性的暴行RPG 殴らせてマイハニー

B!

性的暴行RPG 殴らせてマイハニー

990円
8

物語性・展開

8.5/10

キャラクター

8.5/10

オカズ度

8.0/10

フェチズム

7.5/10

熱中度

7.5/10

お薦めできる点

  • イカれてる主人公さん
  • ヒロインをぶん殴れる(というか殴る)
  • 着地地点が全く不明なストーリー
  • 女の子のキャラクター性豊か

微妙だった点

  • 死亡展開有りなので注意

性的暴行RPG 殴らせてマイハニー

母親からの虐待経験によって性格が歪んでしまった主人公・森村達也。

他者(特に女)を近寄らせない反面で女体を愛するジレンマを抱え、また過度に女性を恐怖するトラウマがあり、特に年齢の近い義理の妹には性行為と共に暴力を振るっていた。

ゴールデンウィークの期間、イカれた主人公の映画研究サークルの仲間や、ビデオレンタルショップの店員、義妹の友人らとの破滅的な交流を描いたストーリーRPG。

※女の子が殴られる様を楽しむようなリョナ要素はほぼありません。

ヤバい映画『時計仕掛けのオレンジ』をリスペクトをしちゃった

紹介動画はこちら

さてさて元「甘黒堂」さんによる新規サークル・九嬢餡の第二弾作品ですね。

第一弾作品の『スローライフRPG 終わらないで夏休み NEVER END SUMMER18』では、新規サークルでは百合な方向に舵を切られたのかと思った人もいたかもしれないし、正直僕も「百合に行くん?」と思っていたのですが、今作はタイトルからして「これだよ、これ!」みたいに思われた方もいるんじゃないでしょうか、正直僕も「これだよ、これ!」みたいに思ったものでした。とはいえ、前作は前作でさんざ笑わせてもらったりで楽しく、新しい作品作りの面を見せて貰えててで良かったのですけれどもね。

はい。

改めて『――常識は死んだ。最低・最悪のRPG、解禁。』という触れ込みでGWに殴り込みをかけてくれた九嬢餡の第二弾作品!

主人公になるのは森村達也君。

可愛い義理の妹に暴力振りまくって怪我させ放題のイカれ野郎ですね!(>_<)

作品説明でも書かれていますが、達也君は幼少期に母親からの酷い虐待を受けているので女性に対してトラウマがあるなどの事情をお抱えになっているのです。

なにやら事情があるのは分かるんだけど、でも……正直なところ「知らんがな」ですよね。

実際、達也君も『パーソナルスペースが汚される』とか言って人と距離を取ろうとしているのだし、放置していてOKな気がするんですけれども……↓

まずはメインヒロインになる千里ちゃんは義理の妹として、腐れ縁の梢ちゃんには想いを寄せられ、お節介な映画研究会の部長などなど、達也君のパーソナルスペースは汚されまくり!

物語はイライラしまくり達也君が女の子達から振り回される形で進行していく流れです。

つい最近、義理の妹になってしまっただけの千里ちゃんなんて、さんざ暴力を振るわれ、怪我だらけなのにも関わらず、達也君を兄様と慕う(?)のだから不思議な気もします。

千里ちゃんは千里ちゃんで何かしら事情があったりなのでしょうか?

物語をリードするのは奔放な女の子達だけでなく、達也君自身の性欲も。

前述の通りで達也君は女性に対してトラウマバッチリなのですが、それでも性欲自体は逞しいというジレンマさん。

そして女性に対して強い攻撃願望を抱えているわけです。

達也君のパーソナルスペースをぴょんぴょん跳ね回って可愛いヒロイン達を、達也君は殴りたくて仕方ないのですね(@_@)

で、殴っちゃいました\(^_^)/

けれども、「暴力沙汰です加害事件ですお巡りさんコイツです」ってことで達也君が逮捕されない程度のヒロイン達となっております、はい。

そんなタイミングで語られ始めるのが、映画試聴会で達也君が悪い意味でみんなに披露してやろうと選定する映画「時計仕掛けのオレンジ」。

「時計仕掛けのオレンジ」ってどんな映画?
出自からしてヤバめな原作小説を鬼才スタンリー・キューブリック監督がやりたいように映画化しちゃった実在する有名カルト映画。
暴力の限りを尽くす不良少年を更生させるため、無理矢理に目を見開いた状態にして残虐映像を見せ続けるという非人道的な『ルドヴィコ療法』が登場したり、それでなくても暴力性が強く、社会風刺とメッセージ性も共に強い映画で、結末に対してはいろんな意味で賛否両論。
原作者ブチ切れ。

「時計仕掛けのオレンジ」の名称が出てきた時点で吹いた(^o^) 結末どうすんのよ?ってニヤニヤしちゃったよ!

達也君は映画に映画研究会に所属しているのもあって映画に精通しているし、同サークルメンバー、レンタルビデオショップの店員さんとの交流とがあり、その中で他にも有名映画作品の名前がちょいちょい出てきます。

本作のストーリーやテーマ性にはそれら映画作品へのリスペクトがあったりしますが、基本的に映画の内容そのものは知らなくてもOKです。

『ルドヴィコ療法』がどんなものなのかくらいは知っておくと良さげなので、上述のQ&Aをどうぞ。

さてさて、ゲーム部分については基本的に一本道進行になっているので、次の目的地を読み落とさなければ迷うことは無いです。

街の中をあっちこっち行き来するのがメインで、ダンジョン探索などの要素は一切ありません。

戦闘の方は街を徘徊しているモブヒロインとのシンボルエンカウントの他、ストーリー上のイベント戦。

「戦闘」というか「淫行」というスタイルで、基本的にはターン制のコマンドバトルですが、女の子をボコボコ殴っていくとやがて脱衣して全裸へ。

モブヒロインの場合は殴って全裸にした後に『関係性』という値を獲得することができ、これをMAX100まで貯めた後に『強制レイプ』ということでエロシーンへ。

イベント戦の場合は『関係性』についてはスルーですね。全裸に剥いたのだから、相応の展開がお待ちかねという感じです。

ちなみに同行者がいた場合には、一緒になって女の子を殴ってくれるのかというと……

戦闘画面には登場してくれてんだけど、さまざまな理由で攻撃参加はしてくれません。達也君が女の子殴っている様子を見て見ぬフリをする千里ちゃんは、良く出来た義妹だなぁ(@_@)

エロシーンの方はストーリー上のものと、モブヒロインを殴りまくって『強制レイプ』した場合ですね。

今作のエロシーンについては、なんかいつもよりもエロいです(^o^)

アニメーション仕様ではないのですが、なんだろう、エロCGの構図が良くなったのもあるんだけど、ヒロインのキャラクターがよく立っていたから?

どのヒロインも簡単には脱いでくれないのもあって、ついにエロシーンに辿り着いた時には、

みたいな感じで焦らしも利いてたのかもしれない。

夕貴ちゃんには素晴らしく焦らされたしね(@_@)

さらっと攻略

基本一本道なので詰むようなところは無いですが、次の目的地を読み落とすとわかんなくなる可能性はあるかと。

ある程度プレイしているとイベント発生ポイントが決まっているのに気付くと思うので、もしもの時はその辺りを虱潰せばどうにでもなるかと思います。

イベント時に戦闘に突入してしまうことも多々あるので、事前セーブしておくのが吉。

『ゲームプレイ時間総数』として約8~10時間が想定されています。

回想は所持品のノートPCから。

全解放は無いです。

まとめ・感想

ストーリー一本道だし、ダンジョン探索とかは無いので読み物的にストーリーを追いかけていく感じになっています。

新規サークル第一弾の『スローライフRPG 終わらないで夏休み NEVER END SUMMER18』は百合百合しぃ雰囲気が印象的でしたが、「キャラクターの心情をしっかり追いかけて描写する」というのも感じられた内容で、今作では甘黒堂時代の雰囲気を感じつつ新規サークルのコンセプトも感じられるんじゃないかなと思います。

「時計仕掛けのオレンジ」に代表される映画ネタが散りばめられてますんで、映画が詳しい人ほどニヤニヤポイントが多いんじゃないでしょうかね。僕はそこまで映画に詳しくないのでネタ元を見落としている箇所も多いと思うのですが、それでも今作のストーリーは追いかけるのが楽しかったですね。

魔王を倒すとか、借金を返済するとか、目的性が最初に示されるようなストーリーじゃないわけですが、イカれた主人公の達也君を追いかけるの楽しいです(^o^)

はい。

今作のように女の子が酷い目に遭いながらのストーリーな作品というと……

 Ideal Reality

 DT MAGICAL SCHOOL

レビューはこちら

などなどもどぞー

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