罰の時間×天使の時間
あなた(視聴者)と恋人の女の子が、同時に輪姦レイプされて精神を壊されてしまった後のエピソードを、それぞれ『罪の時間』『天使の時間』として収録した音声作品。
あなたも女の子も共に精神を病んでおり、そこになんの救いを描くでもなく、ただただ二人の壊れた日常を閉じ込めたエピソードで、壊れた者同士しか存在できない閉鎖空間による安寧と、自罰の甘美さを味わえる一作。
ハッピーエンド主義者の方には絶対NG。
ビターエンドとかってレベルじゃなく苦いけど、ほのかに甘さを感じてどうぞ。
収録時間 | 約1時間7分 | ||
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視聴スタイル | ご自由に | ||
お値段 | 864円 |
壊れることによる安らぎを
あなた(視聴者)と、その恋人である女の子が共に苛烈な輪姦被害に遭い、その結果として精神を壊されてしまった状況であることが前提のエピソードになってます。
精神的に壊れてしまった二人が社会復帰の道を見付けるだとか、立ち直る術を見付けるだとか、そういった部外者が満足するための希望や救いは用意されておらず、壊れた二人がお互いがお互いを欲したままに落ちていく様子を描いているお話で、どんな形であろうともお互いがお互いを強く求め合っている状況に、ほのかな甘さを感じてもらえれば良いのかと。
壊れた女の子とは『共依存』の関係性となり、お互いをぎゅ~っと抱き締めて求め合っている状況なので、今作を視聴しながらその当事者となって、そこにどんな意味合いを見出すかがポイントでしょうね。
『罪の時間』のエピソードでは、壊れた女の子が「いつもよりも調子が良い」という格好で過去の出来事を思い出し、二人が壊れるに至った経緯を語らってくれます。
ふらっと身を投げてしまいそうな軽薄な調子で語る女の子は、その折々にあなたを責めたり嘲ったり。
輪姦された昔話を聴かされているうちに性的な興奮を催してしまったあなたのことを、やはり嘲った調子でイカせてくれます。アナルに指を突っ込んだりなどありますが、カウントダウンや射精指示があるというわけではありません。
『天使の時間』のエピソードでは、壊れた女の子はすっかり記憶を失い、ちょいと幼児退行の様を見せてくれます。
「彼氏君」と呼ばれていたのに「お兄さん」と呼ばれてしまう始末だけれど、それでもなおあなたへの親愛の情だけは忘れ去られずに残っているという状況。
悪戯するようにして耳舐めや乳首舐め、そして足コキなどのエロシーンが続き、浴室に入って髪も身体も洗ってくれますし、性器も洗ってくれて、こちらでも射精シーン有り。
いくつかあるエロシーンでは、エロそのままにオナニーをしてやっても構わないし、歪んだエロシーンの模様に二人の壊れっぷりを感じてもOKで。
『罰の時間』に語られた過去のことなんか忘れてエロに没頭する逃避行的なものも感じられるところ。
まとめ
『共依存』のまま堕ちていく救いのないお話で、ストーリー的にそれ以上のところはないんだけど、CVを担当されてる『秋野かえで』さんの演技が良くて、素敵な塩梅で女の子がぶっ壊れてくれてたのが印象的ですね。
僕としてはぶっ壊れた女の子を前にして、ぎゅっと抱き締めてなんとかしてあげたいって保護欲的なものが疼いてしまうわけですが、抱き締めた側からスッといなくなってしまいそうな女の子の儚げな感じとかも感じられました。
気分が良くてテンションノリノリの時に聴いても感情移入しづらいかもしれないですが、気分が落ちてる時に聴くとかなり引っ張られてしまいそうな内容です。