ジェミニフォートの勿忘草
【 体験版のレビュー参考に 】
冒険者街『ジェミニフォート』で起こった一夜の事件を巡り、行方不明の仲間を捜して奔放する三人の少女達。
昨晩の自分たちの足取りを追ううちに、街では少女達と同じように昨晩の記憶が喪われている人たちもちらほら。
気付けばジェミニフォート全体を巻き込んでの一騒動へ。
街全体を巻き込んでの一騒動に
体験版のレビューで書いた通りで三者三様に『パンツが爆発する呪い』『絶対受精の淫紋』『フタナリ化』、そして行方不明の一人を加えた四人が冒険者街ジェミニフォートにやってきて、そうして一晩を過ごして朝になったところから物語が本格的にスタート。
呪いなどを受けた三人は昨晩の記憶が無く、部屋を出ると精液まみれで倒れている少女、外にはおっきなモンスター。
再びジェミニフォートに戻り、昨晩の自分たちの足取りを追いながら行方不明の仲間を捜し、昨晩自分たちに一体何が起こったのかを謎解いていく。
ジェミニフォートには売春宿やカジノ、闘技場、巫女喫茶(!)などが並び、街の二大勢力として『墓守組合』『錬金工房』が。
たった一晩のうちに見事に全てを巻き込んでの一騒動へ。
荒くれ者集まる犯罪跋扈の冒険者街としてジェミニフォートが紹介されていた通りで、街の人たちのやることは大袈裟で派手……というか犯罪的だったり。
犯罪者街めいた節はあるんだけど、殺伐とした雰囲気の中にも人情味溢れる描写がされていて終盤にかけて盛り上がっていくよ。
謎が解けていくカタルシス
作中に「魔法、魔術」「特殊なアイテム」がいっぱいあるので謎解き推理するのは難しいんだけど、『コメディタッチ』だからといって夢落ちなどのぶん投げ気味なオチじゃなくて、しっかりとまとめられていたストーリーで楽しめました。
錬金工房の娘・メィリーの行方とかね、「たぶん、ここにいそう……」と思っていたのが見事に外れた時に自嘲気味にニヤッとさせられたもんです。主要キャラの誰かがいるんだろうな~と思わせるミスリードだったわけですかね、引っかかりましたよ、はい(´д`)
コメディテイストでストーリーを引っ張りながらも謎解きはまとも+人情味溢れる物語 ってことで読み物的な部分でも満足してます。
一応物語は二部構成で午前の部と午後の部。
ほとほと午前の部がメインで、午後の部はサブイベントを回収したりするのに時間が割かれるかな。
午後パートになると回収不可になるイベントなどもあるので、できるだけ回収しておきたい。
パート移行イベントの前に注釈入るし、占い屋さんや、その地下室の回想部屋でヒントが貰えるので取りこぼしすることはないかと。
サブイベントで『飛竜の卵』を購入することができるとEDがちょっと変化するよ。
さらっと攻略
攻略情報は不要な気がする。
前述の通りに占い屋さんや、その地下室の回想部屋でヒントが貰えるのでサブイベントも回収は余裕なはず。
敗北有りのイベント戦闘がけっこう難しい時もあったりするけど『アシスト機能』に頼ってしまっても良いかと。
ゲームオーバー時に表示されるCGも可愛いので一度は全滅しておきたいところ。
クリアまで約4時間。短編だけどけっこうなプレイ時間。
回想部屋完備。全解放は無しかな。
『飛竜の卵』を購入しているとAエンディングになり、回想部屋の奥の扉が開くようになって次回作の予告が見られる(エロCGあるよ)。
まとめ
百合要素やフタナリ要素はそんなに好きなわけじゃなかったけど、股間に響くモノを感じられる一作で、目覚めさせられそう(・д・)
まぁそういったエロ要素が苦手だって方でも、ストーリー重視にプレイしてみて欲しいです。
次回予告を見るに過去キャラが再登場したりなのかな。
僕は当サークルさんの作品はこれが初めてだったので詳しくないですが、
に登場していたキャラクターがメインになってくるような?
世界観は一繋ぎになっているようなので、もしかしたら今作のキャラクターさんたちも登場してくれるのかもしれない。
ところで僕としては今作に登場した「ヤガミ」さんが好きキャラなので、ちょっと過去作漁りをしたりしようかな~と思っているところです。
「ヤガミ」さんみたいな使い魔だったら僕も欲しいな!\(^_^)/