第11話 押し寄せる悦楽の波
○押し寄せる悦楽の波
身体の芯が熱く火照り、意外なことに秘所が潤い始めていた。
巨大な肉塊を挿入されているのに痛みがほとんど無いと言うのも奇妙な話だ。
(なんで・・・?こんな怪物にいやらしいことをされているのにどうして感じるの?)
球の秘孔内は湧き水のように愛液が滲み出していた。
つい先程、妖獣が噴射した液体に謎を解く鍵があった。
液体は単なる潤滑油ではなく、媚薬効果があることを球は知らなかった。
妖獣が人間の女性と交わる目的は愛液の摂取にあった。
女性を激しく昂ぶらせ、大量の愛液を放出させる・・・
そうすれば妖獣の命の糧とも言うべき愛液が多く補給できる。
だから一度手に入れた獲物は徹底的に吸い尽くさなければならなかった。
大量の媚薬を秘孔内に注入された球の身体は、すでに強い反応が現れていた。
身体全体が熱く火照り、秘所に至っては掻き毟りたいほどの激しい痒みに襲われた。
(あぁ~、誰かぁ~、何とかしてぇ~、アソコが、アソコが熱い・・・あぁ、それに、すごく痒い!あぁ~、こ、擦って・・・欲しい~・・・強く擦って欲しい~・・・)
球の額や首筋にはおびただしい汗が滲んでいる。
それに呼吸もかなり激しくなっている。
(はぁはぁはぁ・・・)
秘孔を押し分けて食込み律動を繰り返す大きな肉塊。
どす黒い疣が実にグロテスクで、卑猥な印象を与えた。
巨大なイボマラのような肉塊は、狭い肉道を遠慮会釈なく掻き回した。
突然何かが千切れるような音がした。
(ブチッ!)
球の下半身を覆っていた最後の白い布が、触手の圧力に耐え切れず裂けてしまったのだ。
裂けて惨めな姿になった布は、球の身体を離れ水間をさまよい、まもなく消えてしまった。
「ひゃぁぁぁ~~~・・・はぁぁぁ~~~・・・」
邪悪な肉塊の先端から舌のようなものが出てきて、球の秘孔内をくまなく責め立てる。
膣深く子宮口の辺りを舐め回され、球は身体を痙攣させ嬌声を奏でる。
先の媚薬が効果を発揮しだしたこともあって、球は狂おしいばかりに泣き叫ぶ。
「いやぁぁぁ~~~!!ひぃぃぃ~~~~~!!」
秘孔からドクドクとおびただしいシロップが噴出された。
押し寄せる悦楽の波・・・かつて体験したことのない悦楽の嵐・・・
(こ、こんな・・・妖獣に感じさせられて堪るものか・・・あぁ、でも・・・ひぃ~~~・・・はぁ~~~・・・はふぅ~ん・・・)
かすかに残っていた理性は、見るも無残に木っ端微塵に砕け散ってしまった。
押し寄せる悦楽の高波が、美肉をゆっくりと呑み込んでいく。
(んはぁ~・・・くる…っちゃう・・・ひぃ~・・・)
細い触手たちは陰唇附近を取り巻き、球の性感帯を容赦なく責め立ててくる。
悦楽の高波が防波堤を崩しすべてを呑み込もうとしていた。
「あ、あっ、あっ・・・あああっ、んああっ!ダメ!ダメ!ダメェェェ~~~~~~~!!!!!」
第11話 押し寄せる悦楽の波 ここまで