生と死をテーマにシナリオ重視ゲー(だと思う)
「羊の魂を狩るつもりが間違っちゃった……」って具合に僧侶の主人公さんの魂を半殺しにしてしまった死神のレヴィちゃん(男)。
半殺しの責任で同伴するレヴィちゃんを従え、主人公さんは様々な大陸を渡り歩いて修行の旅へ。
その道中で巡り会う生きとし生けるものの生と死、魂のあり方を垣間見ながら主人公さんの失われた記憶、レヴィちゃんの失われた記憶と共に巡り巡っていくフリー展開。
トゥルーENDまでしっかりプレイして欲しい一作品。
レヴィちゃんの「ちんこ」を忘れて楽しめる
タイトルジャケットでホモホモ注意喚起してるから遠慮しちゃう人も多いと思うんだけど、実際にプレイするとそんなに「ちんこ」が気にならないのはシナリオがけっこう良い具合だからだね。
いや僕も「女装癖のある女の子女の子した男」とかだとアウトなので投げ出すんだけど、レヴィちゃんは「雇い主から支給された服が女物だったんだよ……(もう何も言うな、察してくれ)」的な男の子なので受け入れられたのは事実。
自棄になって水着を着たりする展開もあって楽しい
さてさて物語は僧侶である主人公と死神のレヴィちゃんの二人旅なのだから、必然的に生と死や魂のあり方なんかがテーマになってくるところ。
メイン筋の宗教対立(?)と禁書収集の他に多数のサブクエストが用意されていて、サブクエストもなかなか読ませるシナリオなのが心憎い。
選択肢によって展開が変わるよ
永遠と海を彷徨い続けていた幽霊船。
もう疲れたというのだから、さっさと成仏させてやるのが救いなのかどうなのか。
巡り巡る魂の輪廻転生を考えながら選択しよう、ってところ。
うん、もうね、レヴィちゃんが男で「ちんこ」装備してるってことを忘れていたよ。
実は主人公さんの修行巡礼の旅はこれで二度目、なぜかしら一度目の修行巡礼の旅の記憶などは失われてしまっている状態。
そして死神のレヴィちゃんも死神となる以前の記憶は失われてしまっているんだな。
どうして二人の記憶が失われているのか、どうしてそんな二人が巡り会わされたのか――なにか大きな力に操作されているような、もしくはなにか強い結びつきを感じさせるようなシナリオ塩梅、ぜひぜひトゥルーENDまでプレイして欲しい。
さぁ好き勝手に巡ろうや、レヴィちゃんと共に!
「フリーシナリオ中編和姦エロRPG」の看板通りで、けっこう好き勝手にイベントを進めていける本作。
主人公さん達のレベルに応じて敵が強化されているシステムなので、ならばとシンボルエンカウントの戦闘は素晴らしく無視して突撃しても大丈夫っちゃ大丈夫、というか終盤のボスまではレヴィちゃんの即死攻撃で1ターンキル出来るという大胆さ。
どこからでも攻略OKやで
町の人たちに話しかけるとMAP上で行ける場所が増えたりするので新しい町では全員に話しかけていくのが吉。
中にはサブクエストのフラグを立ててくれることもあるんだけど、調子にのってボタン連打で読み飛ばすとわけわからなくなる時もあるのでご注意。
一応メニュー画面からサブクエストの内容を確認できるけれどもね、ゲームといえども人の縁、軽んじること無かれってところです。
……あ、あれ?
……悪くないような気がするなぁ~(´д`)
まぁサブクエスト同様にエロイベントも回収する気がなければ回収しないで進めるんだな。
だからホモ~ンな要素を極力排除しながらストーリーを楽しむことも可能です、はい。
今作はフルコンプさせてもらったんだけど、それでもやっぱり僕はホモ要素バンザイ\(^_^)/とはならなかった。
でもレヴィちゃんは可愛く思うし、主人公カップルの行く末に幸あれと感じる余韻あるシナリオゲーだったよぃ。
さらっと攻略
作者様HPで攻略情報出ちゃってるんでサブクエスト回収とかはそちらを参考にどうぞ!
→「 大人の道楽本館 」
敵戦闘は終盤のボスを除けばレヴィちゃんの「全体攻撃+即死効果」でサクれるので楽勝でしょう。というかまともに戦うと面倒い。
魔法反射やカウンター効果のアクセサリーが有能なのでエクストラダンジョンでは全員に持たせたいところ。
「ハンス城」のギミック解きは「ラダの町」でヒント貰えるよ。
まとめ
せっかくのシナリオゲーなのにタイトルジャケットでホモエロ要素を語りすぎて損をしている気がするよぉ。
あとエクストラダンジョンではサブクエストで登場した方々をもっと拾ってくれると嬉しかったな。
……なんかそういう要望の湧くゲームでした、レヴィちゃん男だけど。
はい、ホモ要素な作品を紹介するのは初めてかな。
ちんちんぶらぶらな作品なら数日前の
とかありますけども。
とりあえず今作は唯一受け入れられたホモゲーとしてしばらく僕の中に君臨しそう。
ロマンディックミスティリオン