三度目の正直で、僕は彼女に人前で全裸になってくれるように土下座しました!

三度目の土下座の思わぬ行方

第十八話 三度目の土下座の思わぬ行方

 深夜のアダルトショップで店内露出セックスを終えた。
 今、話を元に戻そう。

 俺の本来の目的はなんだったのか――!
 
芽衣に深夜の公園で露出プレイをして欲しかったのだ!

 露出プレイに慣れさせるためにセックス動画を生配信してみたり、アダルトショップの店内で露出セックスしてみたんだけれど、それらは芽衣の心境にどんな変化を与えたのだろうか?

「芽衣、今度はさ、深夜の公園で露出プレイを……してみないか?」
「公園で?」

 芽衣はパスタを茹でる手を一旦止めたものの、すぐに料理の続きに戻った。
 熱したオリーブオイルでニンニクの香りが飛ぶ。

「公園だと……つまんなくない?」
「お?」
「夜の公園なんて茂みの陰でみんなヤってるでしょ?
 今更、私たちが裸で飛び出したからって、みんな何も思わないわよ」
「………………」
「それどころか、ホテルに行くお金もない貧乏学生に思われるのがイヤよね。
 だったら高級ホテルの低層階で窓に張り付いてセックスしてた方が全然良いわよ」

 ……………………

「……キー君、どうしたの?」
「芽衣は……露出プレイに慣れすぎたんじゃないかな?」
「え、どうしたの?」
「慣れたというか、すっかり楽しみ始めてない?」
「あぁ……まぁ……そうかも」

 パスタを皿によそいながら芽衣は答える。
 露出慣れを指摘されても平然としている。
 その堂々たる振る舞いから、芽衣が羞恥心に染まる様子を想像するの難しい。
 別にストリッパーに堕ちたとまで言うつもりはないけれど、誰かに裸を見られることに、以前ほどの抵抗は無さそうだった。

 深夜の公園で露出してください!と土下座を繰り返してきておいてなんだけど、これでも芽衣に対しての独占欲は強くある。
 自分の裸を見せるのは俺だけだと芽衣にも思っていて欲しい。
 その上で他の誰かに裸を見られてしまって恥ずかしがる芽衣の姿を見たいという倒錯した性癖だったのだ。

 今のように他の誰か、不特定多数の誰かに裸を見られても平然としてる芽衣の姿など……見たくもなかった!

 すごくワガママだけどさ!

「……この前、キー君がいない時に、名前も知らないおじさんの前で思いっきり両脚を広げてきたわよ」
「……は?」
「両脚広げて、アソコの中までバッチリ見られて来たわよ?
 恥ずかしかったけど……まぁ……昔みたいな潔癖さは薄れてしまったかもね」
「え、なんで俺の知らないところでそんなことやったのさ?」

 テーブルにパスタの皿が二つ並ぶ。
 ニンニクの匂いがさらに濃くなる。
 なんで今ニンニクなんだよ! と思うくらい。

「産婦人科に行ってきたのよ、生理が来なかったから」

 芽衣は平然と語る。

「さ、産婦人科って……え、というと……」
「そう、産婦人科。
 赤ちゃんができたかどうか確かめに行ったのよ」
「マジか!」

 すっかり狼狽を隠せぬ俺。
 妊娠したのかどうか、その結果を知っている芽衣の方は妙に余裕そうだ。
 ……なんで余裕ぶるのかわかんないけど。

「でね、キー君。
 検診の結果なんだけど……それはね、今夜のセックス動画配信中に発表しようと思うの」
「な、なんで?」
「いいじゃない?
 視聴者のみんなにも知って貰いたいでしょ?
 なんか不都合ある?」

 ユーチューバーじゃ無いんだぞ?と思いつつも、懐妊しているかもしれない芽衣に強く逆らうこともできず、俺はその話を飲むことにした。
 もしかしたらお父さんになるかもしれない、なっているかもしれない事実に気が気じゃないんだけど、とりあえずニンニク多めのパスタを頂いた。


第十八話 三度目の土下座の思わぬ行方 ここまで

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