第三話 筆下ろしの相手は元教え子の女子高生

◆貫太が調教する美少女は元教え子の女子高生

「こんな所に住んでるのか?」
「まあな。だが、女とねんごろになってかわいがってやるには、このくらいでちょうど良い」

 俺はヤツの金回りの良さからして、ここはただの仕事場に過ぎないのかと思ったのだが、意外にも貫太はこんなオンボロアパートに暮らし、女を囲って調教しているのだと言う。

「と言うことはお前も独身か?」
「当たり前だろ。1人の女とずっと一緒に暮らすなんて、今さらそんなバカらしいことが出来るか」

 愚問だった。いろんな女の調教を手掛ける「調教師」が、まともに1人の女と所帯を持つことなど出来るわけがない。ヤツはともかく、女性の方が耐えられないだろう。だが、未だに童貞で愛華さんとの結婚を夢見ていた俺と、貫太の暮らす世界のいかにかけ離れていることか。昔からコイツとは何もかも正反対だったよな、と俺が下らない感慨に耽っていると、貫太は玄関を静かに開けて上がるように身振りで合図した。何しろ真夜中だから、さすがに近所迷惑も考えなければいけない。そして上がってすぐのふすまをやはり静かに開けた貫太は、真っ暗な中に向かって言ったのである。

「帰ったぞ、優美」

 そしてヤツが明かりをパッと点けると、「優美」と呼ばれた女性ーいや少女と呼ぶ方がふさわしいだろうかーが、しどけなく横座りで転がっていたのだが……

ーー何い!? 女子高生なのか?……まさか……

 が、そのまさかだったのだ。調教中のためだろうか、全身に縄掛けされて転がっていた少女は、何と見紛うはずもない山川女子高校の制服を着ているのだ。オーソドックスな赤いリボンがブラウスの胸元に着いたセーラー服だが、薄い夏服の上からギリギリと縄掛けされているのが、何とも痛々しく見える。こんな夜中なのに少女はまだ眠ってはおらず、後ろ手に縛られた体を仕切りとモゾモゾ蠢かせていたが、貫太は少女を乱暴に起こして座らせた。

「オラ! 正座しておけと言っただろうが!」
「だって……」

 らしからぬ、甘えてむずかるような色っぽい声を発した少女は、いかにも辛そうに顔を歪めて正座し直し、そして入口付近で突っ立っていた俺と目が合った。まさかと思っていた俺が言葉を発するより先に、その見覚えのある少女の方が言った。

「せ、せんせい!?……」
「何い? お前、ひょっとして……」

 貫太もさすがに驚いていた。

「ああ、それは山川女子の制服だ……」

 俺は必死でその少女の名前を思い出そうとしていた。美少女と言っても良い、色白で整ったその顔には確かに見覚えがあるのだが、小規模校とは言え学年に3クラスあるのだ。そうそう全校生徒の顔と名前が一致するわけはない。だが、少女の方はこんな巨体だけに俺のことがすぐにわかったわけだ。

「教え子だったわけか。めったにない偶然てのは、重なるものなんだな……」

 貫太は小学校以来の俺に出会った偶然のことを言っているのだ。そして正座しても妙に落ち着かず、仕切りと腰を浮かせたりモジモジさせたりしている少女に言った。

「へへへ、どうした優美。トイレに行きたいのか? いいんだぜ、遠慮なく垂れ流せ。俺が後始末してやっからよ……」

 これも調教の一環なのだろうか。良く見ると優美ちゃんを雁字搦めに縛った縄尻は後ろ手を拘束してから部屋の柱に括り付けてあった。これでは優美ちゃんはこの部屋を出ることも出来ないから、当然トイレに行くことも叶わないわけだ。一体いつから監禁しているのか知らないが、何とも悩ましく腰を揉んでいる美少女を見ていると、俺は異様な興奮を覚えて来た。この後お洩らしして泣いてしまうであろう優美ちゃんの、ビチョビチョのパンツを脱がせて「後始末」をしてやるのか……などと妄想を逞しくした俺は、股間の方もいつになく逞しくしていたのだが、違っていた。優美ちゃんが完全な甘えんぼ口調の鼻声で貫太に訴えたのだ。

「あん、イジわるう……痒いの、何とかして!」

 ところが貫太は優美ちゃんにこんなことを言う。

「お前、恩師に会ったのに挨拶もなしか!」
「いいよ、そんなの……」
「黙ってろ! 人としての礼儀を教えてやるのも、大切な調教なんだ」

 暴力団雇われの調教師が吐くにはまるでふさわしくない言葉だと思った。それに俺は優美ちゃんというこの少女に授業をしてやった覚えすらないのだが、彼女が身も世もないと言ったいたたまれない様子で痒みに腰を揉みながらも、俺に頭を下げるので驚いた。

「あ、あの……高校在学時は大変お世話になりました……アン、痒い、痒いのおっっ!!」

 妙に格式ばった挨拶を終えた優美ちゃんが、その直後我慢できず洩らした悲鳴の悩ましさに俺はズキンと欲情をそそられてしまった。だが、相変わらずこの娘のことは思い出せない。俺は仕方なく聞いてみた。

「申し訳ないんだけど、君、誰だったかな?」
「河原林優美です……あ、あ、あん! もうダメ、我慢出来ないいっっ!!」

ーー河原林だって! そう言えば……

 優美ちゃんはとうとう痒みが高じたのか正座の腰を大きく曲げたり伸ばしたりしながら、泣き声になって悲鳴を上げたのだが、その珍しい苗字のおかげで俺はようやくこの美少女を思い出していた。確かにそんな生徒がいて、色白で美形なので俺もおっと思い顔だけは覚えていたのだ。確か家庭の事情で学校を辞めたはずだが。すると優美ちゃんが泣き出したのを見て貫太が言ったのである。

「どうだ、おまんこがしたくなるクスリが少しは応えたか?」
「は、はいっ! おまんこしたいですっ!」
「じゃあ、教えられたようにおねだりしてみろ」
「ゆ、ゆみは、恥知らずでえっちな女の子です。どうか、ゆみと、えっちしてください、お願いします……」
「ふん、少しは素直になったじゃねえか」

ーーなるほど、これが女を調教すると言うことか……

 すっかり従順になって礼儀正しく挨拶したかと思えば、信じ難い淫らな口上を述べる優美ちゃんを見て、俺は貫太の徹底したしつけに感心した。学校の教育などよりよっぽど効果的ではないか。そして同時に俺は、色白な美少女のそんな姿に酔いも吹き飛び、これまで経験したことのない新鮮な興奮を覚えていた。すると貫太はそんな俺の気持ちを察したかのように嬉しいことを言う。

「じゃあ、せっかくだから、先生におねだりしてえっちしてもらいな」
「そ、そんな……貫太様がいい……」
「もちろん俺も後から抱いてやるからよ。それにお前ももう学校を辞めてるし、先生もクビになったそうだ。何の遠慮もいらねえぞ」

 余計なことを言うなよ、と思ったが、次の瞬間優美ちゃんはこの間まで女子高生だったとは思えない色っぽい流し目を送って言ったのである。

「先生、お願いします! 優美とえっちして下さい」
「よし、決まりだ! 信一、まず手マンでもしてやりながら、チンポをやってくれ」



第三話 筆下ろしの相手は元教え子の女子高生 ここまで

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