エリィと7つめの魔法
勇者の母を持つ王女エリィ。
1○歳になったら一人旅に出るという約束の日を迎え、食欲と好奇心に任せて各地を巡ることに。
またその旅の道中では『魔王封印の社』の調査を行うこととなっていて、各地で巫女さんに守られた社を訪れる。
平和な世界でなんのことはない冒険のはずだったのだけれど――
ストーリーも楽しい王女様の冒険譚
青森県藤ヶ沢金剛村――なんていうリアルな地名を引っ提げた竜の伝承をプロローグにして始まるファンタジーRPG。
主人公となるエリィちゃんが1○歳を迎えたことで一人旅に出ることになるという話は、ちょっとドラクエ3を思い出させてくれますが、エリィちゃんのママは元勇者という強者で、とっくに魔王は封印されて世界は平和そのもの。
エリィちゃんの両親は親らしく子を心配するのですが、女の子が一人旅してもなんとかなる世界なのですたい。
好奇心旺盛で、そして食欲旺盛なエリィちゃん。
王女という立場はひとまず置いておいてもとにかく良い子そのもので、周囲の皆様からも愛されて可愛がられて、さらに両親からは超溺愛されて、それでいて嫌味の無いキャラクターとなってます、眩しい(@_@)
今回の一人旅では『魔王封印の社』の調査も行うこととなっていて、ゲームとしてはそちらが主な目的となってきますかね。
エリィちゃんと各地を巡る観光気分もなかなか楽しめます。
作中のBGMは完全オリジナルの曲が使用されていて新鮮でセンスの良いBGMに耳が気持ち良いわけですが、『バナパ』という国に到着した時などには野外ライブシーンでもオリジナルBGMが披露されますね。
各国には独自の属性魔法(国産魔法)が備わっていて、それもあって各国特徴的な国柄になっているし、街並みになってます。国によっては近代的な要素も普通に出てくるなど特色分けされてます。この世界の科学レベルはどうなってるんだろう~とか難しいことは考えずに、いろんな国を観光してるんだよ~と旅気分を味わうのが吉でしょうね。
それぞれの国に建築されている件の『魔王封印の社』ですが、こちらは可愛い巫女さん達がそれぞれ守ってくれてます。
巫女さんはその役割に縛られ、『魔王封印の社』を離れることができないという身の上。巫女さんの存在はストーリー的にも重要になっていて、絡みが多いです。
……シズクちゃんとの一戦で、パン食べて回復するエリィちゃんが面白かったですね\(^_^)/
そういやなんで戦闘中にご飯食べると回復するんだろう(@_@)
一応世界は平和な設定なので、戦闘MAPは『魔王封印の社』の中が主になっています。
素直なシンボルエンカウント制。
ただ、戦闘の難易度はちょっと高め。スキルや魔法の使用が重要だし、場合によってはレベリングも必要かな。けっこう歯応えのあるバランスになってますが『イージーモード』という装備品によって難易度を下げることができるので、ストーリーを主に楽しみたいよって場合などには良いかも。
脳コネ要素はほぼ無いので『イージーモード』を装備しちゃえばストレスフリーで遊べると思います。
『魔王封印の社』の奥には封印のクリスタルが置かれていて、こちらの前でエリィちゃんが舞を披露するとその国の属性魔法(国産魔法)を使用することができるようになります。
販売ページの作品説明にもありますが、国の数は6つ。ということで6つの『国産魔法』があるわけですが、それではタイトルにある7つめの魔法はどんなだろうか……と期待が膨らみますね、ね、ね!
ストーリー展開に華を添えてくれるイベントCGもしっかり。
こういう幻想的な雰囲気の中で舞うエリィちゃんを見た後にエリィちゃんのエロシーンを見ちゃうと背徳感増しになりゃせんか? なるよね? はい。
戦闘の方は前述の通りでちょいと難しめかなってくらいであとは普通のシステムですが、『発情』なる状態異常が用意されていて、この状態になると被ダメ量が増加し、そして敗北するとエロシーンにも影響が生じてきます。
エロシーンは敗北エロの他、メインストーリー上でのエロもあり、処女クリアは不可。
街を探索中にハートマークが浮かんでいるところではエロシーンが発生するようになってますね。
画面左上に数字が表示され、こちらは『フィニッシュカウンター』ということで射精タイミングを示してくれているので、こちらのカウントが0になるタイミングに合わせて頑張って下さいな。
今作は大ボリュームPVが用意されていて、その内容のほとんどがエロシーンの紹介となってます\(^_^)/
エロゲーだもの、エロシーンがあってなんぼなPVですね。
だからってエロ特化ヌキ特化というわけじゃなく、ストーリーも読み物として面白いことになってますよ。
さらっと攻略
ストーリー攻略で詰むようなところはほぼ無いかと。
素直に新しい街に進んで『魔王封印の社』のイベントをクリアして回ったりですね。
戦闘難しめですが『イージーモード』の使用などはご自由に。
周回プレイ(強くてニューゲーム)が可能となっているし、実質的に周回プレイまでを含んだ構成になっているので二周目も走って下さい。強制的に引継ぎされるし、スキップ機能を使えばストーリー分岐ポイントまであっという間です。
分岐ポイントは『スティヒオス』『セラピア』『クロノース』『バナパ』の社を攻略後に『アポスタシア』に戻ってシズクちゃんが訪れてくる直前。
『アポスタシア』に戻ってからすぐに『スティヒオス』へと向かってシズクちゃんに会いにいくと新しくイベントが発生するようになってます。
※『バナパ』の社の中でムシコスと共にお墓(ダンジョンMAPに入ったらすぐ上にある水辺の周辺にある)のイベントを見、巫女のカオリに話をして秘密を聞いておく。(たぶんこれも必要?)
その後にストーリーを進めるとイベントが分岐します。
攻略まで『イージーモード』を使用すれば3時間くらい、ノーマルで5時間前後くらい(周回プレイの内容も含む)。
回想はアイテム使用、またはED後。
全解放の仕方はreadme参考に。
まとめ・感想
そこまで斬新ってわけじゃないですが安心して燃えて涙滲むストーリーとなっていて、読み物としても十分に楽しめるんじゃないかなぁと思います。
PVでガッツリ紹介されてますが、エロシーンもボリュームありますしね。
CGの方が若干荒いのですが、そこさえ気にならなければどうぞどうぞで。
はい。
今作のように読み物としても楽しめる作品というと……
などなどもどぞー