死にたがりのブロンガガク -序章-

B!

死にたがりのブロンガガク -序章-

1650円
7.9

物語性・展開

8.0/10

キャラクター

8.5/10

オカズ度

7.0/10

フェチズム

7.5/10

熱中度

8.5/10

お薦めできる点

  • ぶっ飛ばし気味な会話センス
  • 個性豊かすぎるメンバー
  • 宝箱ざっくざっく
  • 終盤はメンバー構成で戦略性必須
  • 続編への引き

微妙だった点

  • CGのクオリティが安定しない
  • 控えメンバーのレベリングがなかなか面倒い

死にたがりのブロンガガク -序章-

死にたがりの死神と、死神を殺すことで自身の呪いを解きたい少年ニエト。

あまりに強すぎる死にたがりの死神は、自分を殺してくれる少年ニエトに協力する形で、グリムという本の中から女の子を召喚してくれるのだった。

ニエトは召喚された女の子を鍛え上げ、死神殺しに挑むのだったけれども――

12人の女の子を選んでパーティーを組み、ダンジョン攻略、やがては死神殺しに挑むハクスラRPG!

個性豊かすぎるメンバー達の会話イベントも面白いです。

死にたがりの死神をみんなで殺してあげましょう

呪われた少年のニエト君が、死にたがりの死神さんと対峙しているところからスタート。

死神のイメージというと大きな鎌を持っていたりかな~と思いますが、今作の死神さんは黒いフードを被ったくらいのミニスカ女の子となっています。

死神さんを殺すこと(殺してくれること)で二人それぞれに利益のある話なのもあって、二人は協力的で友好的な関係で、拠点では普通に会話することができる仲です(エロもあります)。

で、死にたいなら死ねば良いじゃん? ということなんですが、死神さんは死にそうになると人格が切り替わってしまって敵対者を殺しに行ってしまうそうな。それでもなお実力で圧倒してしまえば殺せるみたいなんだけど、死神さんはメチャクチャ強い設定となっており、それが原因で死にたくても死ねないのでした。

けれどもニエト君ならば自分を殺してくれるだろうと期待を寄せているのです。

そこで本(グリム)の中からその世界の女の子を召喚し、ニエト君と共にダンジョン攻略などをしつつ実力を付け、やがては殺しておくれよ、と。

というわけで死神さんのご自宅を拠点にしてやっていきましょう。

拠点からはすぐにダンジョンへの突入ポイントがあり、またはお買い物をしに村に直行できたり。

『イベント部屋』も用意されてますが、これについては後述で。

基本は拠点と村、ダンジョンを行き来しながらで進めていくことになります。

さっそく死神さんに話しかけて仲間を召喚して貰いましょう。

総勢12名の女の子の中からランダムで呼び出されるようになっているので、誰が出てくるかはお楽しみに。

個性豊かな12名の女の子ですが、レベルアップと共に習得できたりするスキルは全員が全員とも特化型、なおかつ所得スキル数は少なめ。

序盤はスキル屋さんを利用してバランス型として育てることができますが、終盤にかけては各自の特化したスキルを利用した戦術運営が必要とされてきます。

4人パーティーのうち主人公のニエト君がほどほどのスキルをバランス良く習得していく万能型として育ちますんで、残り3名を誰にするかでお悩みさせてもらえます(>_<)

メンバー選びが肝心になる今作ですが、ともかく序盤は適当なメンバーでもゴリゴリ進めて行けます。

ダンジョンに入るとランダム設計の構造ですが、シンプル構造なフロアをどんどん登っていくことになります。

宝箱や回復ポイント、その他にお金やアイテムをくれたりする人達がいる中、ランダムエンカウントで進んで行ってどうぞ。

エンカウント率は高すぎず低すぎずで、たまにすぐにエンカウントが連続するようなこともあったりしましたが、フロア自体が狭いので、そんなに気にならないかな、と。

フロアにはたくさんのアイテムが設置されているのでじゃんじゃん拾っていきましょう、大量にアイテムが入手できるので気持ち良いです(^o^)

レアアイテムが入っている金色の宝箱も惜しむこと無く出現してくれるので、どんどん新しい武器防具が手に入ります。

ある程度の階層を登っていったらボス戦となり、撃退後は拠点バックから次のダンジョンへ。

敗北しても微少なペナルティのみなので、捨て身特攻でアイテム回収に走ったりでOK!

そして『イベント部屋』。

拠点内の一部屋で、ここでは召喚された女の子とのニエト君、または女の子同士の会話イベントなどを覗くことができたりします。

本編ストーリーについては「女の子達と強くなってから挑んでこい!」ということでお預けっぽい状態なので、その間は寄り道的にイベント部屋を覗いていきましょう。

女の子達の召喚具合や、各女の子との好感度、ダンジョンの攻略具合などに応じてイベントが追加されていくので、ちょいちょい覗いていきましょう。

オープニングでのニエト君と死神さんの掛け合いはシリアスなものでしたが……それ以降はぶっ飛ばし気味の会話テキストに笑わせて頂きました(^o^)

召喚される女の子が個性豊かというのもあるし、孤高・無口・クールっぽいニエト君が意外なほどに軽快にツッコミを入れたりしてね!

好き嫌いはあると思うんだけど、モブキャラ群の台詞も同人ゲームらしいといえば同人ゲームらしいぶっきらぼうと毒舌さだったりしてね。

女の子との面白会話は女の子にプレゼントをすることで『好感度』が上昇し、その具合によって10種類用意されているとのこと。『金』や『ダイヤモンド』をプレゼントして好感度が上がるのは理解できるんだけど、『プロトニウム』をプレゼントすると好感度がガッツリ上昇したりっていうおふざけ感とかね、これらをニヤニヤ笑っておける人なら笑っていけるかと。

序盤からニエト君を相手にした恋バナが進行したりする色っぽさも添えられ、『イベント部屋』に追加されるイベントが待ち遠しい気分にさせられたりで。

たまにイベントCGが表示されるのも有難いですね。

召喚された女の子は拠点内で生活しているので『イベント部屋』のイベントを通して共同生活している雰囲気をさらに味わえたりもします……ニエト君、ハーレム生活してるんだよね!!(>_<)

エロの方は各キャラクターとの『好感度』が上昇したのに応じてエロいお誘いをできるようになります。

う~ん、ニエト君が受けに回るとは意外だったなぁ(@_@)とも思わなくもないですが、基本的に女の子優位のエロになってますね。逆レイプってほどではないですが、エロスイッチが入ると女の子達は責めが激し目な印象となってます。

……複数のイラストレーターさんを起用しているのもあってか、そのCGごとにガラッと絵柄が変わったりすることがありますね。

で、今作は『序章』ということで、続編が予定されてます。

次は『終章』とのことで、『序章』では解き明かされなかった謎や、死神殺しの決着、甘酸っぱい恋愛模様の行方などなど気になるところがあるのですわ。

さらっと攻略

ストーリー攻略で詰むようなところは無いですね、素直にダンジョンを攻略していって、実力を付けたら死神さんに挑みましょう。

中盤以降、特に終盤にかけては難易度がゴリゴリ上がってくるので、メンバー編成や戦略で脳味噌コネコネで。

福引き屋での福引き結果はセーブ&ロードでどうにでもなるので、良いものを早いうちに入手してしまえば序盤は本当に楽勝。

各ダンジョンのボス手前ではセーブや回復ができますが、セーブポイントと回復ポイントの間にあるお墓に話しかけると攻略のヒントが貰えます、クリアするまで気付かなかった\(^_^)/

終盤のボスがキツイと思うので、僕の攻略方を参考程度に。

・アンダンテ

ニエト君とレイちゃんで『コンフェダガー』の連発でサクッと。

・死神

星野まもりちゃんで魔法攻撃耐性を上げまくりながら、ルナちゃんの『ルナ・エナジーメテオ』を連発。

ニエト君は暇があれば『まりょくあっぷ』をルナちゃんへ。それ以外は回復に徹する。

もう一人(僕はキシメちゃん)も回復に徹して、ルナちゃんのMP管理を。

レベル60くらいで倒せました。

攻略まで約7時間。

回想は拠点にて各女の子に話しかければいつでも。

全解放とか無いですです。

まとめ・感想

おお、気付いたら7時間もプレイしてたみたいで。

終盤にメンバー入れ替えでレベリングし直したりで手間だな~というの以外はサクサク遊べしてもらえましたね。

ぶっ飛ばし気味な会話テキストが楽しく、ダンジョン攻略も小気味良くて良かったですね。

次回の『終章』ではさらにヒロイン数が増えることが言われているので……控えのメンバーにも経験値が入ったりしてくれると嬉しいなぁ、終盤になればなるほどメンバー選びが肝心になる反面で、レベリングの関係でメンバー入れ替えがなかなか難しいって現状かな。

みんなそれぞれに特化型だし、その特徴については作中でも説明がされているので、総当たりで全員を鍛えてみて考えるとか、そんなことまでは必要は無いんですけどね。

……CGのクオリティは正直そんななんですが、ここさえ目を瞑ると遊び応えがあって楽しい一作です。

『終章』が発売になったら、間違いなくプレイしますわ(^o^)

はい。

今作のように女の子と共同生活、なおかつ会話テキストが面白くてルンルンちゃっちゃな作品として思い出すのは……

 サキュバステイマー 白猫シャーロットとひよっこ魔法使い

 悪魔とすてっぷ新性活

などなどもどぞー

死にたがりのブロンガガク -序章-

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