第3話

「変なこと言わないでください! 失礼します!」

「あぁ、あのぉ……ですね……」

呼び止めようと掲げた男の右手が、虚しく震えている。
その傍らを、険しい目をしたサラリーマン3人連れが通過していく。

ドンッ!

「あっ!」

「おっと、すまないね。でも、そんな所に突っ立ってるアンタが悪いんだよ」

女性にすり寄る男の態度が気に入らなかったのだろう。
追い抜きざまに、サラリーマン3人組のひとりがカバンをぶつけてきた。
不意打ちで腰を打たれ、危うく転倒しかけた男に対して、手厳しい言葉まで投げ落として。

それを見て、残りのサラリーマンふたりが、せせら笑いをし、同意するように深く頷いてみせる。
見た目当然の正義感を振り翳し、そのうえで3人組、6個の目線で男を睨みつけてきた。

「そうだよな。ひとつ間違えれば、これって犯罪もどきかもな」

見知らぬ女性に如何わしいお願いをし、嫌悪感を与えただけでも罪といえばそうであろう。

男はいつもの電柱に寄りかかったまま、溜息を吐いた。
諦めの色を滲ませた空気を胸の中から吐き出すと、気だるそうに身体を起こした。

時刻は午後9時。
会社帰りのOLは一段落し、少々派手目の衣装を纏った女性陣がチラホラと目につくようになる。

(もう帰ろう。やっぱりあんな占い、信じるんじゃなかった)

男は駅へと繋がる西出入り口の階段へと向かった。
今夜も2時間余り。女性の姿を目にすれば恥を捨てて声を掛け、挙句に無下にされて……
彼自身も朝夕利用するコンクリートの階段に片足を乗せて……

「やだぁ、いい男ぉ。ねぇ……あたいと飲んでいかない? ひっくぅ……ううん、なんならさぁ、もっと愉しいことでもぉ……かまわないわよぉ」

むっとするアルコールの匂いが、男を包んでいた。
ツンとさえする香水の匂いが、男に纏わりついてきた。

正面からではなく背後から。男は声を掛けられた。
舌足らずというか、呂律が回っていない。
どう考えても酒に酔っている女が、意味深な誘い文句を四角に囲まれた空間に反響させる。

これはチャンスなのか? それとも……?

今夜も6人の女性を見過ごし、3人の女性に訴えかけて自爆していた。
通り掛かるその他の者達に、至極当然な嫌悪の目を向けられ、時に罵倒され、さっきのような哀しい事態も。

ムクムクと復活する期待の感情を、諦め色をした心の膜が遮断しようとする。
『振り返るな。真っ直ぐに前を向いて、階段を昇れ』と、お節介にも忠告までささやいてくる。

「なによぉ、ヒックぅ……あたいじゃぁ、不満だっていうわけぇ?」

「えっ! いぃ、いえ……決してそんなことは……はい、全然ありません」

動き出そうとした矢先、男の身体が停止した。
振り向いたわけでもなく、だからといって無視を貫き、振り切ったわけでもない。

女の方から回り込んで来たのだ。
酔っている割には、以外にしっかりとした足取りで、男より2段高い所から拳一つ分の目線で見下ろしていた。

「うぃっく……あたい、男の人の背中だけでぇ、わかっちゃうのよねぇ」

酒の匂いが更に濃くなった。
見た目は25才。見た目の職業、ほどほどに年期の入ったキャバ嬢娘風。
コテを使って塗り込めたようなメイクから湧き出す濃厚な香水臭も、負けじと男の鼻腔の奥深くに侵攻してくる。

「あのぉ、愉しいことって……?」

「そうよぉ、ムフフ♪なことよぉ」

腫れぼったいまぶたに目尻が垂れ気味な女が、男の問いに肯定してくれる。

その瞬間、諦め色をした心の自制膜は突き破られていた。
グラマラスな肢体を小さすぎるケバケバドレスに包んだ女の、その彼女が口にした魅惑的な誘惑に、チャンスという期待が急膨張する。
先端が槍となって、脳天まで貫いていた。

「で、でしたら、そこに触れても?」

掠れて上ずらせた声のまま、男の腕は伸びていた。
4本の指を固く握り締め、人差し指だけを突き立てる。
見よがしに襟元を開かせて、豊かすぎる胸元を大胆に露わにさせたその部分に、接触するかしないかの隙間を空けて。

「な~んだぁ。おっぱいでいいわけぇ? ヒック、もっと下の方でもぉ、いいわよぉ……うぃっくぅ」

けれども、女の方はもっと乗り気のようである。
ここが公共の場であることも無視して、右手を動かした。
ネイルアートされた指を、肉感的なボディに這わせたままスルスルと下降させる。
ムチムチの太腿を半分ほどしかガード出来ずにいるミニドレスの裾を、たくし上げるように持ち上げようとして……

「ス、ストップ……僕はそのぉ……こっちの方がいいんだ。あなたのおっぱいの方が……」

それを男が止めた。
裏返った声を心細く反響させて、呼吸を荒げながら、腕を……その先の指を……

ツン……!

「うふふ……やだぁ、エッチ」

「あ、あぁ……すいません、ごめんなさい。つい、手が滑って……」

想像以上に柔らかな感触だった。
指先が蕩けるような感触でもある。

勢い余った男の人差し指が、女の乳房に沈んでいた。
サイズが合わないほど窮屈そうなドレスの上から、はち切れそうな胸の膨らみに第二関節まで埋めていた。
そして女が妖しく笑い、急いで腕を引っ込めた男が、平身低頭の平謝りを実行する。

「ひっくぅ……いいのよぉ、謝らなくたってぇ……それよりさぁ、触りたいんでしょ? あたいのおっぱい……だったらさぁ、ほらぁ」

「え、えぇっ! いいんですか、本当に?」

相当に酔っているのか?
バカが付きそうな純真な男をからかっているだけなのか?
それとも、今後の金づるをゲットしたと、内心ほくそ笑んでいるのか?

男には見当の付けようもないが、女はドレスの前ボタンに手を掛けた。
深く刻まれた胸の谷間が急拡大し、紫色をしたブラのハーフカップが晒される。

「なによぉ、おっぱいをモミモミしたいんでしょ? だったらさぁ、早くぅ」

女が男を誘った。
男の手を取り、階段の端へと移動させると、壁に背中を押し付けたまま胸を揺らせてみせる。

「ゴク、ゴクン……」

男は口に溜まった唾を呑み込んだ。
右腕と左腕を同時に持ち上げて、合わせて10本の指を伸ばした。

推定バスト88。推定Eカップの乳房が弾んでいる。
ドレスがはだけても、ブラジャーよって絞め付けられているはずである。
にも拘わらず、女のバストは心地よいほど跳ねている。

むにゅ、むにゅぅぅっっ……

汗にじっとりと濡れた指が、その膨らみに乗せられた。
乳肉の上半分を露出させ、中心の蕾が隠れるギリギリのラインから下をブラ生地で隠した女のバストに、左右に分かれた両手の指が掛けられる。

「はあぁぁ……ふうぅぅぅ……」

思わず男は、感嘆の声をあげた。
涙まで零しそうな感極まった顔付きで、向き合う女を見つめた。
確かに密着させている己の手のひらと、その指先から大きく溢れた彼女の乳肉に目線を落としていた。

「好きにしていいのよぉ。もっと、しっかりと触ってぇ」

女は事もなげにそう囁くと、男の手を僅かに浮かさせ、ブラを押し下げた。
熟れすぎた巨大な果実が、垂れ下がりながらもプルンと弾んだ。
中途半端に硬化させた薄紅色の乳首までもが、悦ぶように揺れた。

「あぁ、はい……触ります。掴ませてもらいます」

男は顔を紅潮させていた。
額からは玉のような汗を噴き出させていた。

素直に謙虚に、女の言いなりな返事を返して、男は指の関節を全て曲げさせた。
覆い尽くしようもないメロンを輪切りにしたような乳肉に、その指先を立てた。
手のひら、指の腹、何もかもを圧着させるように触れさせて、両腕に神経を集中させる。

夢うつつのような表情で、それでも見開かせた眼差しには強い光だけは込めて……


 <第三話ここまで>


第一話

 嘆きの貧乳少女&乳揉み快感占い

第二話

 お嬢さんのおっぱいを揉ませてください

第三話

 露出乳揉み~キャバ嬢娘のおっぱいはEカップ

第四話

 零れ出す乳肉~くねる腰肉

第五話

 お願いします! おっぱいを揉んでください!

第六話

 美少女の乳房は男子トイレで歪まされて

第七話

 揉み潰される乳肉! 美少女の喘ぎ

第八話

 貧乳娘の巨乳化計画

第九話

 リモコンローター乳房責め! 美少女羞恥調教

第十話

 少女絶頂! おっぱい恥辱責め

最終話

 貧乳少女ですが愛してくれますか?

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