第三十二話 寝取られ男、いよいよ正念場へ
◆性の歓びに溺れていく欲求不満だった沙希校長
「何い!? 一体アンタの亭主は何を考えてるんだ? 他の女にはさんざんしゃぶらせてやがるくせに……」
「お姉さま、本当に? 信じられない……」
理事長に緊縛されて汚らわしいイチモツをくわえさせられた経験のある愛華さんはそう言ったが、校長はさざかし複雑な気分だったろう。本妻である彼女のことは「大切に」扱い、ごくノーマルな性行為しか仕掛けなかった理事長は、その歪んだ性衝動を妻の妹を初めとする浮気相手の女性で発散していたのだ。そして貫太のペニスを強引に突きつけられた校長は、目を閉じると大人しく含んでいく。
「どうだ? 妹のマンコの味がするだろう、しっかり味わいな」
そんなことを言われた校長は肉塊を含んでから見開いた大きくてつぶらな目を白黒させたが、自分の夫が火遊びした実の妹の女性器から抜いたばかりの男根は彼女の女心を妖しく揺さぶってしまい、次第に順応してクチュクチュと口を使い始めるまでさほど時間は掛からなかった。そして貫太も満足してイチモツを抜き取ると言う。
「さすが男に飢えた人妻は違うな、奥さん。アンタはチンポをしゃぶらせても一級品だぜ」
「嫌っ! 羞ずかしい……」
自分がこの醜く肥満した男のペニスに。心ならずも発揮してしまったフェラチオテクニックを羞じらう木村校長は、とても30台後半とは思えない可憐な少女のようであった。だがその体はやはり若い女性とは比較にならぬ程成熟して、完全に男を迎え入れる態勢が整ってしまっている。そして貫太はそんな麗しい熟女をとことん歓ばせようと、体を合わせる前に小道具まで使って来た。
「ヘヘヘ、こんだけエロい奥さんのためだ。イソギンチャクってのを使ってやろう」
そう言った貫太は妙にカラフルな「イソギンチャク」を肉棒に装着した。それは肥満体のやつのサオの根元付近にゴムのビラビラが生えたような珍妙な格好で、俺は吹き出してしまいそうだったが、実は強烈な性具だったのだ。
「コイツはな、当たるとブルブル慄えるんだよ。どれ、さっきのお返しにアンタのまんこを舐めて準備してやろう」
今度は貫太が股間に顔を埋めていったが、校長は大人しくなすがままにやつを受け入れ、早くも気持ち良さそうによがり声を発し始めた。貫太はフェラチオの「お返し」と言ったが別の意図もあったらしい。校長が一際悩ましい悲鳴を放ったかと思うと、さっき使われたアナルバイブが尻穴に埋められていた。
「さ、これでおケツにも道具を仕込んだし、クリの皮も剥いてやったぜ。剥けクリにイソギンチャクは最高だぞ、奥さん」
そんなことを言った貫太はようやく正常位で繋がっていったのだが、「イソギンチャク」の威力は絶大だった。貫太がズンと腰を突き出すと、バイブするビラビラが所構わず校長の秘所に当たるのだ。当然最も敏感なおマメちゃんも責められてしまう。いきなり大きな悲鳴を張り上げた校長は、貫太がさらにアナルバイブまで動かしてやるとどんどん慎みがなくなり、ほとんど1突き毎に歓喜を絶叫する有様だ。
「いくら良くても、ちと声がデカ過ぎるぜ、奥さん。信一、オメエのデカチンで口を塞いでやれよ」
「失礼しますよ、校長先生」
ーー校長にこんなことをさせるなんて、夢みたいだな……
美形だが側に寄るのも緊張してしまうほど立派な教育者だった木村校長にしゃぶってもらうと言う光栄で、俺のムスコはいきり勃ち、すっかり女っぽくメスの表情を晒し始めた彼女の口を一杯に満たしていった。すると校長は貫太の「イソギンチャク」を使ったストロークによがり狂いながら、口の方も積極的に使ってくれたので、俺は感激だった。結局木村校長が10回近くも気をやった頃に、貫太と俺も彼女の中にそれぞれの精液を放出してやったのである。
「よし、交替しよう。信一、出来るか?」
「もちろんだ」
俺が貫太から受け取った「イソギンチャク」と避妊具を装着して、死んだようにグッタリとなっていた校長におおいかぶさっていくと、やはり妹の愛華さんより年齢的にも出産を経験している点でも重要度の高い彼女の女性器は、もうすっかりスムーズに俺の巨根を受け入れてくれた。そしてすぐに生き返ったように素晴らしい感受性の良さを見せる校長は、大声でよがり狂いながら次々に絶頂に達してしまい、ついに完全に失神したのだった。
理事長が出張で不在の翌日は、もちろんフルメンバーで校長の調教が行われた。校長の話では家を開けても理事長から連絡があることは一切ないので大丈夫だそうだ。さらに愛華さんの計らいで2人の小学生の孫を預かることになった実家のご両親は大歓迎で、子供たちも不満なく過ごしているらしい。何ともおあつらえ向きの状況の上、校長自身が諦めたように大人しく俺たちの淫らな狼藉に身を任せてくれたので、極めて順調に性調教は消化された。
「ああ、今日1日我慢すれば、あの写真のことはなかったことにして下さるのですね」
「もちろんだぜ。俺たちゃそんなワルじゃねえ。なあ、愛華先生よ」
「お姉さま、本当にこの人は悪い人じゃないんです。だから、今日1日あいかと一緒に楽しみましょ、うふふ……」
ーー愛華さん、すっかり変わっちまったな。お姉さんとレズる気タップリじゃないか……
仲の良い妹がこれだから、木村校長も易々と俺たちの調教を受け入れてくれるのだろう。そのため、実際に愛華さんとのカラミが多く取り入れられることになった。
まずいつものように皆で一緒の入浴だ。後ろ手錠を掛けられ、床に仰向けになった校長に、俺たちは愛華さんをけしかける。彼女自身の体をボディーソープの泡だらけにして、それで校長の体を洗わせる、ソープランドの「泡踊り」プレイだ。すると初めこそためらいを見せた2人は、大きな乳房同士が触れ合った瞬間からたちまちエキサイトしてしまい、泡だらけの体を擦り付け合いながら競うがごとく浴室中によがり声を響かせる美人姉妹の淫靡な迫力に圧倒された俺たちは、ただ見守るばかりであった。特に股間の秘唇同士をグチュグチュと擦り合わせる卑猥な行為は凄まじく気持ちが良いらしく、校長も愛華さんも狂ったように絶叫しながら次々に気をやり、すっかりグッタリとなってしまった。
いきなりグロッキーな校長だが、俺たちの調教は容赦なく続く。風呂から上がると貫太と俺、そしてペニスバンドを装着した優美ちゃんと愛華さんに交替で後背位から犯されながら、犬のようにはいつくばり顔を床に付けての朝食と食後のミルクと称したフェラチオ飲精が行われた。そして校長のような立派な女性にとってはあまりに恥辱的な股間の剃毛と浣腸が施されたが、皆で協力し辛くないようあちこちの性感帯を気持ち良く刺激しながらのプレイだったので、陰毛を剃られ排便を晒しながら、校長は女の歓びを極めて夢のような時間を過ごしたことだろう。
そして尻穴の中がきれいに掃除された所でおぞましいアナルバイブが仕込まれた校長を、俺たち4人で入れ替わり立ち代りの輪姦である。アナルバイブの効き目が強く、呆気なく絶頂に達してしまう校長が5回アクメを極めると次のペニスにバトンタッチされると言うハードメニューは、感極まった彼女が失神してもすぐに叩き起こされて続けられた。実に過酷だが、この絶好の調教チャンスを利用して一気に校長を性技の虜にしてしまおうと、俺たちも必死だったのだ。
4人が一回り犯し終えてからは、いよいよアナルバイブの代わりにそれぞれの肉棒を用いたサンドイッチファックへの挑戦だ。ここでも人妻らしく素晴らしい順応性を見せる校長は、結局俺の巨根以外は後穴への挿入を克服し、この日最後のとどめになったのは、俺の上に女性上位で繋がった校長の豊かな尻を愛華さんが貫太のモノより1回り逞しい極太ペニスバンドでアナルを抉ると言うシチュエーションだったのである。
そして日曜の調教が終わった次の週。俺たちは約束通り理事長のスキャンダル写真を全てこの美人姉妹に引き渡したのだが、もちろん校長は無罪放免とはならなかった。写真のデータはまだ残っているし、妹の愛華さんもはしたない淫女に貶めてしまった、リモコンで動く前後バイブとクリトリス刺激イボ付きの黒革貞操帯をガッチリと彼女の熟れ切った腰に装着してしまったのだ。その愛華さんは自ら望んで姉と同じリモコンで動く貞操帯を嵌め、立派なマゾ奴隷ぶりである。そして何と貞操帯の鍵を愛華さんが持つと言う。
「こ、こんな……約束が違うではありませんか!」
タップリ「魔法の薬」をまぶされたペニス型バイブを前後ホールに埋められて、おぞましい貞操帯をガチャリと施錠された校長は事の重大さに気付いてうろたえ、そう抗議したがもちろん俺たちは取り合ってやらない。それどころか愛華さんが言うのだった。
「お姉さま、大きいほうがしたくなったら言って下さい。それから、いくら気持ち良くても人に悟られないようにお気を付けて。もちろんお義兄さまにも」
理事長との夜の生活は絶えて久しいようだからバレることはないだろうが、女優のように美しい校長が、夫の前で気付かれないよう秘かに股間の快楽に悶絶する様を想像した俺は、理事長への腹いせとして実に爽快な気分になった。何しろ校長は長いセックスレスによって、妹以上に成熟した体を秘かな欲求不満で持て余しているのだ。この2日間の調教での彼女の凄まじいよがりぶりが、それを雄弁に物語っている。股間の性感帯をダイレクトに刺激する貞操帯が、木村校長を色欲に狂わせてしまうことは火を見るよりも明らかだ。
だがそんな良からぬ妄想に耽りホクホクとしていた俺は、女たちが皆帰ってから貫太が言ったことに大いに驚かされた。1週間リモコンバイブは動かすな、と言うのである。
「なぜだ?」
「俺たちの復讐はこれからが正念場だぞ。次の日曜、理事長の目の前でキレイな嫁さんが乱れ狂う所をしっかり見届けてやるのさ。それまで刺激を与えずアソコがウズウズしてる所で動かしてやれば……校長がどんなに取り繕おうったって、そうは問屋が卸さねえぞ」
次の日曜も校長は外出しており帰宅が夜になることを聞き出していた貫太は、大胆にも理事長の家に乗り込むと言うのだ。
「ただし、見ず知らずの俺が顔を出すわけにはいかないからな。お前が直接理事長と対決するんだぞ」
「何だ、対決って?」
「愛華先生との交際を認めさせるのさ」
それだけでは貫太の言う「復讐」には不十分な気もしたが、俺にとっては無論一大事である。俺は貫太とさらに打ち合わせを進め、やつの考えていた大胆不敵な計画に舌を巻いた。それは一歩間違えば大変な修羅場を迎えかねない危険なものだったが。
「いいか信一。正義は俺たちの側にあるんだ。それに女たちだってこちらの味方だぞ。理事長ごとき、恐れるに足らず、だ!」
「あ、ああ……」
貫太は威勢が良いが、実行部隊であの理事長の矢面に立たねばならない俺は、そんなに楽観的にはなれなかった。だが、もう乗り掛かった船だ。俺は気後れしそうな情けない自分を精一杯鼓舞し、いよいよ理事長と対決する緊張の日曜を迎えたのである。
第三十二話 寝取られ男、いよいよ正念場へ ここまで