ぐっすり眠れる耳かきボイスΖ(ゼータ)
ある秋の日。
高校生の「わたし」と、学校の女教師とが織りなす同性愛ストーリー。
まだ恋らしい恋も経験してなさそうな初々しい純白な「わたし」と失恋から立ち直れずに燻っている女教師。
失恋故の自棄さで「わたし」の恋心ごと堕ちてしまおうとする女教師に、「わたし」の恋心は敵うのか――
二人の同性愛ストーリーを基本に、適切なBGMが素敵すぎるボイスドラマ仕立て+耳かきの癒やし系作品。
ストーリーに夢中になって眠れないんじゃないの?と疑問に思われるかもしれないけど、眠れる。
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収録時間 | 約84分 | ||
視聴スタイル | 眠ってもOKなように。 | ||
お値段 | 756円 |
※音量がかなり低めです。だからといって音量を高くしまくると「ささやき」をされた際にビクン!ってなっちゃうと思うので、ほどほどに調節すると良さそう。
百合系の音声作品は初めてだったよ
この『ぐっすり眠れる耳かきボイス』シリーズ、最近よく見掛けるなぁ~って気になっていたので、とりあえず一作品聴いてみることにしての今作。
睡眠不足の日々が続いたので、放っておいても眠っちゃうくらいの状態だったけど、さらなる熟睡を求めて……いざ!
そんな前置きはどうでも良いんだけど、ともかくも今作は全年齢向けの百合系作品。
「生徒×教師」+「同性愛」という禁断のラブストーリー。
「癒やし系」+「安眠」の作品ということで最初からイチャラブふにふにしてんのかなぁと想像しちゃったんだけど、物語は女教師のお部屋に入るところからスタート。初々しい「わたし」に対して、なにか底知れない怪しい雰囲気を漂わせる女教師……なにやら雲行きはあやしそう。
「ところで、あなたは……どんな人が好きなの?」
「恋、してるでしょ? それも人に言えないような」
そんな具合に唐突に女教師は核心に迫ってくる冒頭なので、けっこうドキドキハラハラもんです。
で当然この「わたし」の恋愛対象は女教師さんなわけです。
女教師の方も「わたし」の事が以前から好きだったよ!って単純な話しではなく、実は女教師も同性への恋愛経験者であり、失恋者。そしてその失恋を乗り越えられずにいて自暴自棄。
まるで穢れを知らない「わたし」の恋心を受け入れる形で堕ちていこうとする節があるんだけど……ということでラブストーリーにも一捻りあったりです。
その前段階を乗り越えた後は交互に耳かきする展開で、その辺からは安心してぼけ~っと眠っていってOKな感じです。
ストーリー紹介に字数を裂きましたが、今作で特徴的なのはBGMの存在ですかね。
「read me」に書かれているんだけど、最初はBGM有りで、次はBGM無しで、そしてアンビエントバージョンを、ということで三種類のバージョンを楽しむこともできます。
BGM有りバージョンとアンビエントバージョン共に、背景でなんか鳴ってるな~くらいの感じなんだけど、BGM無しのバージョンと聴き比べるとやっぱり存在感が大きくて「むむむ……」と唸っちゃう。
アンビエントなBGMで催眠を掛けてくれちゃった作品とかもあるくらいですしね、BGMは大切ですよ。
それに環境音ということで虫の鳴き声とかも収録されてます。
アンビエントバージョンのぽわ~んとした感覚は、先に他のバージョンを聴いてストーリーを知った後に安心して聴いた方がなお良さそうな感じですし、その方が安眠効果が高まるんじゃないかな?
ところでジャケットCGを眺めると、妖艶な大人な女教師がその色気で初心な女学生を包み込んでいる感じなんだけど、作中の女教師さんは人見知りの気があって、失恋の負い目も重なって気怠そうな感じ。服装なども地味目に整えてそうなお方。ちょっとジャケットCGのイメージとは違ってますね。
女学生の「わたし」にしてもおどおどした引っ込み思案な子のように思えたけれども、耳かきが始まる頃には一気に打ち解けた感じ。怠そうに構えた女教師の面倒を見てあげているかのようで、ちょっとキャラクター像は掴みづらかったかなぁ。
ということで二人のキャラクターについてはジャケットCGをあまり参考にしないで視聴された方が吉かと。
まとめ
先生宅にお泊まりになった際に、数学のお勉強を見て貰うところがあるんだけど、三角関数を少しエッチに教えて頂けます……なんつぅ先生だ/(^o^)\
僕としては両方のキャラクターを掴みづらかったんだけど、耳かき音やBGMの出来映えが良かったので、「こういう二人なんだろね」と割り切って視聴しながらスヤスヤ眠らせて頂きました。
感じ的には↓
こちらに近いかな?
物語(BGM)を聴いているうちにスヤ~と。