第三話

「ペニス……サック?」

 前半部分はとても聞き慣れているのに、後半部分は何を意味しているのか判断しかねた。
 サック?
 そういえば事務会計のおばちゃんが指に付けて書類を捲っている物を「指サック」と呼んだような気がするな。
 大量の書類を捲っていては指の脂がすぐに無くなってしまうので「指サック」を付けて保護しながら書類捲りを補助するものだ。

「はい、ペニスサックです」

 小鈴の声にはちょっとだけ得意の色が浮かぶ。
 そして脱衣場奥のリネン室のような場所に立つ係員に「4Lお願いします」と叫ぶ。
 小鈴の注文を受け、係員が狼狽気味に指を四本立てて確認顔を寄越す。
 利発そうな調子で小鈴は再び「4L、お願いします」と返した。
 すると脱衣場内にざわめきが起こった。
 視線が小鈴に集まったかと思えば、すぐにそれは俺へ向けられ、俺の股間へと集中した。

「ペニスサックとは……コンドームの事を指しているのか?」
「え? ペニスサックはペニスサックですし……ゴムはゴムですよ?」
「……それはそうだよな。しかし4Lサイズとは大きすぎないか?
 俺の服のサイズはXLだが……」
「XLは確か2Lに相当します」
「だから大きすぎるだろう?」
「……それは……」

 そんな問答をしていると、先ほど4Lの注文に狼狽気味だった係員が俺たちの側へとやってきた。

「4Lサイズのペニスサック、お持ち致しました」

 金メッキが輝かしい盆に深紅の内布がゆったりと盛られ、それを玉座とするようにしてペニスサックが厳めしく座している。
 形は闘牛の鋭い角のようだし、材質も角そのもののようなのだ。
 表面には独特の模様が塗られており、それは今や数少ない狩猟部族が闘争本能を鼓舞させるために猛る炎や血飛沫を宿らせたような感じだ。

「ではペニスサックを装着させて頂きます」

 恭しい手つきで小鈴はペニスサックを掴み上げる。
 闘牛の角の形のそれは、内側が綺麗にくり抜かれていた。
 さすがに状況がいまいち飲み込めていなかった俺でも、今から俺のペニスがそれで覆われるのだと予想するのは容易い。
 小鈴はペニスサックの縁、俺の肌に触れる部分に舌を這わせて唾液を塗り込む。
 そうしてから俺の陰茎と陰嚢袋を持ち上げる。
 少女らしい小さな手だけれど、しっかりと俺の陰嚢袋を弛まぬように引っ張り上げてからペニスサックの中へと封入していく。
 ペニスサックの縁は下腹部の形状に沿って加工されており、密着感はなかなか良い。
 小さく開けられた穴には紐が通され、それを使って俺の下腹部にペニスサックを固定していく。
 思っていたよりも遙かに力強く結びつけられ、その圧迫感はいっそ心地よく、まるでペニスサックが俺の体の一部になったような気がするのだ。

「どうですか、お客様」
「……悪くないな」

 股間にそびえる闘牛の角型をした4Lサイズのペニスサック。
 4Lというサイズが相場に対してどれほど大きいのかは定かではなかったが、俺の性器よりは二回り以上も余裕で大きい。
 銭湯や温泉で股間の大きさで競うような少年の心はとっくに喪われていたけれど、そんな少年の心が急に甦ってきて俺を奮い立たせる。
 勃起させるのも一苦労だったペニスが、ペニスサックに封入された今になって痛いくらいに勃起し始める。
 巨大なペニスサックに相応しいほどに大きく勃起したい――そうペニスが猛々しく叫んでいるのがわかる。
 心臓が高鳴っていた。

「お客様。
 私はお客様のことを、どうお呼びすればよろしいでしょうか?」
「名前か? 俺は鷹島だ」
「鷹島様ですね。
 では、鷹島様と呼ばせて頂いてもよろしいですか?」

 返答を保留して、俺はちょいと思案した。

「それは君からの呼び方を指定できる、ということかい?」
「はい。
 そうですね、本当のお名前でも偽りのお名前でも構いません。
 『おじさま』や『お兄ちゃん』、それにニックネームでも」
「『変態野郎』とかでも良いのかい?」
「罵倒気味に呼べと御希望でしたら、努めてみたいと思いますが」

 微笑みを絶やさずに答える小鈴に俺は冗談だよと手を振った。
 呼び方を指定できるサービスは他の風俗店でもあったが、ペニスサックを装着したタイミングで呼称の希望を訊いてくるとは憎い演出だ。

「そうだな、『おじさま』と呼んで貰おうか」
「承知しました。
 では、おじさま、私も服を脱がせて頂きますので、少しお待ち頂けますか?」
「あぁ良いとも」
「ありがとうございます」
「ところで君のことはなんと呼べばいい?」
「おじさまのお好きなようにお呼び下さい」
「そうか、それでは『小鈴』と呼び捨てでも構わないかな」

 ニコリと微笑んだ小鈴は、呼び捨てされるのを受け入れたとばかりに服を脱ぎ始め、そのうら若き素肌を晒していく。
 裸体を晒すのは慣れているのだろうが、初々しそうに恥じらいながら服を脱いでいく。
 すっかり下着姿になった後は、まずはブラジャーから。
 俺の手のひらでは簡単に包んでしまえそうな小振りの乳房ではあったが、形は良く、乳首も薄桃色で可愛らしい。
 そしてショーツをするりと脱ぎ下ろす。
 下腹部に陰毛はなく、少女らしい未熟の線があるだけだった。

「お待たせ致しました。
 さぁおじさま、大浴場へ行きましょう」

 小鈴に手を取られ、俺は大浴場へと向かう。
 不思議なもので、俺は小鈴のことをとても可愛らしく想っていた。
 一度はチェンジを考慮した少女だというのに、だ。
 その裸体を見せられて欲情しての感想ではなく、ペニスサックを装着された辺りから俺は小鈴を愛おしく想う気持ちが芽生え始めていたのだ。
 性器を封印されて、その性器を封印した相手に心許すという改めて不思議な感覚だった。

「おじさま、こちらです。
 お足元、滑りますのでお気を付け下さい」

 股間に猛々しい角を装着し、傍らに可愛らしい少女を連れて。
 大浴場には他にも大勢の男達と少女らがいたが、俺は何一つ躊躇うことなく、無敵になった気分で足を踏み入れた。
 学生時代にクラス一番の女の子と街を歩いた時のような、誇らしい気分で。

「この後に小鈴と寝ることができると思うと、幸せな気分だよ。
 こんな気持ちは久しぶりだ」
「そう言って頂けると私も嬉しいです。
 おじさま、朝までずっと添い寝してあげますからね!」
「朝まで夜通しとは……俺の体力が持たないだろうに……。
 ……ん?
 ……あれ?」
「はい?」
「朝まで……添い寝?」
「はい、添い寝です」
「セックスは?」

 小鈴は目をぱちぱち瞬きさせた後、俺の質問が冗談なのだと思ったのか笑い出した。

「当店は処女添い寝サロンですので、セックスは絶対に、絶対に厳禁ですよ?」

 続く


第一話

ロリコンの聖地『処女・少女添い寝風俗店へ』

第二話

枯れた中年親父にペニスサックを嵌める少女

第三話

巨根ペニスサックを装着されて元気な親父

第四話 

ロリータボディソープ

第五話 

全裸で添い寝してくれる処女少女の甘いキス

第六話

少女に添い寝されて眠れぬ夜にエロ妄想

第七話

我慢汁の匂いを嗅いで濡れちゃう女の子

第八話

生理中の少女から処女SEXを賭けて勝負を挑まれた

第九話

ロリ少女とSEXするためなら生理経血でも飲んでみせるさ!

第十話

初恋の少女を、大人の、老練なテクニックでよがり狂わせたい

第十一話

オナ禁を続け、ヤバいことになってきた俺

第十二話

処女添い寝回春治療によって性欲モンスターに変貌した

第十三話

  違法風俗店で少女の処女膜を巨根で貫く

第十四話

初恋を思い出しながら、処女少女へ濃厚中出しSEX

第十五話

ロリータ少女の鼻から精液が逆流するほどの強烈イラマチオ

第十六話

処女喪失したばかりの少女のアナルを徹底開発

第十七話

シュナミティズム(処女添い寝回春治療)効果で処女少女に連続中出し。そして――

最終話

一生涯外すことができないペニスサック(ロリまん)

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