学園生活ダンジョンRPG 問題のある生徒達 +攻略

B!

学園生活ダンジョンRPG 問題のある生徒達

972円
7.8

物語性・展開

8.5/10

キャラクター

8.0/10

オカズ度

7.5/10

フェチズム

7.5/10

熱中度

7.5/10

お薦めできる点

  • 奇天烈ストーリー
  • 女の子が皆可愛い
  • 登場人物全てに焦点を
  • スムーズな難易度設定

微妙だった点

  • ヤンキー設定がちょっと浮いてる

学園生活ダンジョンRPG 問題のある生徒達

卒業を間近に控えた2月末の時期に突如行われることになった狂った担任教師による独り善がりの補習授業。

閉鎖された学園内、暴力を許可された環境下で試される人間関係を描いたストーリーRPG。

そして授業日らしい授業日ももはや残されていないというのに現れた転校生(主人公)、不気味な仮面を被った少女の存在。

『問題のある生徒』達は、無事に卒業することができるのだろうか――

狂った教師の独り善がりな特別授業

紹介動画はこちら

ということで甘黒堂さんの新作になりますね。

甘黒堂さんが『甘黒堂』としての活動は今作にて一区切りにするということで、次回からは別名義で活動されるということです。

甘黒堂さんはけっこう独自色が強いサークルさんなので、その色味の調整って意味合いだったりするんでしょうかね。

ともかくも活動自体は続けるということなので、新作を楽しみに待ってまする。今年中にも新作は発売になるということですたい(^o^)

さてさて今作ですが、卒業を間近に控えながらも『問題のある生徒達』として選ばれちゃった生徒達への特別補習が行われることになりましたよ、というもの。

『社会に適応できるかどうかを計る』ための教育という名の『愛』だということで意気揚々と学園を閉鎖して、さぁさ皆さん殺さない程度に殴り合ってどうぞ~という狂った担任教師様。

加えて卒業目前のこの時期になって主人公の陰山光彦君が転校してくるという事態。

結局のところどういう風に補習授業をクリアすれば良いのかなどは転校生である主人公(プレイヤー)には明らかにされないままという挑戦的なスタンスで、おかげさまで初対面になるクラスメイト『問題のある生徒達』の言動をなおのこと仔細に窺っていくっきゃないよ、という状態。

顔色にも問題がありそうなクラスメイトが『高得点』を狙って殴りかかってきたりして無法地帯化の閉鎖学園。

とはいえ全員が全員『高得点』を狙って殴りかかってくるわけではなく、主人公さんをサポートしてくれる女の子もいれば、暴力行為に消極的な子も。もっと言えば特別授業そのものに興味が無いという子もいるし、恋愛模様の方が大事だって子もいるわけで。

『問題のある生徒達』はけっこうみんな好き勝手やってます(^o^)

なにやら得点性っぽい特別授業ですが、やっぱりプレイヤーにはそのルールは適用されず終い。

物語は『問題のある生徒達』に寄り添って進行していきます。

探索MAPは3Dダンジョンになってます。

リアルな学園校舎の構造というわけではないですが、その辺はゲームなのでご愛敬。

単純構造の3階建て校舎となっているので、画面右下のミニMAPを見ながらいれば迷うことは全くないですね。最初からミニMAPにフロアの全容が表示されている仕様です。

戦闘は対『問題のある生徒達』+『生徒会執行部員』ということで、殺さない程度に殴り合って下さい。

イベント戦闘の他、ランダムエンカウントでも同様の相手と戦うことになります。

戦闘に勝利すると相手の処遇を選択できる仕様となっていて、お金を払わせたり、所持品を取り上げたりということの他、『屈辱を与える』ということで女の子ならば半裸状態に、野郎だったらボコ殴りにすることができちゃいます。

勝者の権利ということで好き勝手やってもらってもOKなんだけど、各キャラクターごとに『協調性』なるステータス値が振られていて、金銭を巻き上げたり屈辱を与えたりしちゃうと『協調性』はダウン。

素直に『この場から退却』ということでノーペナルティでサヨナラをしてあげると『協調性』がアップします。

『協調性』がMAX100になると『同行者』としてパーティーに加えることができるので、敗者への処遇をどうするのかはお悩みどころ。

装備システムの方はこの頃の甘黒堂さん作品らしく、武器装備欄が二つ。それと装飾品が一つですね。

とにかく武器が二つ装備できるようになっていて、二つ装備すると通常攻撃が二回となる仕様です。

で、ストーリー進行に応じて操作キャラクターが入れ替わったり、特定のキャラクターが強制加入したり、離脱したりしてくれるんだけど、装備品などは全て全キャラクターでの共有財産となってます。

なので離脱するキャラクターが装備していたアイテムはそのキャラクターが再加入するまで使用不可になっちゃったりするので、パーティーメンバーが強制的にガラッと入れ替えられた時に対応できるように余剰の武器を確保していくのが吉。

とりあえず購買部で買える武器は全部買っておけば良いよ。

コミュニケーションツールのような戦闘を重ねながらどんどん物語は進んで行きます。

とあるテーマに基づいた心象風景をそのまま描き出しましたー!みたいな世界観で、地に足が付いているのか付いていないのか、そんな危なげな感じがやっぱり魅力的で素敵です。

シュールレアリズムみたいに想像力羽ばたいちゃってるな~と思ってると、女の子達が妙に現実的なツッコミ入れたりしてね\(^_^)/

このバランス感覚さね。

ストーリーは一本道進行ですが、途中から『番外編』へと展開してゆき、各編ごとにメインキャラクターが異なり、それぞれのキャラクターに焦点が当てられていきます。

番外編は短めにサクサク進める内容ですが、その分メンバーの入れ替えに伴って装備品のストックが心配になってくるので、そろそろエピソードが終わりそうだな~と感じたら装備品を取り外してしまったりでどうぞ。

各エピソードに跨がって『同行者』として連れ歩ける自由選択のキャラがいるので、その子に強力な装備を奢ってあげてると何かと楽ちん。

僕は可愛いからって理由で千歳ちゃんを『同行者』として優遇しました、回復キャラなのに鬼神のごとき働きをされた千歳ちゃん(@_@)

一時過去作で難易度が急上昇しちゃったりということがありましたが、今作はストーリーを追うのにストレスを感じづらい程度に抑えこまれてて、ランダムエンカウントのエンカ率もほどほどに抑えてます。

『協調性』をアップさせて仲間に加えたい意中の女の子に限って遭遇できなかったりする分には、中盤以降に購入できる『メガホン』を使用して呼びつけちゃえばどうにでもなります。

……どんな風に『メガホン』使ってるんだろうね、「おいコラ、龍崎、掛かってこいやー!」みたいな感じなんだろうか?

ま、ともかくも、あとは戦闘に敗北するとゲームオーバーで、前セーブポイントまで戻されちゃう仕様なので、この点はこまめセーブで対処すりゃOKかと。

さらっと攻略

ストーリー攻略で詰みそうな部分はあんまり無さそうかな。

ほとんど台詞中に次の移動先ヒントがあるので、読み落とさなければ詰まることは少なめ。ヒントが無い時もあるんだけど、MAPをぐる~っと回っていれば誰かしらに遭遇してイベントは進行するかなってくらいです。

番外編に突入すると固定メンバーが育ててない弱キャラになってしまうので、自由選択可能な『同行者』に戦闘はお任せするつもりでそのキャラクターを強化しておくと楽できます。

一応の進行順は以下参考に。

  • 3F中央 宇治村
  • 3F中央 百合花
  • 3F西 千歳
  • 3F西 委員長『図書資料室の鍵』入手
  • 3F東 図書資料室へ『3階閉鎖口の鍵』入手
  • 2F西 七枝離脱、佳奈加入
  • 3F東 図書室
  • 2F西 女子トイレ
  • 2F中央 角田
  • 2F東 美術室
  • 2F東 女子更衣室前
  • 2F東 女子更衣室 佳奈離脱、七枝加入 ※制服発見後、近くに七枝がいるので探す
  • 2F東 誠子
  • 2F西 真琴『2階閉鎖口の鍵』入手
  • 1F東 轟
  • 1F西 明菜 明菜の後ろ側の宝箱から『PC教室の鍵』入手
  • 1F東 PC教室
  • 1F中央 佳奈
  • 1F西 龍崎
  • 1F中央 誠子『渡り廊下の鍵』入手
  • 1F渡り廊下
  • 体育館(館内) 鉄仮面

番外編1

  • 3F西 千歳
  • 1F東 轟
  • 3F中央 保健室

番外編2

  • 2F西 百合花
  • 2F中央 角田
  • 2F西 女子トイレ
  • 1F東 職員室前
  • 1F東 職員室
  • 体育館(館内)

番外編3

  • 2F中央 佳奈
  • 1F中央 佳奈
  • 1F西 佳奈
  • 3F中央 保健室

番外編4

  • 3F中央 轟と龍崎
  • 2F中央 明菜
  • 1F東 宇治村
  • 1F西 男子トイレ
  • 1F西 シャドウ
  • 3F東 図書室

最終話

  • 3F中央 佳奈
  • 2F中央 田沼
  • 1F東 鉄仮面
  • 1F東 会議室
  • 体育館(館内)

攻略まで約7時間。

回想は所持アイテム『生徒手帳』から。

全解放は無いですが、一本道ルートなのでクリア時に実質的に。

まとめ・感想

千歳ちゃんが可愛かったので、千歳ちゃんのエッチシーンではお相手がお相手だけに「はぁっ!?」と寝取られ気分が凄かったんですが、その後のオチがオチだっただけに、ホッと安心して笑えました(^o^)

16年頃に制作しつつも頓挫してしまった作品を改めて完成させたということで、ストーリーなどは一昔前の甘黒堂さんっぽさがあったりして懐かしく、今作を一区切りにして『甘黒堂』としての活動が休止になるということで、総括的な意味合いでも相応しい内容だったかなぁと。

新しいサークルではどんな作品を制作していくのか、今のところ僕は知らないんですが、どういう形になるのか楽しみに待ってたいですね。

早ければ8月頃に始動ってことです、遅くても年内ってことで。

時間があったら甘黒堂さんの作品をまとめた記事をDLチャンネルで投稿してみたいもんですわ(^o^)

学園生活ダンジョンRPG 問題のある生徒達

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