クベルの首枷病

B!

クベルの首枷病

1404円
8.2

物語性・展開

9.0/10

キャラクター

8.0/10

オカズ度

8.0/10

フェチズム

8.0/10

熱中度

8.0/10

お薦めできる点

  • 興味深いストーリーと設定
  • フレーバーテキストの賑わい
  • ザックザクな体当たり戦闘
  • 練られたゲーム性
  • ストレスフリー

微妙だった点

  • バカ息子\(^_^)/

クベルの首枷病

大地震により発生した『クレバス(地割れ)』の奥深くに発見された謎の遺跡。

その遺跡には『クベルの首枷病』という死の病に関連した『禁書』が多く所蔵されており、魔術師ギルドは『禁書』の回収・封印のために若き魔術師マジェタノを派遣するのだった。

魔術師マジェタノは想いを寄せる幼馴染みを連れて調査活動を行うのだったが、『禁書』をイタズラに利用した青年(バカ息子!)によって魔力や行動を制限されてしまうことに。

無数の『禁書』を有した『書蔵庫』を封印し続けるために『クレパス(地割れ)』探索を繰り返しながら、寝取られイベントが繰り広げられるちょっとローグライク風味(?)なARPG!

ストーリーもゲームも面白い

まずタイトルにもなっている『クベルの首枷病』ですが、過去に多くの人を死に至らしめた原因不明の奇病とされた時代の大病で、まるで蛇のような痣模様が首に巻き付くように発生する特徴があったのだとか。

けれども実のところ『クベルの首枷病』は病気の類いではなく『呪い』であり、それは使い方次第で国家を揺るがす恐れのある禁忌の術が記されている『禁書』によってもたらされたものだったとのこと。

しばし前に大地震が発生した影響で大きな地割れが生じ、その地割れの奥には謎の遺跡が発見され、さらにその遺跡の奥深くには件の『禁書』があるとの予想から、魔術師ギルドの派遣員としてマジェタノちゃんが選ばれることになるのでした。

マジェタノちゃんは魔力に秀でた家系の女の子で、普通にメチャクチャ強いです、反則的な強さです、そして高貴なお嬢様な感じ。

で、なんだかんだとサクッと『禁書』擁する遺跡の奥の建物(書蔵庫)まで到着するマジェタノちゃんでしたが、その建物の中には『禁書』がごっそりと眠ってるという事態で、マジェタノちゃん一人には手に負えそうにないということで、他の冒険者達が『禁書』に手を出して悪用しないように『魔法壁』を張り続けることになるのが今作の目的になります。

王都のギルドの人達が助っ人にやって来てくれるまでの一定期間、何度か遺跡奥の書蔵庫まで出向いて『魔法壁』の更新を繰り返すことになります。

実のところマジェタノちゃん単体でならかなり容易に『魔法壁』更新の作業を行えたと思われる(だって道中の魔物一撃で皆殺しにしちゃうんだもん!)。

けれども地割れ近くの町の町長さんところのバカ息子がシリアスな空気なんか知っちゃこっちゃないよと状況を掻き回してくれるのでした。

ちなみにマジェタノちゃんですが、今回の派遣調査に当たっては幼馴染みのセロ君を同行させてます(スクショ1枚目で話してる相手)。

まだ恋人未満の関係ですが、お互いに想い人。

長めのオープニング中でも二人の昔話がちょいちょい挿入され、寝取られ展開へ向けての下地が丁寧に描写されていくのでした、良いね!(^O^)

そのセロ君ですが、途中で『クベルの首枷病』の影響を受けてしまって昏睡状態で宿屋で伏してます。

で、バカ息子君が『禁書』をこっそり持ち出してしまい、それを悪用してマジェタノちゃんの魔力を封じちゃった(>_<)

オープニングでは圧倒的な魔力(MP値)で大量の魔物を虐殺しきりで爽快フルボッコゲーだったのですが、バカ息子のせいで魔力が微量になってしまって、これでは『魔法壁』の更新ができねぇじゃねぇか!って事態。

最大MPが一気に低下してしまっただけでなく、『肉欲』という発情ステータスが追加されちゃって、ダンジョンを巡っているだけでどんどんマジェタノちゃんが発情しちゃう事態に。

画面右側に並んだ『D.Potion/S』などは回復アイテムとそのショートカットキーの表示です。

ポーションの類いはMPの回復で、一番下の『Mint』は肉欲を低下させてくれるものです。

特に『Mint』はショートカットキー(T)からじゃないと使用できないのでご注意を。

HPなどは無く、敵と接触するとマジェタノちゃんが魔法をぶっ放して一撃殺する代わりにMPが消費され、MPが尽きちゃうとダンジョンから強制離脱となってます。

さらに『肉欲』がMAXになってしまった時にもダンジョンから強制離脱。

MPと『肉欲』を管理しながらダンジョンを進んで行って下さい。

肉欲がMAXになったり、どうしても最大MPが足りないぞ……という時にはバカ息子君に抱いてもらいましょう。

そうすると最大MPが上昇するというバカ息子ルールが設定されているのです。

もちろん抱かれてMP上昇ヤッター!という話しではなくて、抱かれれば抱かれるほどに『淫乱値』が上昇していくことにも繋がってしまいます。

この『淫乱値』はEDの分岐条件になっていて、トゥルーエンド(Aエンド)を目指すならば極力低めを保っておきたいところ。

『魔法壁』を更新するまでには7日間の猶予があり、合計6回の『魔法壁』の更新が必要になるので、約40日ほどを上手に活用して、アイテムやお金を稼いで探索を終える作業を繰り返しつつ、ギリギリで『魔法壁』を更新していくと良さそうかな。

とはいえED分岐条件の『淫乱値』に直結するステータスはEDのどれかを回収後に初期化することが可能になっているので、トゥルーエンドのために寝取られイベントを我慢して進める必要性はなさげ。股間事情に従って良さげ。

仮に7日間で『魔法壁』を更新できなかったとしても救済措置が備わっているし、その展開中にもエロシーンが用意されているので、いかに『魔法壁』を更新していくのか、じゃなくて、いかにエロシーンを回収していくか、くらいのノリでプレイされても全然OKです。

自力でトゥルーエンドを回収したいなら頑張ってね-!ですが、むしろ淫乱堕ちまくりのDエンドを目指してプレイしていくくらいでOK(回収効率で言うならB→C→D→初期化してAの順番かな?)。

ちょくちょく更新される『マジェタノの本心』はどんどん寝取られていくマジェタノちゃんの心情変化がテキストとして読み取れる有難い機能。

バカ息子に抱かれた後の就寝の様子などにもマジェタノちゃんの心の移ろいが描写されていて、そちらも心憎い演出になってます。

マジェタノちゃんとセロ君は幼馴染みということで、特にセロ君のお婆さんとの関係は深くあった両人。亡きお婆さんを裏切るような寝取られ展開で、グイグイきますわー。

ダンジョン探索中には3フロアごとに休憩スポットが用意されていて、ハートマークが浮かんでいるポイントでオナニーすることで『肉欲』を解消することができるようになってます。

ダンジョン内には他にも冒険者が入り込んできている設定なので、マジェタノちゃんが隠れてオナニーしているところを発見されちゃったりします、というかよく見つかります(^O^)

すると町での評判が下がり、町をうろついていると蔑まれてしまったりという変化も。

町の人達の様子は画面左下にテキストログとして更新されていくので、テキストを読みながらイメージを膨らませてムフフのに最適。

バカ息子に抱かれたり、オナニーしたりするとエロイベントが発生するわけですが、これといってエロイベント発生条件が満たされていない場合には喘ぎ声と盛り盛りテキストログでの演出となります。

エッチなテキストが連続して表示されてくる勢いがとってもエッチくて、これはこれで良いものだ(@_@)

そしてエロシーンは全て段階エロでガンガンパワーアップしていくというおまけ付き。

さらっと攻略

ストーリー攻略で詰むようなところは皆無。

とにかく『魔法壁』の更新を行うために『書蔵庫』へ6回赴くことでEDに到達します。

規定日数が設定されてるけれども、それを過ぎてしまっても救済展開で『書蔵庫』へ到達できるようになってるので問題無しかと。

最初から自力Aエンドを目指したりすると脳コネ仕様になっちゃいますが、ED到達後に淫乱系ステータスを初期化する機能があるのでEDコンプのために脳コネせずに、エロイベントコンプリートを目指してどうぞ。

攻略まで、とりあえずEDに到達するまでで約5時間。エロイベント、EDコンプリートを目指すと7~9時間くらい?

回想は宿屋2階から。

全解放は今のところ見付けてないです。

まとめ・感想

『クベルの首枷病』という死病と『禁書』の関係、クレパスに出現した謎の遺跡ダンジョン、マジェタノちゃんとセロ君の恋ストーリー……シリアスなファンタジーストーリーと恋愛ドラマとで、これだけでも充分にワクワクしてくるものになっていたんだけど、バカ息子がドーン!\(^_^)/

でも『魔法壁』の更新ルールとバカ息子ルールが絶妙にマッチしていて面白いっていうバランスの練られっぷり。

セロ君が意識不明のままなので寝取られに気付いて悶える様子などは(一応)無いですが、マジェタノちゃんのセロ君への慕情と、バカ息子へ堕ちていく様子が緻密に描かれてて寝取られの背徳感は濃い目。

今作中だけでは収まりきらない世界設定になっているので、今後の展開も気になるところ。

はい。

今作と同じように寝取られ+世界観の素敵さで思い出すのは↓

 涙声のギニヨル

レビューはこちら

今後の気になる寝取られストーリーということなら↓

 さまぁ☆ソルト

レビューはこちら

などなどもどぞー

クベルの首枷病

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