第五話 肉だるまの性奴隷 肉体改造や肉体損傷をされる奴隷少女

 初めて目にした肉だるまに、僕は言葉を失った。
 七々瀬一叶は頬杖をついていた手の指先で肉だるまを指さしながら淡々と説明する。

「肉だるまって聞いたことあるでしょ?
 麻酔注射しておいて手脚を切り落とすの。麻酔無しだとすぐ死んじゃうらしいのよ、痛くて。
 切断面は焼き鏝を当てて焼き潰すのよ。
 せっかくなら両腕は肩から、両脚は股の付け根から切断すればいいのに、どうして少し手脚を残していると思う?
 焼けた肉の匂いを消すために厚く包帯を巻くんだけど、それが巻きやすいように手脚をちょっと残しておくの」

 肉だるまを乗せた台車は中央通路を抜けて運ばれていく。
 歓声と悲鳴があがり、大賑わいを見せている。
 続いてまた別の台車に女の子が乗せられて運ばれてくる。
 あまりお客扱いされていない僕のテーブルの前でも台車は一度止まり、女の子を見せてくれる。

「この子は裸なだけで、手脚はあるよね?」
「手脚はね。
 ほら、口を開けて見せてあげなさいな。
 この人、貧乏人だけどお客様なんだから」

 七々瀬一叶は台車に正座座りさせられている裸体の少女に言う。
 綺麗な子だと思うけれど、後ろ手に縄を掛けられ、鎖付きの首輪をされていた。
 そしてなにより表情が完全に脅えきっていて、涙を溜めた眼球は震えていた。
 そんな少女が口を開くと、

「うっ……」

 一本残らず歯が抜かれていた。

「抜かれたばかりよ、見なさいよ、口の中血だらけでしょ?」
「見ればわかるよ。なんて酷いことを……」
「さしずめお客様にフェラチオしてた時に歯を当てちゃったってところでしょ。
 でもこういうのはこういうので人気あるのよ。
 あんな血だらけの口の中に挿れてみたいと思わない?」

 僕は首を横に振った。
 乳歯が一度に何本も抜けた女の子にフェラをさせたことがあったが、歯のない歯茎の感触は一度味わえば充分だった。
 歯のない女の子が別のテーブルに運ばれていくと、やはり悲鳴があがった。
 それにても男性客の悲鳴ばかりで、七々瀬一叶といい女性客といい、女性は肝が据わっているようだった。

 他にも続々と台車が運び込まれ、その上には様々な少年少女が乗せられていた。
頭を突っ込めるくらいに肛門を拡張された少年。
 豊胸手術によって大玉のスイカ以上の大きさの乳房をぶら下げた少女。
 クリトリスを中指大に肥大化させられ、周囲の大陰唇や小陰唇、包皮が切り取られた少女。
 電極を取り付けられ強制射精を続けさせられる少年。
 髪や眉などの体毛を全て剃り落とされた少女。
 恥部に無数のピアスを取り付けられた少女。
 子宮脱をさせられている少女もいれば、大陰唇を縫い付けられている少女も。
 片方の眼球を繰り取り、穴を増やされた少年。
 薬漬けにされて引き攣りをおこしている少女なんかは、まだまだ序の口だった。
 思わず吐きそうになったのは、驚くほど可憐な美少女で、一見するとなんの変哲もないのだけれど、近くで少女を見てみると、その手脚の皮膚が驚くほど薄く、まるで産まれたばかりの小魚のように透き通っているのだった。
 台車を押す係員が絶対に触れないでくださいと念を押す。
 なにか爆発物でも扱うかのような慎重さは、見ているこちらの息が詰まる思いだった。

「この子は……?」
「皮膚の上っ面を削いだり、なにかの薬品を使って溶かしたりして、肌をすごく薄くされてるの」
「……ぅ、な……んで?」
「体中、どこにでも挿入できるようにしてるのよ。
 そのために皮膚を薄く薄く削いでるの。
 肌を破って体内に挿入する感触って処女膜を破るのに似ているそうよ」
「なんだよそれ……」

 列車に揺られるのだって苦しく激痛が走るだろうに、その少女は薄い笑みを浮かべたまま台車に運ばれていく。

「薄皮にされた子は間違いなく出品された晩に死ぬわ。
 全身の処女膜を破られて……。
 朝になる頃にはね、ベッドの上で水風船が割れたように弾けて死んじゃってるの。
 ま、放っておいても長くはないけどね。
 勝手に破裂して死んじゃうから。
 今夜が一番熟しているから、食べてあげなきゃ……ね」

 どの子もどの子も天上界の存在と思えるほどに神々しく美しかったが、薄皮にされた少女はさらに美しかった。
 今夜限りの命と聞かされて、それを納得できる理不尽なほどの美貌だった。
 まさに刹那的な美しさの極致。
 他の少年少女らだって美しいのだけれど、薄皮の少女の美貌の引き立て役にしか思えなかった。
 幽玄な雰囲気を讃える夜行列車も、絢爛豪華な調度品の数々も、目の前の七々瀬一叶だって全てが彼女の前では背景に溶けて、一つの彩りだった。

「今運ばれてきた子達全員が廃棄品にされた子よ」
「……ぇ? 嘘だろ……」
「本当よ。
 私たちはね、まず廃棄品にされた子達の面倒を見ることからさせられるの。
 歯無しにするためにペンチで歯を引っこ抜いたり、死なない程度に薬品を注射したり、髪を剃り落としたり。のこぎりで手脚を切らされたりもしたわ」
「なんで、そんなこと……」
「廃棄品になりたくなかったら、一円でも多く稼げる商品になれってことでしょうね。
 だからみんな必死なのよ、今のうちに多くのお客に媚び売って、オークションで競り合わせて、少しでも高い値段で落札してもらいたいのよ」

 でも、と七々瀬一叶は目を伏せた。

「私は不器用でうまく愛想笑いできないの。
 もう諦めてるわ、明日には廃棄品行き。
 どんなことをされるかわからないけど、選べるなら薄皮にされたいわ。
 薄皮になって、一晩で弾けて消えたい」

 そしてまたワイングラスを傾ける。
 血のように真っ赤な葡萄酒を純白の身体に流し込んでいく七々瀬一叶。
 明日には廃棄品にされる運命を語る七々瀬一叶を、僕はなんとかして助けてやりたいと思ったけれど、財力に乏しい今の僕には彼女を廃棄品にされる運命から救い出してやることはできないだろう。

「なに、どうしたの? 真面目な顔しちゃって……。
 あ、もしかして今の話、今度は泣き落としに聞こえちゃったかしら?
 売れ残り商法、それに泣き落としって、私そんなに必死に見えるのかな?」

 必死であって欲しいと思う僕の心なんか気にせずに、七々瀬一叶は無邪気な子供のように微笑んだ。

第五話ここまで


 第一話

教師が生徒に売春強要、数百人以上の客に少女らを抱かせる

第二話

好きな人の前で他の男に犯され中出しされる少女

第三話

寝取られた少女らの絶頂を横目に、売春夜行列車へ

第四話

売春オークション会場にて、奴隷少女との出会い

第五話

肉だるまの性奴隷 数多の肉体改造をされる奴隷少女

第六話

車内で手マン・潮吹きのつるぺた奴隷少女

第七話

奴隷少女の処女オークション

第八話

奴隷少女のクリトリス、舐め回して絶頂へ

第九話

奴隷少女と中出しセックス

最終話

奴隷少女を買い取った教師

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