奴隷少女の処女オークション


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第七話 奴隷少女の処女オークション

 スーツやドレスといった奢った服装の乗客達を一気に黙らせてしまった七々瀬一叶の制服姿。
 競りの商品として出品されている少年少女らは、皆して天使の容姿を獲得していた。
 無論、廃棄品にされる運命を受け入れる覚悟をしていた七々瀬一叶だって、天使の一人と数えてなんら問題ないほどの美しさだ。
 僕が再三にわたって少年少女らを天使だ天使だと例えてきたのは、普段お目にかかれない艶やかなドレスだったり、目のやり場に困るほど肌露出の強い卑猥な服装だったりしたのも多分にあったろう。
 そんなところへ、ある意味で場違いな制服姿で現れた七々瀬一叶に対しては、天使だ女神だと、同じ生き物ではないように括って崇めるような感覚は湧かなかった。
 同じ生き物として、同じ人間として、ごく当たり前の一人の少女として、七々瀬一叶の可愛らしさと美しさを正面から受け止めろと言われている気がした。

「似合ってるかしら?」
「うん、とても似合ってる……。
 すごく……すごく可愛いよ」
「あらやだ、どうしちゃったの?」

 栗色の柔らかな髪を揺らし、七々瀬一叶は控えめに微笑んだ。
 お淑やかな女学生に思える仕草だったが、その制服に包み隠しきれない可愛らしさが外にどんどん溢れ出していて、僕は今にも七々瀬一叶を押し倒したい気分だった。
 やらないけど。

「あんたのために選んだ制服なんだから、あんたがそんな顔してくれて嬉しいわ。
 それじゃ、私の売れ残る憐れな様を見ていてくださいな」

 いつまでも僕のテーブルの前で立ち話をしてないで、さっさと中通路を歩んでその制服姿をお披露目しろという列車内の空気に答えるように踵を返す。
 が、僕は思わず彼女を呼び止めた。
 それまで名前で呼んでいなかったので、初めて彼女を下の名前で呼ぶ。

「一叶!」
「……えぇ? どしたの?」
「え……と、その……、一叶は売れ残ったりしないよ。
 絶対に売れるよ、とても可愛いから」
「何言ってるのよ?
 でもそうね、売れるって言うなら、それを先生自身が証明してみせなさいよ、男でしょ?」

 貧乏人はぐうの音も出ない。
 押し黙らざるを得ない僕に背を向け、七々瀬一叶は中通路を歩んでいく。
 周囲の乗客は誰も直接声を掛けたりはしなかったが、こんな子がまだいたんだなという感想と共に資料を繰り出していた。
 詳細過ぎる写真が添付された資料。
 皆が今、七々瀬一叶の裸体を隅々まで網羅した資料を閲覧しているのだと思うと、僕はかなり胸苦しくなった。
 すでに落札した少年少女とその場で行為に及んでいた乗客も制服姿の七々瀬一叶には目を留めていた。
 落札品の子に七々瀬一叶の事を尋ねてみたりしているが、どの子も不機嫌そうに「知らなーい」と嫉妬を滲ませたように答えている。
 競りが始まってからというもの、恥ずかしさを我慢してどこまで肌を露出できるかという鬩ぎ合いをしていた少女らにとってみれば、七々瀬一叶の制服姿は卑怯な不意打ちに映ったかもしれない。
 中通路を歩む七々瀬一叶に向けられる思惑の様々は、すでに売れ残りに対してのそれではなくなっているようだった。

 簡易ステージに上がった七々瀬一叶は、周囲にアピールすることもなく佇んでいた。
 女学生のようにあどけなさを残した風に振る舞うこともなく、年頃の女の子にありそうな厭世観をスパイスに振りかけた程度の自然体。
 すぐにも壊れてしまいそうな華奢な身体をしているのに、斜に構えた小生意気そうな雰囲気が少女らしくて可愛らしく、また同時に虐めてやりたいという劣情をくすぐってくれる。
 オークショニアは敏感に列車内の空気を感じ取った上で、七々瀬一叶を丁重に紹介していく。
 質疑応答が始まっても、それまでのように卑猥な質問が飛び交うということはなかった。
 さっきまでならオークショニアが質問を打ち切らせるのに四苦八苦していたというのに、七々瀬一叶に対しては質問が全くなかった。
 しかしそれは七々瀬一叶に対して無関心というわけではなく、雰囲気に飲まれてしまって誰も質問できないだけだった。
 冷や汗を流すオークショニア自らが質問を投げかける。

「七々瀬一叶ちゃん、制服姿がとても似合ってますね。
 夜汽車オークション会場では滅多に目にすることのない制服姿なのですが、どうして今日は制服を着ようと思ったんですか?」
「塾の先生をされている方がいらっしゃったので」
「なるほど。
 そのお客様へのアピールということですね」
「選ぶ服に困ったので、そういえば塾の先生をしている人がいたなと思い出し、それで選びました。
 アピールというわけではありません。
 その塾の先生は、私を落札できるほどのお金もない人なので」

 七々瀬一叶がからかうように流し目を送ってくるので、僕は苦笑いで応えた。
 その後七々瀬一叶はすぅっと表情を澄ませると、通りの良い声で話し始めた。

「常連の皆様はご存知と思いますが、私はずっと売れ残りでした。
 今日も売れ残ってしまったら、明日を無事に迎えられるか怪しい立場です。
 いいえ、哀れみを請うているわけではありません。
 どういう形であれ、この夜行列車から降りられる日が近づいてきていることを私は嬉しく思っているんです。
 起死回生を狙って制服を着たわけではありませんが、ただこうして制服を着てみると、同じ年代の子達がそうであるように、私も学校に通ってみたかったなと思わずにはいられません」

 学校に通う日常への憧憬を映したように、七々瀬一叶の瞳は遠くを向いていた。
 もう僕なんかを映すこともないような淡泊な瞳は、夜行列車が切り裂く夜闇を反射していた。

「ですので、今日の私のオークションにつきましては、私という一人の人間そのものを出品させて頂きたいと思います」

 どういうこと? と首を傾げた僕だったが、夜行列車の中では歓声が上がった。
 オークショニアが周囲への説明を交えながら確認する。

「おお、大胆な発言ですね、七々瀬一叶ちゃん。
 あなたは自分自身を人身売買の競りに掛けるということですね?」
「はい」
「本来なら一晩限りの売買契約ですが、あなたは自分の一生を売りに出すということですね?」
「はい」

 決然とした返事をする七々瀬一叶は凜としていた。
 騒然とする夜行列車の中で、僕は思わず席を立ち上がって質問を投げた。
 理解の遅い奴だと笑われても、知ったこっちゃない。

「ど、どういうことです?」
「はい、今日これまでのオークションでは、落札された子供達を一晩に限り自由にする権利を出品させて頂いておりました。
 しかし七々瀬一叶ちゃんは個人の存在そのものを出品すると宣告されました。
 ですので七々瀬一叶ちゃんの落札者様は一生涯に渡って七々瀬一叶ちゃんを自由にする……ことができるかどうかは神のみぞ知るところですが、一緒にこの夜行列車を下車することは可能です」

 そう説明をくれたオークショニアは、しかし僕を突き放すように続けた。

「しかしこの特例の場合、入札開始額は桁違いに跳ね上がります」

 それまでの出品形態に対して入札するのがやっとという財産しか持っていない僕には辛すぎる話だった。
 周囲からは「誰が買うのよ……」「売れるわけないって」と天使の子供達が悪魔の囁きをするのが聞こえてくる。

 どうして七々瀬一叶は身売りを宣告したのだろう。
 売れ残りの意地にかけて売れ残ってやろうという馬鹿な思いつきではないだろう。
 制服の袖に腕を通した時に、本当に女学生をしたいと思ったのだろうか。
 僕は尋ねるように七々瀬一叶に視線を送るが、七々瀬一叶は遠くを眺めるような瞳をしたままで反応がない。

「……あいつ、なんで……」

 そういうしているうちにオークショニアが競りの開始を宣言した。
 開始価格は最初からこの日の最高値で、僕だけでなく夜行列車内の誰もが入札の手をあげれなかった。
 入札を待つオークショニアが静寂に耐えられずにあちこちに話を振るが、誰もが入札を断って成り行きを見守っていた。
 天使顔の悪魔達はほら見たことかと嘲笑を隠さなかったし、七々瀬一叶の耳にも届くように嗤っていた。
 だが当の七々瀬一叶は、期待を裏切られた――という顔をするでもなく、平然と状況を受け入れていた。
 その様子からは夜行列車を降りて女学生になりたいなんて夢を描いているようには全く見えなかった。
 売れ残りの意地をかけて売れ残ってやろうと意地を張っているように勘繰る方がまだ正しいように思えた。

 が、どれも違う気がする。
 七々瀬一叶に僕は手持ちの額をおおよそ明かしてしまっていた。
 その額では七々瀬一叶を落札することはできないと本人から言われていたが、他の少年少女らの落札額を聞いていると、どうにか僕にも落札は可能であるように思われた。
 なんだ、下手に気を回して損をしたなと思っていたら開始価格が吊り上がってしまって完全にお手上げ状態の僕だけれど、もしかすると七々瀬一叶は僕に自分を落札させないために価格をつり上げる真似をしてみせたのではないだろうか。
 イレギュラーな乗客である僕と知り合い、たまたま話が弾み、その流れで僕に抱かれて一日延命することができたとしても、それは七々瀬一叶の誇りを傷つけてしまわないだろうか。
 貧乏人にその場の勢いで一度抱かれて散る女の人生なんて、それならば一度も抱かれずに散った方がよっぽど良い。
 どうせ二度と夜行列車に乗車することもできなさそうな僕相手になら、安く自分を抱かせて夢叶えてやるよりも、いっそ価格をつり上げて誰の手にも届かない高嶺の花として散ってやった方が、僕の心に一つの傷として残れると考えたのかもしれない

 なるほどなるほど、それなら納得がいく。
 考えれば考えるほど、なんて腹立たしい話だろう!

「七々瀬一叶ちゃんに入札される方はいらっしゃらないようなので……」

 オークショニアが気まずそうに競売を締め切ろうとしている。
 僕は席から立ち上がると、手を上げた。
 すると七々瀬一叶が目を大きく見開いて、やっと僕を見た。
 入札の取消が厳禁なルールをよくよく存じているつもりの僕は、高らかに行ってやった。

「言い値で買います」

 この瞬間の七々瀬一叶の顔と言ったら、僕の心に一生涯残って消えることはなかったね。

第七話ここまで


 第一話

教師が生徒に売春強要、数百人以上の客に少女らを抱かせる

第二話

好きな人の前で他の男に犯され中出しされる少女

第三話

寝取られた少女らの絶頂を横目に、売春夜行列車へ

第四話

売春オークション会場にて、奴隷少女との出会い

第五話

肉だるまの性奴隷 数多の肉体改造をされる奴隷少女

第六話

車内で手マン・潮吹きのつるぺた奴隷少女

第七話

奴隷少女の処女オークション

第八話

奴隷少女のクリトリス、舐め回して絶頂へ

第九話

奴隷少女と中出しセックス

最終話

奴隷少女を買い取った教師

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