第9話 触手による豆なぶり
○触手と快楽行進曲
まるで感電したかのように身体をビクリと波打たせる球。
「ひいっ!!や、やめて!!ひぃ~~~~~~~っ!!」
触手による豆なぶりは本格的に開始された。
クリトリスに加えられた律動は<舐める>ような動作だけでは無かった。
実に巧みに<つまむ><揉む><押す>などの動作も繰り返し行なわれた。
女性に長けた男性でもこれだけの動作をリズミカルに行うことは難しい。
敏感な箇所をこれだけ集中的に攻められて、耐えられる女性はおそらくいないだろう。
ましてや人一倍感じやすい体質の球のこと、たとえ相手が怪物であっても快楽地獄に没するのは時間の問題であった。
獣が水を飲む時のような音が聞こえてくる。
ビチャビチャと淫猥な音が。
引締まった見事なボディは
桜色に染まり始めた見事なボ桜色に染まっていく。
触手の愛撫に必死に耐えようとはしているが、クネクネとうごめく腰の動きが実に悩ましく感じられる。
触手のクリ攻めは一段と激しさを増していく。
身体の芯にふつふつと燃え上がる何かが生じ始め、球の意志とは逆に牝のシロップが絶え間なく溢れ出す。
「あああっ!!あ、あ、んぁ~!!も、もお~、やめ、やめてよぉ・・・」
牝のシロップはとどまるところを知らない。
「いや、いや、いや~~~~~~ぁ!!イ、イキそう!イキそう!ダメッ!!いやっ!!ダメッ!!ううっ!!イ、イクぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~!!あっ、あっ、あああぁぁぁ~~~~~~~~~!!!!!」
実に丹念で、的確な『マメなぶり』に、球はとうとうオーガズムを迎えてしまった。
だが妖獣にすれば、これはまだ長い快楽行進曲の前奏のようなものであった。
球が一息つく暇も無く次の行動が開始された。
U字型触手は、球の花びらに食らいつき、花びらを左右に広げる役目を担った。
花びらはいっぱいに広げられ、紅色の粘膜が思い切り露出されてしまった。
タイミングを計ったかのように、花びらの中心目掛けて、もう1本の細い触手が律動を開始した。
シロップを放出させている亀裂の狭間へ触手は食込んでいった。
直径がわずか1cmほどの細い触手が秘孔へ潜り込むことは極めて容易なことであった。おぞましい感触に耐え切れず球は泣き叫ぶ。
「ぎゃぁ~~~~~~~~!!入っちゃいやぁ~~~~~~~!!」
触手は子宮口の辺りまで到達すると、透明の液体を大量に噴出させた。
(シュ~~~シュワ~~~~~!)
(なに・・・!?何を噴出したの!?)
触手が吹出した液体は一体何だったのか。
球は更なる恐怖に襲われた。
ところが球の身体に特に変化はなかった。
薬液を注入するためのノズルのような役目を果たした細い触手は、スルスルと亀裂から出て行った。
他の触手は依然球の身体にまとわりついたままだが、特に新たな行動を開始する気配はなかった。
だが・・・
第9話 触手による豆なぶり ここまで