球 淫獣の洞窟

おぞましき侵入者

第10話 おぞましき侵入者


 ○おぞましき侵入者

 今までの攻撃は次のステップへのほんの序曲に過ぎなかった。
 球を睨む妖獣の目が一段と輝きを増した、その時だった。
 一旦休止していた触手が新たな攻撃を開始した。

 目の下にある口らしき部分から、赤銅色の太い触手が蛇行しながらニョキニョキと伸びて来た。
 人間で言えば舌に当たる部分である。
 ところが舌とは言っても形状はどう見ても蛇のようにしか見えなかった。
 蛇のような触手はどんどん球の股間に迫って来た。
 新たに出現した触手に球は怯えた。

「え、何なの!?気味悪いわ!や、やめて!!いやあ~~~~~~~~~~!!」

 その先端は毒蛇の頭部のように三角形に鰓(えら)が張っており、男性のペニスを厳つくしたような形状をしていた。
 しかし人間の男根と比べたら、優に2倍近くあった。
 幹は赤銅色をしているが、先端はややピンク掛かった肉色をしており、男性の亀頭の色と変わらなかった。
 また触手全体には疣(いぼ)のものが無数についていた。
 俗っぽく言うなら、『巨大なイボマラ』と言ったところだろうか。

 触手は蛇行しながらパンティの上を這い回り、何かを探しているような動きを見せていた。
 まもなくパンティの隙間から内部へと侵入していった。

「ぎゃぁ~~~~~~~!!いやぁ~~~~~~~!!」

 球はおぞましき侵入者から逃れるため、腰をよじって振りほどこうとした。
 だが手足を別の触手に拘束されていて思うように動けなかった。
 ヌメヌメとした湿った感触が花弁に近づいた。

「いやぁ~~~~~~~!!」

 足を開かれているため、花弁を閉じることが出来なかった。

 不気味な感触が敏感な箇所に触れた。

「ぎゃぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

(グニュッ・・・)

 巨大な触手は秘孔を捉えた。
 しかし触手があまりにも太過ぎるため、容易に中へは侵入出来ない。

(ズズ・・・)

 触手は食込もうと何度も挑んでくる。

(ズズ・・・)

(ズニュ・・・ズズン!)

 巨大な触手はついに秘孔に侵入した。

「ぎゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!」

 食込みはしたものの、あまりにも太過ぎてなかなか奥へは進めないでいる。
 巨大な触手を受け入れて、陰唇がパンパンに腫れ上がっている。

「いやぁ~~~~~~~!!いたい!!いたいからやめてぇ~~~~~!!だれか、た、助けてぇ~~~~~~~!!」

 絶叫は暗い洞窟内に轟き渡った。

 太過ぎて侵入の停滞していた触手も、粘液を放出しながら、ゆっくりと内部へと進行した。

(ヌルリ・・・ジュニュ・・・)

 疣が膣壁にゴリゴリと擦れている。

(・・・!?)

 最初は痛みだけしか感じなかったが、新たに不思議な感覚が加わってきた。
 疣で擦られているうちに、奇妙な感覚はどんどんと高まっていった。
 それは一種の快感だった。

(・・・??)

(変だわ・・・何?この気持ちよさは・・・)

第10話 おぞましき侵入者 ここまで

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