アジャイル戦記～AI of Humans～
１５１２円
お薦めできる点
- 世界観・設定重視
- サクサク戦闘
- レベル上げほぼ不要
微妙だった点
- MV製でメモリ落ちが
- 終盤ちょっと詰め込みすぎ
アジャイル戦記～AI of Humans～
VRを超えた新世代オンラインRPG・ラビリンスの中で半公式キャラクターとして名の知れているテル。
突如起こった重大エラーによりゲーム世界からログアウトが不可能となり、そのままゲーム世界内に囚われてしまった中、その世界を乗っ取るべく活動を始めた組織から世界を守るため、大事な少女を守るための勇者譚。
現実と仮想現実、人間とAI（アジャイル）の対比を元にシナリオ重視のノベル風RPGで、戦闘は終盤を除けばサクサク、探索MAP中の雑魚戦もノーエンカウントに設定可能、どっぷり世界観に浸かってどうぞ！
AIのみぞ知る
今作の舞台はオンラインゲームの中。
VRを超えたリアリティが実現されている感じのオンラインゲームで、この世界での痛覚などはプレイヤーにも反映されている模様。
痛みだけでなく、エッチな感覚も伝わるんだろうね
最新鋭の人工知能・AIを搭載した本格オンラインゲームであるらしく、プレイヤーキャラと人工知能に基づいて行動するキャラとの対比を匂わされている感じかな。
序盤はそんなに世界観や設定について突っ込んだ説明がされないので、とりあえずオンラインゲームの中に閉じ込められたんだなぁ～くらいでOK。相対するキャラクターに対してプレイヤーキャラなのかCPUキャラなのかなどと勘繰ったりは不要で。
タイトルにもなっている「アジャイル」というのは人工知能・AIの名称らしい。
とても性能の高い人工知能・AIであることは窺えるところで、そういう人工知能によって人気が支えられているオンラインRPG世界。
仮想現実に『楽園』を見出してどっぷりハマり込むプレイヤーが多いんでしょうね。
そんな『楽園』を揺るがす重大エラーが起こり、突如としてログインとログアウトが不能となり、そのタイミングでログインしていたプレイヤーは仮想現実から帰還する方法を失ってしまうことに。
そしてゲーム世界の乗っ取りを企む組織が活動を始めるものの、運営は頼りないのでテル自らが戦うことに。
早速殴り込みをかけようにも、重大エラーが起きた際に武器データにも影響があったので強い武器を手に入れるためにダンジョン探索へ出掛けることに。この辺のストーリーの脈絡はオンラインゲームを模している感じかな。
そんなことをしているうちに仮想現実に閉じ込められた自警団が無法行為へ。
みんなやりたい放題へ
人間のエゴが垣間見られる光景が続く中、テルは『楽園』を取り戻すため、守りたい少女のために戦っていくことに。
上のスクショの台詞はなかなか皮肉的で良いね(´д｀)
ところで本作はRPGツクールMV製で恒例のメモリ落ちすることがあるので注意。
MAP切り替えのタイミングで落ちることが多いかな、階段を登ったり、建物に出入りする時には事前セーブで。
エンカウント時もたまに暗転が妙に長引いてドキッとしたりするなどあるので、こまめセーブ必須で。
全ての「Hシーン」に意味がある
タイトルジャケットに『全ての「Hシーン」に意味がある』と書かれているので一体どんなだろうと興味津々だったわけですが、こちらについては素直にストーリーが必要とする「Hシーン」ばかりであるということで、たとえば陵辱されることによって能力を得るだとか、記憶を取り戻すだとかではない。
無法地帯化した仮想現実の中で、いらない集団心理も手伝って女の子達は陵辱されていく。
序盤はモブ女の子達が輪姦されたりというシーンが多め、中盤からはテルがセクハラされ、陵辱・調教されていくシーンへ。
毅然とした存在だったテルも雪崩を打つように続くエロシーンによって調教されて目がハートに。
乱暴な陵辱ではなくて快楽堕ちさせていく感じのが多いね。
作品説明にある「百合、NTR風味」のNTR展開についてはちょっと胸糞かもしれないので注意で。「・目の前で親しい人が犯されていく絶望の宴。」って書かれている通りです、はい。
さらっと攻略
ストーリー攻略で詰まるところそのものは無いんだけど、間違って会話を読み飛ばしてしまった際、次にどこに行ったら良いのかノーヒントになるので会話はしっかり読むこと必須。
前述のメモリ落ちで進行を戻されてしまい、次の目的地がどこだったっけ？となると痛いのでセーブ癖を付けましょう、本作の攻略ヒントはセーブの一言かと。
戦闘は１ターンに２回行動がデフォルトなので終盤で辛いボス戦が出てきたら、「攻撃」＋「防御」の行動パターンにしておくとグッと楽になるかと。
雑魚戦回避のアイテムに頼って雑魚戦はほぼほぼ回避してもOK。エロシーンで自動でレベルが上がるし、それでも攻撃力はカンストするし、終盤は有り余ったお金で能力上昇アイテムを購入できるので問題無いはず。
終盤のイベント戦で、こちらの攻撃は通じないし自動回復持ちなので敗北イベントとすぐに推測できる戦闘では防御しないこと。下手に防御して敵さんの攻撃を耐えてしまうとそれ以外は攻撃してこなくなるので終わらなくなります。
クリアまで３時間。
回想部屋有り。
カジノのエロイベントのみ回収が必要で、他はクリアすれば全解放状態。
まとめ
シナリオ重視の作品で、しっかりとテーマ性を持たせた展開とまとめ方だったなぁと。
ただオンラインゲーム（仮想現実）を舞台にしていることはわかるんだけど、その環境に対して誰が（人工知能含む）がどの程度の影響力を行使できるのか、またその逆も含め、あまり説明されていないので「そんな感じかな～」と受け止めながらだったかな、特に終盤。
この辺はオンラインゲームそのものや、ゲームシステムの仕組み、運営方法などに精通している人はサクッと行けるのかもしれないけど、ちょっと人を選びそう。
後、MV製故のメモリ落ち問題は要チェックで。
はい、今作のようにシナリオ重視ゲーというと
機械の少女が夢見た世界【 レビューはこちら 】
↑とかかな、製品版未プレイだけど。
ジェミニフォートの勿忘草【 レビューはこちら 】
↑こちらも読み物としても凄く楽しめましたね、オススメ。
マンドレイク -ERODE 0-【 レビュ－はこちら 】
そしてERODEですね、当然っ！ご贔屓！
