飛ぶので、弾幕避けに集中しながら適当に攻撃しとけばどうにかなるっちゃなる。
ただし中盤くらいからはノーマル難易度でクリアするのがなかなか辛くなり、ラスボスに至ってはイージー難易度でも何度も負けちゃうほどの難しさ。アップデートで緩和されたようなので今後プレイする人は良いかもしれませんけどね、シューティングアクションが根本的に苦手だって人には辛いところもあるかもしれない。
自機操作には少し癖があって、自機を移動させた時の移動距離が大きめ。システム上どうしようもないんだと思うんだけど、細かく自機を操作してギリギリの弾幕避けをしたりってのは無理なのでその辺は……慣れてくれ。
なお自機移動時もSHIFT押しでダッシュ移動可能なので、必要に応じてどうぞ。
エロイベントは敗北時や特定のイベント時など。
元々、タイムちゃんを孕ませてやるのが敵側の目的だったというのもあってか、下腹部断面図付きで、とにかく子宮に到達する中出しで種付けしてやろうという内容が濃い目。
孕まされてしまってボテ腹描写もあります。
またロリバージョンのタイムちゃんのエロもそれなりのボリュームで用意されておりまする。
未来から息子がやって来ているということで「母親」の気分もありますが、最初は処女設定。処女クリア可能とのこと。
さらっと攻略
ストーリー攻略で詰むようなところはあまり無いかと。
探索要素があるわけですが、そこまで複雑なものは無いです。とりあえずMAPをぐる~っと一周してくれば、大体どうにかなる感じ。
いくつか分岐要素があるものの、外れルートならば自動的にタイムリープして章の始めに戻れるし、当たりルートだったとしても任意でタイムリープすることも可能です。
ただ章を跨いで遡ることはできないので、前章で取りこぼした要素に気付いた時には諦めんご。
僕もいくつか未回収になっていると思う部分があるので、もし周回プレイして回収することがあったら追記しますー。
攻略まで4時間ちょっと。
回想は最終章になったら道具屋さんで販売しているエロ本から。
たぶん全解放済み。
まとめ・感想
独特な世界観にどっぷり浸かり込めて、笑いあり、シリアスありの素敵ストーリーでした。コメディパートは良い意味で頭がおかしくて笑い続けましたね。
シューティング戦闘という目立つ個性の部分だけじゃなく、各部分で凝り凝りの作品なので是非遊ばれて欲しい一作。
世界の幅が広がりそう。
はい。
今作と似た感じに独特の世界観にどっぷり漬け込んでくれる作品というと……
などなどもどぞー
あ、サークルさん前作の『アヤネポップスタンプ』もぶっ飛んでて楽しいし、100円作品だしでどうぞどうぞ。