エルドランテ -ELDORANTE-
武具商人のマカネが行商中に船が転覆してしまい、流れ流れて見知らぬ島へと。
漂流の折に持ち物を失ってしまったのもあって、島の街が名所として抱える謎のダンジョンの攻略を目指すことに。
その謎のダンジョンの最奥には『黄金境』と呼ばれる伝説の地があるとされるのだったが……
『黄金境』を目指す人々のストーリーや探索性、アイテム収集等のやり込み要素がたっぷり。
小気味よい笑えるテキストと表情によるコメディ性も特筆もの。
寄り道しながら『黄金境』を目指してどうぞ
今作の主人公は武具商人のマカネちゃんですね。
サークルさん前作RPGになるこちらでも登場していたらしいです。僕は未プレイなのでわかんないですが、気になる方は一緒にチェックしておいて下さい。……聴くところによると前作では貧乳だったとか。
ちなみに今作で打ち出の小槌を使ってくる魔物に敗北した時に、小槌の効果で体が縮んだ状態でマカネちゃんが犯されるシーンがあるんだけど、その縮んだ感じなのかな? ロリ系で可愛かったです。
さてさて、貧乳から巨乳から、武器から防具まで取り揃える武具商人のマカネちゃんが乗った船が転覆してしまうというオープニング。
流れ着いた先の島には街があり、そこには金銀財宝を抱えた『黄金境』を最奥に秘めた不思議なダンジョンがあるのだとか。
漂流の際に商売道具なども失ってしまったマカネちゃんは、酒場で喧嘩を売られたのもあって『黄金境』を目指すことを宣言するのでした。
マカネちゃん自身が『黄金境』を目指す理由はちょっと乏しいところがあるんだけど、マカネちゃん以外にも『黄金境』を目指す人達がいて、その人達との関係性でドラマストーリーが用意されてます。
キャラクター同士の掛け合いがやたら面白く、コミカルな表情差分も多数。
序盤は特に笑い所が多くてストーリーを進めるのが楽しいですね、コメディな部分もシリアスな部分でも台詞回しがご上手です。
会話シーンの部分部分でおちゃらける要素がありますが、本編ストーリーそのものはしっとり落ち着いた王道調になってます。
本作メインになってくるのはもちろんダンジョン探索で、探索するにおいては仲間をもう一人だけ連れて行くことができるルール設定。
ストーリー進行に応じて選べるメンバーは増えていきますが、誰を連れて行くかはお好みでOKです。↑のスクショでは面白顔になっちゃってるアッシュさんですが、男前で普通に好き。それぞれのメンバーらに話しかけた時の選択肢が適度にふざけててホント好き。
お好きなメンバーを一人連れて、いざダンジョンへ!
ダンジョンは『第1階層』から『第○階層』までに大きく分けられていて、さらに階層ごとに『エリアA』『エリアB』……『エリア○』という具合に細分化されてます。
ダンジョンに向かう都度、ダンジョン入口でどの階層のどのエリアに挑むのかを選択していきます。
「不思議のダンジョン」系のシステムとはほとんど異なってるんだけど、ダンジョンに入る度に「レベル1」に戻されてしまうという部分くらいは一緒になってます。
どの階層、どのエリアから始めても「レベル1」なんだから好きな順番で攻略していっていいよね?というと、そこは武器や防具の強化がされてないと難しいですよね、と。
ダンジョン内のMAPは固定。
MAP中のアイテムの配置やアイテムそのもの、敵シンボルの配置などはランダム。
武具強化が今作のポイントになるので、素材になるアイテム回収をしつつ、階段を探して駆け回りましょう!
移動速度や戦闘速度は高速だし、配置されているアイテムは多めで、アイテム回収の小気味良さが中毒性を醸してくれます。そしてバンバンアイテム回収しているうちに、敵シンボルと接触しちゃって戦闘へ……
なまじダンジョンに入った時には「レベル1」になっているので、まずは安定するくらいにレベルを上げてあげましょう。
「満腹度」みたいなのは無いのでそのMAPごとに敵シンボルを殲滅していけばレベルはガンガン上昇してエリアボスを倒すのも簡単になるんだけど、なるべく低レベルでボスを倒した方がアイテムが貰えるよ、という仕組み。たぶんそのうちに「ボスを倒せるくらい」の見積もりでレベリングを留めたりするようになってくと思われる。
ダンジョン内で拾える武器防具アイテムを合成させて強力な武器などを作り出したり、強化したりというシステムに加えて、武器防具に付与されている特殊能力を抜き出して『宝珠』としてアイテム装備することができるようになってます。
↑スクショ参考に、武器防具の説明欄中に赤文字で書かれている部分・『HP自動回復』の能力はそのアイテムを装備している時にしか発現しないわけなんだけど、ゲームを進めていくともっと強力な武器や防具が手に入るわけで、装備替えすると『HP自動回復』の能力は失われてしまいます、当たり前やけど。
で、それだと寂しいので実質的に『HP自動回復』を引き継がせるという形で『宝珠』化させてしまって、『HP自動回復』をアクセサリー的に装備していけるよ、ということ。
『宝珠』の装備欄が1人当たり6つもあり、2人パーティーなんだから12個の『宝珠』を準備しておきたいところ。
武器や防具を最大強化した状態から『宝珠』化することができるようになってます。
武器や防具を強化するには鍛冶屋でお金を払うという方法の他、ダンジョン内で強化アイテムが拾えるのでそちらで。けっこう強化アイテムを拾えるようになってるので、惜しまずに強化に注ぎ込んでやってください。僕はケチったので、クリア時に99個所持してました/(^o^)\
『宝珠』化のシステムも面白いですが、単純にレアアイテムを探してダンジョン探索してボス倒しに走るのもまた一興よぃ。武器防具の数は多数用意されているみたいなので、収集したいなら気が済むまで収集してOKで。
戦闘については普通のターン制+αになってます。
まず画面の左側に各種属性の一覧が並べられていて、なにか属性のスキルを使用すると同属性の影響力が増し、また同時に反対の属性の影響力がダウンするというもの。
低レベルアタックしてる時なんかは慎重になるべき部分ですが、レベルをあんまり気にしてないならそんなに気にしないでゴリ押し可能だったりするんだけども、ともかくどうせだったら味方同士は同じ属性攻撃をやっておけば効率が良くなるよね的なものと、敵さんが敵さんに有利な属性影響力を強めたら注意しようね邪魔してやろうね、という感じ。
その他、戦闘が始まった時に一つメッセージを挟んで、こちらメンバーの女の子をエッチに見てくる魔物がいらっしゃいます。
↑スクショのように巨大なキノコな魔物さんが一体どんなことをしようと企んでいるのか、かなり卑猥な気がするわけですけどね。こういう魔物さんに敗北してしまった場合にはエロシーンが挿入されるようになってます。
ただし、エロシーン持ちの魔物さんに敗北した場合にはエロシーンを鑑賞できるもののダンジョンの外に放り出されるということはなく、レベルダウンなどのペナルティもなく、ダンジョン内で復帰可能になってます。なのでどんどんエロシーンを回収していってもらってOKです。
エロシーンは対魔物が多めですが、対人もあり。
またマカネちゃん以外の女の子にもエロシーン有りです。
特にエロシーン持ちの魔物さんに敗北した場合は、何度も敗北することで段階的にマカネちゃんの反応が変化したりしてくれます。
僕の大好きな汁多め演出、それに加えて終盤に出てくる魔物さん相手の時には体が縮んだロリ系マカネちゃんに対しての巨根+汁多め展開があって良かったです、お世話様です。
はい。
『黄金境』を目指したダンジョン探索という意味では以上の内容でも良いんだけど、ダンジョン入口の街ではメインストーリー以外のクエストがたくさん用意されてます。
クエストを攻略することでお金が貰えたり、アイテムが貰えたり、エロシーンが発生したりですね。
ダンジョン攻略をしながら同時に進めていくのも良いし、後からまとめて回収していくのでもOK。
この辺の攻略計画はお好みでどうぞー。
さらっと攻略
ストーリー攻略で詰むようなところは皆無かと。
EDまで辿り着きたいならひたすらダンジョンを攻略し続ければOK。
基本、どの階層でもレベルを上げまくっていけば装備品や属性などの兼ね合いとか気にせずにゴリゴリできます。最初のレベル1の状況の時だけ注意してあげれば良さげ。
サブクエスト群の回収についてもメニュー画面からそれぞれ確認してもらえばOKかと。
エロシーンについても実質的な回想部屋になる街の博物館から各シーンの発生条件を確認できるので、そちらを参考に。
ダンジョン攻略+おまけダンジョンまで攻略して約11時間ちょっと。
これから残りのサブクエスト群の回収に走りたいと思います、たぶん2~3時間は掛かるかと。
回想は街の博物館から。
全解放はまだ見付けてないです。
まとめ・感想
ダンジョン探索がメインの作品だとストーリーが淡泊になりがちなんだけど、今作はストーリーも楽しいし、キャラクターの掛け合いも楽しいです。リシェルちゃんをずっと弄り倒しててもらいたい。
やり込み要素たっぷりなので、本格的にガッツリ遊びたい時にどうぞどうぞな一作。
低レベルアタックしても良いし、二周目以降の超高難易度に挑んだりしてもOK。
リシェルちゃんばっかりパートナーにしてました。妙に好き。
はい。
似たようなダンジョン探索RPGというと……
などなどもどぞー